「フラペチーノ」といえば、どれも冷たくて甘い、スターバックス屈指の人気ドリンクの総称ですが、そんなフラペチーノに異質すぎる新商品が6月6日に新登場しました。その名も「ホットハニー オリエンタルマンゴー&ティーフラペチーノ」。
なんとスタバ史上初「辛い」フラペチーノなのだという。いったいどれほどの辛さなのか、そしてなによりおいしいのか?実際に注文して検証してみることにしました。
プレスリリースによると、「ホットハニー オリエンタルマンゴー&ティーフラペチーノ」は、サマーシーズン第2弾として発売中の「オリエンタルマンゴー&ティーフラペチーノ」にビリビリっと刺激的な辛さがたまらない「ホットハニー」を追加した、スターバックス初の本当に辛い「#辛フラペチーノ」とのこと。
ホイップの上にトッピングされた「ホットハニー」ソースが辛味のポイントであるようです。辛いハチミツとは……これいかに。
早速、開店から一時間後ほどの店舗を訪れると、金曜の平日ということもあり店内は比較的閑散としていました。レジにもほかの利用者はいなかったので、早速注文。
ここで軽く店員さんと話すと、なんでも「試飲段階であまりに辛かったため、ホットハニーが減量になった」「今日この商品の注文が入ったのは(筆者が)初めて」といった逸話が。うーん、逆に楽しみになってきます。
注文からほどなくして、ドリンクを受け取りました。見た目はほかのフラペチーノとあまり変わらないように感じますが……茶色いホットハニーがしっかりトッピングされているのを確認。はたしてどれほどの辛さなのでしょうか……。
■ 初めは余裕も……徐々に増していく辛味
ストローを指し、一口すすってみると……「ん?辛くなくない?」ソイミルクの自然な甘さと、濃厚な味わいのマンゴー果肉がぴったりマッチし、夏らしさ全開のスッキリとした味わいが楽しめます。
公式の案内によると、「一口目から辛さを楽しみたいなら、最初から全体をしっかり混ぜて飲んでいただくのがおすすめ」とのこと。なるほど、ストローでよく混ぜ、続けて2、3口飲むと、ようやくわずかな辛味を舌で感じ取ることができました。……が、それでも正直余裕なレベル。
「あの店員さんの話は少しおおげさだったんじゃないかな」……などと考えながら、飲み進めていると、半分くらい減ったところでついにやってきました。そう、ホットハニーの本領発揮です。
一気に舌が熱くなり、ヒリヒリとした痛みを感じるほど。冷たくて甘いフラペチーノと一緒に飲んでいるはずなのに、これはかなりヤバい。カップに貼られた唐辛子を模したホットハニーのキャラクターが、「ヒヒヒ……やっと気づいたか」とあざ笑うような表情でこちらを見つめています。
これはたしかに店員さんの言う通り、ホットハニーを減らして大正解だったでしょう。いや、むしろもう少し減らすべきだったんじゃ?
非常に辛いのは疑いようのない事実ですが、一方でこの辛さが病みつきになるのも事実。ひと口目の印象とはまた違った形で、暑い夏の始まりを感じることが出来ました。
辛味に耐えて、なんとか最後まで完飲。飲み終わるころには額にじわっと汗がにじんでいました。スターバックスでドリンクを飲んだ後に、水が欲しくなったのは正直初めてです。
今後流行るかどうかはさておき……間違いなく過去のフラペチーノとは一線を画すコンセプトの商品と言えるでしょう。
「ホットハニー オリエンタルマンゴー&ティーフラペチーノ」はTallサイズのみで税込み775円(テイクアウトの場合は税込み761円)。なお、ホットハニーは減量または増量することも可能とのことなので、勇気のある方はぜひ増量をお試しあれ。
<参考・引用>
スターバックス公式HP「プレスリリース」
(山口弘剛)