千葉大学文学部4年の小藤那奈子さんが、「令和7年度千葉市大学市長賞」を受賞し、令和8年3月4日(水)、千葉市役所において授賞式が行われました。当日は、神谷俊一千葉市長より賞状が授与され、その後、市長との意見交換会が開催されました。

「千葉市大学市長賞」は、学生の市のまちづくりへの参加意欲を高めるとともに、大学による市のまちづくりに寄与する人材の育成を支援する目的で、千葉市のまちづくりや活性化に貢献した市内の大学・短期大学生を表彰する制度です。2015年度に創設され、毎年3月頃に授賞式および市長との意見交換会が実施されています。
令和7年度は、市内の大学生12名が受賞し、本学からは小藤さんが選出されました。
授賞式および意見交換会概要
日時:令和8年3月4日(水)11時00分~12時00分
会場:千葉市役所


小藤さんの受賞理由
千葉大学内・地域の環境改善や、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた様々な活動を学生主体で行う「環境ISO学生委員会」に参加し、1年次には千葉市フェアトレードタウン推進や児童向けフェアトレード啓発企画の責任者を務めた。2年次にはSDGs意識向上を目指す企画である「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」のプロジェクトリーダーとして環境意識の啓発活動を実践し、3年次では環境ISO学生委員会の副委員長として委員会活動全般で中心的役割を担いながら、千葉市のフェアトレードタウン認定に向けて、同市と連携しながら様々な活動に取り組み、現在も後輩の指導にあたっている。環境意識の啓発やSDGs達成に関して高い志を持って環境ISO学生委員会での活動に取り組み、持続可能な地域社会の構築に貢献した。
意見交換会の概要
意見交換の場では、神谷市長より、フェアトレードの推進について「行政を含めた地域全体で取り組むことが重要であり、千葉市としても推進している。今後どのようにフェアトレードを進め、タウン認定を目指していくべきか」との問いかけがありました。
これに対し小藤さんは、活動を通じてフェアトレードの認知度が依然として十分ではないこと、特に直接購買行動を行う大人世代へのアプローチの難しさを感じてきたと述べました。そのため、子ども向けの絵本制作などを通じて、子どもをきっかけに保護者世代へと意識を広げる工夫を行ってきたことを紹介しました。また、千葉市がフェアトレードタウンとなることが市民の誇りにつながり、行動変容を促す一助になるとの考えを示し、今後も活動を続けていきたいと語りました。
これを受けて神谷市長は、市民一人ひとりの行動変容の難しさに触れつつ、「呼びかけるだけでなく、きっかけをつくることが重要である。今後も千葉市としてフェアトレードを推進していくので、引き続き意見を寄せてほしい」と応じました。



受賞した小藤さんのコメント
大学生活の最後に、これまで力を入れて取り組んできたフェアトレードの啓発活動に関して表彰をしていただけたことを、大変光栄に思います。2022年、所属していた環境ISO学生委員会にて企画立案の機会があり、高校の授業で印象的だったフェアトレードをテーマに啓発活動を始めたのがきっかけでした。子どもたちに楽しくフェアトレードを学んでもらえるような絵本・ワークショップづくりを行い、千葉市では今年2026年のフェアトレードタウン認定取得を目標としていることから、市内のフェアトレードイベントへも積極的に参加してきました。学業面では社会学を専攻しており、大好きな地域というフィールドで社会学的な学びを得ながらもフェアトレード活動を行えることに、やりがいを感じていました。学生委員会を引退した今でも、市民団体である千葉市フェアトレード推進グループの副代表として活動を続けています。
今回の受賞は大変光栄なことですが、受賞やフェアトレードタウン認定は「活動のゴール」ではないと認識しています。4月からは千葉市職員として入庁することが決まっているため、今後もフェアトレード活動にさらに力を入れるとともに、社会学で学んできた地域の実情に寄り添える市職員でありたいです。























