ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、2021年7月に迎えた創業60周年の記念事業の一つとして、2022年7月からコンサベーション・インターナショナル、アマゾン環境研究所(IPAM)と連携し、ブラジル・パラー州トメアスで森林再生プロジェクトを実施しています。
当社では、9つのマテリアリティ(優先して取り組むべき重要課題)を特定しており、その一つに「地球環境保全への貢献」があります。アマゾン森林再生プロジェクトは、このマテリアリティに対する取り組みで、家族で農業を営む小規模農家と協力し、劣化した土地の森林再生と生産的利用の試験的な実施と拡大を目的としています。この取り組みは、気候変動の緩和・生物多様性の保全・現地農家の暮らしの安定に寄与します。第一期の成果は、世界有数の生物多様性を誇るアマゾンの中心部で、森林を伐採することなく持続可能な社会経済的利益を得られることを示し、平均281%※の収益性を実証しました。
※第一期の最終報告書のデータに基づき、プロジェクトの支援を受けて農産物を商業化し、純収入を得た受益者の実績を反映しています。一般的なROI(投資利益率)の考え方で、プロジェクト支援活動による収益と投資額を基準に算出しています。この「平均281%」は、第一期にプラスの財務結果を報告した受益者全体の平均値です。
【検証結果と地域の課題】
試験的な実施の結果、経済的・環境的に大きな成果が得られることが明らかになり、「アグロフォレストリーシステム(SAF)」の有効性が実証されました。
トメアスは、アマゾンで最も生物多様性が豊かな地域の一つ「ベレン自然保護区(CEB)」に位置しますが、同時に最も脅威にさらされている地域でもあります。CEBの森林の約70%がすでに伐採され、トメアスでは約60%が失われています。2018年から2023年には、年間平均239件の火災が記録され、2021年から2023年にかけて約90%に増加しました。これは農業生産性と地域生態系の安定性に深刻なリスクをもたらしています。
当社は、森林再生プロジェクトの第一期に7つの地元農家の9.77haの土地に20,879本の多様な苗木を植え、植林後の土地では、育っていない苗木の再植林や草取り、有機マルチの設置など、それぞれの状況に適したメンテナンスを行うことで、苗木の成長と土壌の回復を促しています。
この地域はよく知られたアグロフォレストリーの拠点であるにもかかわらず、依然として社会経済的な課題に直面しています。一人当たりのGDPは約16,000レアル(約48万円)で、州平均を下回っています。これに対し、プロジェクトの支援を受けた農家は、SAFで生産したスイカやキャッサバ、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、キュウリ、米、トウモロコシなどの販売だけで最大16,400レアル(約49万円)の収入を得ました。この事例は、地域の所得向上に向けたアプローチとしての高い可能性を示しています。
作物の多様性によって、年間を通じた収穫が可能になり、安定した収入の基盤となります。さらに、栽培種の多様化はリスクを軽減し、食料安全保障にも大きく貢献します。アマゾンは物流が整備されていないため、食料品の価格が高く、自家消費用の食料購入費削減にもつながっています。
【今後の活動】
当社は、2022年7月から2024年6月までを第一期として植林をメインに活動してきました。2024年7月から2029年6月までを第二期として、第一期で植えた樹木の管理や成長のモニタリング・現地農家が森林再生の技術とメンテナンス方法を身に着けられるよう技術指導・残りの苗の植林を予定しています。森林火災、気候変動の影響などプロジェクトを進めていく上での課題にも対応しながら活動を展開し、長期的な視点で森林の再生と生物多様性の保全を進めていきます。
【生産型森林再生とは】
生産型森林再生は、商業価値のある樹種の植栽を優先する生態系回復のアプローチです。その代表的な例が「アグロフォレストリーシステム(SAF)」です。同じ土地で在来種と農作物を組み合わせることで、生産と再生を効率的に両立させ、農家のニーズに応えます。この戦略は、劣化した土地を回復しながら持続可能な生産と流通の仕組みを構築し、収入を生み出すことで、農村地域の人々の暮らしを支えます。同時に、種の多様性を促進し、炭素吸収や自然環境の回復力向上を通じて、気候変動の緩和と適応にも寄与します。
気候変動による降雨パターンの変化や頻発する異常気象の増加が、経済と環境のリスクを一層高めています。このような状況に対し、生産性を重視した森林再生は、環境・社会・経済の利益を同時に実現する重要な解決策として注目されています。
コンサベーション・インターナショナル・ブラジルのウェブページにもレポートが掲載されていますので、以下URLよりご覧ください。
https://brasil.conservation.org/news/iniciativa-mostra-que-restauracao-produtiva-com-apoio-na-amazonia-pode-gerar-retorno-medio-de-281
◆コンサベーション・インターナショナル(CI)について
コンサベーション・インターナショナルは、すべての人のために自然保護に取り組む国際環境NGOです。科学・政策・金融を基盤に、気候変動や生物多様性、人々の暮らしに不可欠な自然環境の保全を推進しています。現在、30カ国に拠点を構え、100以上の国と地域でプロジェクトを展開し、政府、企業、市民社会、先住民族、地域コミュニティと連携し、気候変動対策、海洋保全、そしてネイチャーポジティブな社会の実現に取り組んでいます。
Webサイト:https://japan.conservation.org/
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【大塚商会】アマゾンでの生産型森林再生、平均281%の収益性を実証
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