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人と猫の共存を目指す公益財団法人どうぶつ基金（所在地：兵庫県芦屋市、理事長：佐上邦久）は、長崎県壱岐市（市長：篠原一生氏）とエンゲージメントパートナー協定を締結。2025年2月18日（火）に壱岐市役所内にて調印式が実施されました。
壱岐市は、同市に貢献しようとする企業団体等とともに、あるべき未来像に向けて、双方の特長を活かし共創していくことを目的として「壱岐市エンゲージメントパートナー制度」を設けています。どうぶつ基金は、2024年度から壱岐市と協働で「TNR地域集中プロジェクト（※1）」を実施しており、この活動をきっかけとして今回の協定が実現しました。
※1 TNR地域集中プロジェクト…動物病院が少ない、ボランティアが少ない等の理由でTNR（※2）が進まない地域にどうぶつ基金自ら猫の不妊手術に特化した病院を開院し、その地域のTNRを推進するプロジェクト。
※２TNR…Trap（猫を捕獲して）、Neuter（不妊手術を行い）、Return（元の場所に戻す）の略。
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1.協定締結までの経緯
どうぶつ基金は、壱岐市からの相談を受け、2024年9月26日～29日の4日間にわたって「壱岐市さくらねこTNRプロジェクト（※）」を実施しました。
この時、飼い主のいない猫と多頭飼育崩壊状態の飼い猫、合わせて119頭に無料で不妊手術を行いましたが、壱岐市はとても大きな島。4日間の一斉TNRで対応できたのはわずか一地域のみであり、島内を見渡せば手術を必要とする猫はまだまだ多く、壱岐市には島民から不妊手術に関する問い合わせが相次いでいました。
※関連リリース「長崎の離島、壱岐島で猫100頭に無料不妊手術を実施」
※「壱岐市さくらねこTNRプロジェクト」報告書はこちら
そこで、プロジェクトの継続を希望する壱岐市と協議を重ね、新たなプロジェクト「イキイキさくらねこTNR（※）」の実施を決定。2024年12月～2025年3月の4か月にわたり、壱岐島の猫を救う一斉TNRを実施中です。12月の手術会場には篠原一生壱岐市長も視察に訪れ、このプロジェクトが壱岐島の猫問題解決に効果的であることを実感していただくことができました。
※関連リリース「壱岐島の猫を救う新プロジェクト「イキイキさくらねこTNR」実施決定！」
※「イキイキさくらねこTNR」の実施報告はこちら
2025年2月時点で、上記2つのプロジェクトによって無料で不妊手術を受けた猫は510頭にのぼります。こういった島内での活動が、今回のエンゲージメントパートナー協定の締結につながりました。
2.今後の活動
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どうぶつ基金は、壱岐市のエンゲージメントパートナーとして「イキイキさくらねこTNR」プロジェクトを2025年度も継続することを決定しました。プロジェクト継続については新たに発表いたしますので続報をお待ちください！
どうぶつ基金は、壱岐島に暮らす猫と人を救うべく、そして、壱岐島が人と猫が共存する町のモデルケースとなることを目指して、今後も活動を継続してまいります。
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公益財団法人どうぶつ基金
どうぶつ基金は、1988年に横浜で設立された民間・非営利の動物愛護団体です。活動資金のすべてを民間からの寄付でまかなっており、飼い主のいない猫や多頭飼育崩壊の犬・猫の無料不妊手術、里親探しの支援、写真コンテストの開催、啓発活動や署名活動等を行っています。
＜組織概要＞
名称：公益財団法人どうぶつ基金（Animal Action Fund）
住所： 兵庫県芦屋市奥池南町71-7
設立：1988年6月
理事長：佐上 邦久
公式サイト：https://www.doubutukikin.or.jp
