川崎市とBioM(バイオエム、正式名称:BioM Biotech Cluster Development GmbH、Managing Director:Prof. Dr.Ralf Huss(ラルフ フス))は、経済交流を継続し、連携した取組を更に強化・推進することを目的として、令和11年2月までの3年間、覚書を更新することで、2月28日(土)に合意しました。
本市とBioMは、平成29年11月24日に経済交流に関する覚書を締結して以来、令和2年、令和5年と協定を更新しながら8年間、両者の協力によるライフサイエンス分野におけるイノベーション創出に向けた連携・交流の取組を推進してきました。
今回の更新では、川崎区殿町のキングスカイフロントにおける企業及び研究機関等が連携したクラスター運営に一層寄与するものとするため、クラスター運営を進めている公益財団法人川崎市産業振興財団(理事長:鈴木 毅(すずき たけし))を新たに加えた3者での覚書とすることで、同財団と市が一体となった取組を推進します。

(写真左)公益財団法人川崎市産業振興財団 鈴木理事長、(写真右)BioM Managing Director Prof. Dr. Ralf Huss
1 覚書の名称
「Memorandum of Understanding on Economic Exchange」(経済交流に関する覚書)2 目的
川崎市とバイエルン州におけるライフサイエンス分野のイノベーション創出に向けた国際連携の一層の強化を図ることを目的とし、以下の取組を進めます。- バイエルン州と川崎市双方の地域のライフサイエンス企業等の進出拠点を確立する。
- 今後、特定分野ごとの協定を締結するための基本的な枠組みを整える。
- 協定を発展させ、共同プロジェクトを促進する。
- 双方の地域のエコシステムに資する強固で長期にわたる関係を構築する。
- 分野毎の知識や意見を交換する。
3 締結日
令和8年2月28日(土)4 有効期間
3年間(令和11年2月27日まで)5 川崎市、川崎市産業振興財団、BioMのコメント
○川崎市長・福田紀彦のコメントBioM と川崎市、さらに川崎市産業振興財団を新たに加え、MOU を更新できることを、大変喜ばしく思います。
川崎市は、2017 年の MOU 締結以来、BioMとの継続的な交流をはじめとして、グローバルのネットワークを構築し、キングスカイフロントのクラスター形成に生かしてまいりました。
今回の更新では、キングスカイフロントのクラスターマネジメントを担う川崎市産業振興財団が加わることで、双方の拠点において、スタートアップ支援をはじめとするエコシステム構築に向けた様々な取組がこれまで以上に充実していくことを期待しております。
本市との協力関係の継続およびこれまでのご尽力に深く感謝申し上げるとともに、今後、協力関係がさらに発展し、取組が一層深化することで、グローバルな社会課題の解決につながる成果が生み出されることを心より楽しみにしております。
○公益財団法人川崎市産業振興財団 理事長・鈴木毅のコメント
2017年のMOU締結以来、両拠点は8年間にわたって良好な関係を保つことができました。これまでのBioMの温かいご支援に感謝を申し上げるとともに、新たなMOU締結が実現したことを嬉しく思います。
8年間で川崎キングスカイフロントは大きく成長しています。立地する機関や企業が大きく増え、さらにインキュベーション事業iCONM in collaboration with BioLabsや、創薬スタートアップの成長を支援するエコシステム形成プロジェクトが大きな成果を上げています。私たちKIIP(川崎市産業振興財団)は、川崎市が進めるライフサイエンス産業振興政策の事業実施組織であり、MOUに基づいて多くの連携事業を生み出していきたいと考えています。そして、両拠点の共創によって作り出されるエコシステムにより、両拠点がさらに発展し、連携の絆が強固なものになることを願っています。
○BioM Managing Director Prof. Dr. Ralf Hussのコメント
川崎市との間で締結しているMOUを更新するとともに、今回新たにKIIPを本連携の重要なパートナーとして正式に迎えることができることを、大変嬉しく思います。2017年の最初の協定締結以来、本パートナーシップは、両地域のライフサイエンスエコシステムの間で、信頼に基づく実りある協力関係へと発展してきました。これまで、共同プロジェクト、代表団の相互訪問、エコシステム視察などを通じて、スタートアップ、インキュベーター、研究機関、産業界を結ぶ具体的な連携が実現してきました。
近年、BioMはヨーロッパ有数のライフサイエンス拠点としての地位をさらに強化するとともに、自らのインキュベーターである「Munich Accelerator Life Sciences & Medicine(MAxL)」を立ち上げ、エコシステムを拡充してきました。こうした背景のもと、KIIPの参画は、特にインキュベーション、イノベーション支援、国際市場へのアクセスといった分野において、大きな相乗効果をもたらすものと考えています。
今回の更新は、これまで築いてきた成果をさらに発展させ、イノベーション、起業家支援、国際連携を促進する新たな共同事業を推進していくという、私たちの共通の意思を改めて確認するものです。川崎市との継続的なパートナーシップと積極的な取り組みに心より感謝するとともに、両地域に持続的な価値をもたらす次の協力のステージを大変楽しみにしています。
6 覚書締結の様子
川崎市産業振興財団理事長がドイツ・ミュンヘンを訪問し、締結式を開催しました。
(写真左)公益財団法人川崎市産業振興財団 鈴木理事長、(写真右)BioM Managing Director Prof. Dr. Ralf Huss
7 これまでの取組
川崎市とBioMは、平成29年の覚書締結以来、双方の拠点を相互に訪問し、ライフサイエンス分野における拠点形成に関する情報交換や人的ネットワークの構築を進めてまいりました。さらに、複数回にわたりビジネスマッチングイベントを共同開催し、両地域の企業が連携を開始するための機会創出にも取り組んでまいりました。また、令和4年に川崎市産業振興財団がナノ医療イノベーションセンター(iCONM)内にインキュベーション施設を開設して以降は、スタートアップ支援の分野でも協力関係を深め、創薬領域のスタートアップを対象としたセミナー等を連携して開催してきました。
※「BioM」とは
1997年に設立されたミュンヘン及びバイエルン州におけるバイオテクノロジー産業の中心的なネットワーク組織であり、非営利団体として、広範なネットワークを活用し、バイエルン州のライフサイエンス企業を国内外の適切なパートナー企業と繋げるための中心的な役割を担っています。
また、バイエルン州経済省の委任を受けて、ドイツ・バイエルン州のバイオテクノロジーに関するクラスターの管理運営を行っています。
※「キングスカイフロント」とは
川崎区の殿町地区(羽田空港の南西、多摩川の対岸)に位置する、世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点です。約40haに及ぶこのエリアには、約80機関が立地しており、健康・医療・福祉、環境といった課題の解決に貢献するとともに、この分野でのグローバルビジネスを生み出すことで、日本の成長戦略の一翼を担います。
問合せ先
川崎市臨海部国際戦略本部成長戦略推進部 園田電話 044-276-9207
(公財)川崎市産業振興財団殿町キングスカイフロントクラスター事業部 来栖
電話 044-589-4780























