公益社団法人日本パッケージデザイン協会(理事長:信藤 洋二、以下JPDA)は、2025年11月26日(水)、文京シビック小ホール(東京都文京区)において、日本パッケージデザイン学生賞2025贈賞式を開催、受賞した27名の学生に大賞・金賞・銀賞・銅賞・企業賞(フジシール財団賞、王子ホールディングス賞、大阪シーリング印刷賞、寿精版印刷賞、大商硝子賞、ツジカワ賞)・審査員特別賞を贈りました。※銀賞、ツジカワ賞はダブル受賞
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大賞受賞の専門学校桑沢デザイン研究所 陳楠楠さん(右)とJPDA信藤理事長
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大賞「食べごろ動物園」
■作品コンセプト
バナナは熟成が進むと、シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が現れます。
私はこの変化に着目し、バナナのパッケージをデザインしました。熟成が進むにつれて、シュガースポットがまるで動物の模様のように見えてきます。色の変化を楽しみながら、食べごろのサインにもなるパッケージの提案です。
■JPDA理事長 信藤 洋二 コメント
バナナの皮は中身を保護するだけでなく、食べ頃も知らせてくれる天然のパッケージデザインです。シュガースポットの誤解を正し、バナナの食べ頃をスマートに知らせるこのシールは、動物に模様が現れるまで待つ時間もデザインされています。
さらに最小の材料で環境負荷を抑えており、アイキャッチ力も高く良く考え抜かれた作品です。動物が真っ黒になる前に食べてあげたくなるのが人情で、フードロスを減らす効果にも期待できるでしょう。おめでとう!
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左から、金賞受賞の金沢美術工芸大学 近間莉咲子さん、大賞受賞の陳楠楠さん、金賞受賞の専門学校桑沢デザイン研究所 巌天媛さん
■入賞作品のリストは、JPDA学生賞サイトにて公開しております。
https://student.jpda.or.jp/#winner
■入賞作品の画像は、JPDA学生賞公式インスタグラムで公開しています。
https://www.instagram.com/jpda_student_awards/
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日本パッケージデザイン学生賞とは
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にした、学生パッケージデザインアワードで、毎年開催されます。
第四回となる本年は、「FUN」をテーマとしたオリジナリティのあるパッケージデザインのアイデアを2カ月間募集し、全国の大学・専門学校から858点の応募がありました。
パッケージデザインには、中身の情報を伝達するだけでなく、形状の工夫やマーケティング、SDGsを意識したものなど、様々な要素が組み合わされてできています。近年、パッケージデザインに対する関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校のみならず、パッケージデザインに興味のある学生ならどなたでも参加することができるアワードを2022年度より開催しています。
作品のデザイン性や創造性を競い、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員による厳正な審査を経て、大賞・金賞・銀賞・銅賞・審査員特別賞などが選出されます。
また、入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録されます。
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公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、1960年に発足、パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業を行う団体として2013年に公益社団法人に移行しました。JPDAの活動は、日本パッケージデザイン大賞などの顕彰事業、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたります。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際交流、国内、そして地域まで幅広く活動しています。






















