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４度同じカードで戦った本と西山。
2025年12月14日（日）、日本武道館で開催された「天皇盃 皇后盃 第53回全日本空手道選手権大会(個人戦) 」および「第4回全日本空手道団体形選手権大会(決勝戦)」が全日程を終了しました。個人戦では全種目の選手が初優勝チャンピオンとなりました。団体形選手権では、男子（全空連推薦）が２連覇、女子（帝京チーム）が初優勝を勝ち取りました。
天皇盃 皇后盃 第53回全日本空手道選手権大会（個人戦） 結果
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"4度目の正直"で優勝を決めた本一将
●個人形（男子）優勝：本一将
準優勝：西山走
第3位：菊地凌之輔、岡本拳
４度目の挑戦でついに悲願の初優勝を果たした本。難易度の高い回転からの蹴りを鮮やかに決め、会場は大歓声に包まれた。優勝決定の瞬間には歓喜の男泣きを見せ、インタビューでは「やっと、やっとこの舞台で優勝できた」と喜びを語った。対する西山は、世界選手権、全日本選手権大会の連続優勝を狙って挑んだが、あと一歩及ばず惜しくも２位で終わった。今後の大会での巻き返しに大きな期待が寄せられる。
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チャタンヤラクーサンクーを演武する三島きり
●個人形（女子）優勝：三島きり
準優勝：尾野真歩
第3位：東佐江子、村山ほのか
初優勝を飾った三島きり。得意とするスピードとキレのある演武で最後まで崩れることなく演武し、2.2点差で堂々たる勝利で頂点に立った。一方、尾野は安定感のある重厚な演武で観客を魅了し、最後まで優勝争いを演じたが結果は惜しくも２位で終わった。
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長いリーチを生かした攻撃を繰り出す阿部
●個人組手（男子）優勝：阿部遥佑
準優勝：崎山優成
第３位：嶋田力斗、小崎友碁
一本を鮮やかに決め、阿部が見事に初優勝を果たした。197cmの長身阿部と兄弟優勝が懸かる崎山の激しい得点争いとなり、観客の声援で会場がより一層盛り上がった。前半は崎山の戦略が見事に威力を発揮したが、後半阿部が戦法を変え得点につなげ最後は7-5で阿部が勝利した。
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同志による白熱の戦いに観客も息をのんで見守る。
●個人組手（女子）優勝：崎山紬
準優勝：小堂利奈
第3位：永井カンナ、武田蒼生
残り0.03秒という土壇場で突きを決め、崎山が見事初優勝を決めた。２年連続で同カードの対戦となった二人だったが、崎山が昨年の下剋上を果たす結果となった。ナショナルチームで共に技を磨いてきた２人による白熱の一戦に、会場は大きな熱気に包まれた。
■第4回全日本空手道団体形選手権大会（団体戦） 結果
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二連覇を達成した全空連推薦（前年度優勝）
●団体形（男子）優勝：全空連推薦（前年度優勝）
準優勝：同志社大学
前年度王者がその実力を余すところなく発揮し、見事２連覇を達成した。力強い足音が会場内に響き渡り、分解では技が決まるたびに大きな歓声が上がった。惜しくも２位となった同志社大学。インカレ優勝経験を持つ渡辺選手を筆頭に、実力派チームとして高い技術とチーム力を発揮。優勝には届かなかったものの、来年以降の飛躍が期待される。
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分解で大技を決める帝京チーム
●団体形（女子）優勝：帝京チーム
準優勝：国士舘大学
高校生、大学生から成る帝京チームに勝利の女神がほほ笑んだ。練習では苦戦したという大きな投げ技を見事に決め、大歓声の中、挑戦者として挑んだ戦いで見事に優勝を制した。現在高校３年生、来春帝京大学へ進学する小林は嬉し涙で喜びを表現した。対する国士舘大学は準決勝同様、力強いチームワークで目線もぴったり合わせ息の合った演武を見せたが結果は惜しくも２位で終わった。試合後は３人ともが悔し涙を見せていたが、会場を後にする背中は来年へのリベンジを決意したようにも見えた...。
■大会ハイライト
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抜群のチームワークを見せるも惜しくも2位となった国士舘大学
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安定したバランス力を見せ、歓声を浴びた同志社大学
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惜しい結果となったが、安定した演武を披露した尾野
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世界選手権優勝者の威厳をみせた西山
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激しい攻防を見せる小堂
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一瞬のスキも見せない緊迫した間合いを保つ阿部と崎山
■開催概要
大会名：第53回全日本空手道選手権大会／第4回全日本空手道団体形選手権大会
開催日：2025年12月13日（土）<男女団体組手/団体形予選>
2025年12月14日（日）＜男女個人組手・個人形/団体形決勝＞
会場：東京武道館(12/13)・日本武道館(12/14)
主催：公益財団法人全日本空手道連盟
■主催団体概要
公益財団法人 全日本空手道連盟（JKF）
所在地：東京都江東区辰巳
公式サイト：https://www.jkf.ne.jp
