センサ・ツー・クラウド・ソリューション向けにMEMSに内蔵された機械学習コアのモデルを具現化
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1337/1416/1337-1416-3d0e4ae39f55a1537e7107d18f288445-2400x1350.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、新しいウェブベースのツールである「ST AIoT Craft」を発表しました。同ツールは、エッジノードからクラウドをつなぐAIoT(Artificial Intelligence of Things:モノの人工知能)機器の開発とプロビジョニングを簡単にします。AIoTにはSTのスマートMEMSセンサに内蔵された機械学習コア(MLC)を使用しています。
MLCはSTのユニークなMEMSポートフォリオの1つで、ディシジョン・ツリーの学習モデルをセンサ内で直接実行できます。ホスト・システムを使用することなく自律的に動作できるMLCは、低消費電力で低遅延を実現し、分類やパターン検出など、AI技術が必要な処理を効率的に実行します。
ST AIoT Craftは、センサ内AI用にMLCを利用したIoT機器の開発とプロビジョニングに必要なすべての段階を統合し、セキュアで使いやすいアプローチを提供します。クラウド上のデータをしっかりと保護し、ウェブベースの本ツールでは、デスクトップにダウンロードすることなくオンラインでアクセスできます。インストールにかかる時間を短縮できるため、AIの専門家と組込みソフトウェア・エンジニアのように異なるチームのメンバー間での共同作業が容易になります。
ディシジョン・ツリーのモデル生成用に提供されるツールとして、AutoML機能を備えています。これは、センサのデータセットに最適な属性、フィルタ、ウィンドウ・サイズを自動で選択します。このフレームワークはさらに、ディシジョン・ツリーを学習させてMLC上で実行します。そしてコンフィギュレーション・ファイルを生成し、その学習済みモデルを使えるようにします。初心者でもSTのスマート・センサを迅速かつ容易に導入できるため、AIアプリケーション開発が簡単になります。また、IoT機器をプロビジョニングするために、Data Sufficiency Module(DSM)ツールを使用してゲートウェイをプログラムできます。このDSMツールにより、クラウドに伝送するデータ・ポイントを賢くフィルタリングでき、通信の最適化と消費電力の低減を実現できると共に、今後の再学習が簡略化されます。
ディシジョン・ツリーを使用してセンサ・ツー・クラウドIoTソリューションを構築するために役立つサンプルが用意されています。ファン・コイルのモニタリングや、資産管理、人の状態認識、頭部ジェスチャなどのサンプルがあります。これらのサンプルは、SensorTile.box ProやSTWIN、STWIN.boxなどのIoT向けSTのリファレンス・ボードですぐに実行し、評価できます。また、これらのサンプルをカスタマイズできるため、独自のデータを使用したり、既存のデータセットを強化したりすることで、開発期間を短縮できます。
ST AIoT Craftは、ST Edge AI Suiteリポジトリよりアクセスすることができます。このリポジトリには、機械学習アルゴリズムの開発に必要なあらゆるソフトウェア・ツールやサンプル、モデルが含まれているため、STのエッジAI製品(STM32マイクロコントローラ(マイコン)、Stellarマイコン、MLCやインテリジェント・センサ処理ユニット(ISPU)を搭載したMEMSセンサなど)上で具現化することができます。
AIoT Craftは、オンラインを通じて無償で入手可能です。登録については、ウェブサイトをご覧ください。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250
- Home
- STマイクロエレクトロニクス、スマート・センサを使用したAIoT機器の開発を加速させるウェブベースのツールを発表
STマイクロエレクトロニクス、スマート・センサを使用したAIoT機器の開発を加速させるウェブベースのツールを発表
最近の企業リリース
-
2024/11/30 | 埼玉県
【埼玉県】「第5 回埼玉県ボッチャ交流大会」当日予選参加チーム募集!
-
2024/11/30 | 埼玉県
【埼玉県】「第5 回埼玉県ボッチャ交流大会」当日予選参加チーム募集!
-
2024/11/30 | STマイクロエレクトロニクス
STマイクロエレクトロニクス、スマート・センサを使用したAIoT機器の開発を加速させるウェブベースのツールを発表
-
2024/11/30 | RECERO株式会社
インサイドセールス代行「セルメイト」、株式会社ワンキャリアの導入事例インタビューを公開
-
2024/11/30 | 合同会社EXNOA
DMM GAMES『ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-』新登場のメモリーが獲得できるイベント「アテネス新聞☆魅力発掘街巡り!」開催!
-
2024/11/30 | SuMPO
脱炭素につながる「The POSITIVE ACTION Initiative(PAI)」を環境省と共に推進
-
2024/11/30 | 株式会社ジーアイビー
【全国54カ所目】コインランドリー「ブルースカイランドリー」×三重県伊勢市「災害時における資機材の提供に関する協定」を締結
-
2024/11/30 | 株式会社レイヤーズ・コンサルティング
レイヤーズ・コンサルティングが、日立建機株式会社の2024年版人的資本レポート「Human Capital Report 2024」作成・開示を支援
-
2024/11/30 | RX Japan株式会社
【初開催】生成AIの最新活用事例を学べる無料オンラインカンファレンスを実施
-
2024/11/30 | 株式会社&DC3
DC3のアップデートを実施 DC3マイルーム・DC3事業者コンソールの機能強化、UI/UXも向上