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日本で最も人気のあるモバイルブラウザが収集しているのは 過剰な量 のユーザーデータです

update:
Surfshark B.V.


Surfsharkは、Google Playストアに掲載されているプライバシーポリシーをもとに、最も人気のあるモバイルブラウザ15種を対象とした最新のプライバシー分析を公開しました。

主な調査結果
- Yandex、Microsoft Edge、Google Chromeの3つが、最もプライバシーリスクが高いブラウザとして判明しました。Yandexは収集可能な38種類のユーザーデータのうち25種類を収集し、Microsoft Edgeは20種類、Google Chromeは19種類を収集しています。
- これら3つのブラウザは、写真、音声・サウンド録音、ウェブ閲覧履歴、ユーザーの支払い情報など、過剰ともいえる種類のデータを収集しています。さらにYandexは、ユーザーのアプリ内メッセージまで収集しています。
- 日本では、主要なモバイルブラウザとしてChrome(47%)とSafari(46%)がほぼ同じ割合で利用されており、Samsung Internetブラウザの利用率は約2%です。
- モバイルブラウザ利用状況に基づく日本のプライバシーリスクリスコアは13.36でした(最高リスクはベネズエラの18.7、最低リスクはノルウェーの11.11)。日本はオーストラリア(13.11)、ドイツ(13.56)、香港(13.95)と同程度のリスク範囲に位置しています。
より詳細な情報については、以下のプレスリリースをご参照ください。

敬具
Monika



2026年1月27日
詳細情報:monika.visockyte@surfsharkpress.com


プライバシー分析2026:モバイルブラウザはなぜあなたのあらゆる情報を知りたがるのか、そして日本のリスクスコア

Surfsharkが、最も人気のあるモバイルブラウザ15種とPlayストアのプライバシーポリシーを対象にデータ収集状況を調査した最新レビューによると、プライバシーリスクが最も高いブラウザはYandex、Microsoft Edge、Google Chromeであることが明らかになりました。日本では、主要なモバイルブラウザとしてChrome(47%)とSafari(46%)がほぼ同じ割合で利用されています。


なぜブラウザは過剰な量の情報を収集するのか?

もし、Instacartの(ある 米国の食料品技術企業) 「異なる価格テスト」において、同じ食品に対して、どうやらユーザープロファイルに基づき、購入者に異なる価格が請求されていたことが気にかかるのであれば、企業がなぜあなたのデータを収集し利用するのかを知ることは、興味深いかもしれません。

調査によると、一部のモバイルブラウザは過剰ともいえる量の情報を収集していることが示されています。Playストアのプライバシーポリシーによれば、Yandexは収集可能な38種類のユーザーデータのうち25種類を収集し、Microsoft Edgeは20種類、Google Chromeは19種類を収集しています。

「財務情報、写真、動画、ウェブ閲覧履歴など膨大な種類のユーザー情報に加えて、YandexとGoogle Chromeは位置情報も収集しています。Microsoft EdgeとYandexはユーザーの連絡先、ファイル、文書も収集します。SurfsharkのシニアプロダクトマネージャーであるJustas Pukys氏は、特筆すべきは、分析されたすべてのブラウザの中で、Yandexだけがアプリ内メッセージ ,」とコメントしています.

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/176142/1/176142-1-a3d0d20350d720d5b98ab1b65ef9ffe2-3900x2681.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



これら3つのデータ収集量が多いモバイルブラウザの開発元は、ユーザーの連絡先、ファイル、文書、ウェブ閲覧履歴といったデータを、アプリの機能向上、分析、パーソナライズ、アカウント管理、不正防止・セキュリティ・コンプライアンス目的で収集しているとしています。Yandexがユーザーのアプリ内メッセージを収集する理由も、この「不正防止、セキュリティ、コンプライアンス目的」として記載されています。

モバイルブラウザがユーザーデータを第三者とどのように共有しているのかをさらに掘り下げてみると、Yandexはユーザーの支払い情報を共有していることがわかります。Microsoft Edgeは、おおまかな位置情報と正確な位置情報、さらにユーザーID(個人を特定できる識別子)を共有しています。Alohaはクラッシュログ、おおまかな位置情報、正確な位置情報を共有しています。一方Phoenixは、アプリのクラッシュログ、診断情報、その他のアプリパフォーマンスデータ、アプリの操作情報、デバイスIDまたはその他のIDを共有しています。

「ブラウザが収集するデータが増えれば増えるほど、あなたのオンライン上のプライバシーは失われていきます。データの共有に同意すると、そのデータがどのように使われるかについてのコントロールを失います。今回の調査が示しているように、ブラウザはデータを収集するだけでなく、それを第三者と共有しています。閲覧習慣や興味関心は、健康上の懸念、経済状況、政治的見解、個人的な悩みなど、非常にセンシティブな情報を明らかにする可能性があり、人々が通常、公に共有したいとは思わない内容です」とPukys氏は述べています。

「プライバシーポリシーを意識している」と答える人が10人中2人しかいないことを踏まえると、ブラウザ企業はユーザーの個人情報を大量に収集していることになります。

一方で、調査によると、最もプライバシーに配慮したブラウザのひとつはEcosiaであり、収集するデータタイプは4種類にとどまっています。Samsung Internet Browserが収集するデータタイプは2種類のみで、Brave、Mi Browser、Torに至ってはユーザーデータを一切収集していません。


ブラウザ利用状況に基づく日本のプライバシーリスクスコアは?

世界のモバイルブラウザ市場の94%は、3つのブラウザが占めています。Chromeが68.5%で首位、次いでSafariが22%、Samsung Internetが3.5%となっています。日本では、主要なモバイルブラウザとしてChrome(47%)とSafari(46%)がほぼ同じ割合で利用されており、Samsung Internetブラウザの利用率は約2%です。

Surfsharkは、各国のユーザーが使用しているブラウザに基づき、どの国が最もプライバシーリスクが低いか、または高いかを分析し、それらの傾向を示す地図を作成しました。データ収集量の多いブラウザを使用する人口が多い国ほど、プライバシーリスクスコアが高くなります。

分析結果によると、日本はプライバシーリスクが高い国の一つとして位置づけられています。モバイルブラウザ利用状況に基づく日本のプライバシーリスクリスコアは13.36でした(最高リスクはベネズエラの18.7、最低リスクはノルウェーの11.11)。日本はオーストラリア(13.11)、ドイツ(13.56)、香港(13.95)と同程度のリスク範囲に位置しています。

ノルウェー、韓国、スウェーデン、スイス、デンマーク、カナダ、アメリカ、台湾のユーザーは、平均して最もプライバシーに配慮したブラウザを使用しています。一方、ロシア、ハンガリー、ブルガリア、セルビア、メキシコ、フィリピン、インド、ブラジル、ベネズエラ、エチオピアなどの国々では、最もデータ収集量が多く、プライバシーリスクの高いブラウザがよく使用されています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/176142/1/176142-1-cb7bf94f8c3aa29d32266b2d2a2740a0-3900x2681.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




自分のデータを安全に扱うには?

「収集されたユーザーデータによって、企業はあなたのデジタルプロフィールを作成し、行動を予測し、それに基づいて異なる価格や広告、オファーを表示するといった判断ができるようになります。企業が侵害を受けたりデータを不適切に扱ったりすれば、あなたの情報が漏洩・流出する可能性は非常に高くなります。2025年のデータ侵害で最も多く漏えいしたのは、個人を特定できる顧客情報だったという調査結果もあると、Pukys氏は指摘しています。

彼は、まずプライバシーに配慮したブラウザを使い始めることを強く推奨しています。それが難しい場合は、個人情報をできるだけ提供せず、ブラウザの動作に最低限必要な情報のみを共有するようにすべきです。また、定期的にブラウザアプリの権限を見直し、パスワードマネージャーを使用してアカウントのパスワードを安全に管理することも忘れないようにしましょう。

「ブラウジング中にVPNを使用することで、インターネット通信が暗号化され、IPアドレスが隠されるため、特に公共ネットワークでは保護層が一つ追加されます。データ侵害が発生した場合は、個人情報が漏えいしていないか確認するための専用ツールを使用し、必要に応じて対応するようにしてください」とSurfsharkの専門家は注意を呼びかけています。

方法と情報源

調査期間:2025年12月1日 ~ 2025年12月23日

今回の調査では、人気のあるモバイルブラウザを15種類選択し、Google Play Storeのプライバシーポリシーページを分析しました。各ブラウザが収集するデータの種類の数、それらのデータの種類のうち第三者と共有されるデータの種類の数、これらのデータを収集する目的の記載を調査しました。SafariはPlay Storeでは利用できないため、SafariのデータはApple App Storeから収集し、Google Play Storeのデータと相互参照しました。

また、以下の2つのエージェント型AIブラウザについても同様にプライバシーポリシーを検証しました。OpenAI AtlasとPerplexity CometAtlasはまだモバイルでリリースされていないため、代わりにChatGPTアプリのデータ収集慣行を調査しました。

また、分析した160か国のそれぞれで使用されているブラウザのシェア上位5位まで特定しました。収集されるデータの種類と第三者と共有されるデータの種類を合計し、ブラウザのプライバシーリスクスコアを作成しました。各国について、各トップブラウザのプライバシーリスクスコアにそのブラウザの使用シェアを掛け、さらにその国における上位5種類のブラウザの使用割合の合計で割りました。この調整は、調査対象に含まれていなかったブラウザを考慮したものです。

例えば、ある国のモバイルブラウザの市場シェアが、80%がChrome、15%がSafari、5%がSamsung Internetの場合、その国のプライバシーリスクスコアは以下のように計算されます:
(0.8 × 19 [Chromeのプライバシースコア]) + (0.15 × 8 [Safariのプライバシースコア]) + (0.05 × 2 [Samsung Internetのプライバシースコア]) = 16.5。

最終的に、国別のプライバシーリスクスコアが得られました。これらのスコアを国間で比較することで、ブラウザの使用に関連する世界的なプライバシーの傾向を把握できました。

本調査の完全版資料については、こちらをご覧ください。

Surfsharkについて

Surfsharkは、監査を受けたVPN、認証を受けたアンチウイルス、データ漏洩警告システム、プライベート検索エンジン、オンラインアイデンティティ生成ツールなどの製品を提供しているサイバーセキュリティ企業です。Surfsharkは、CNETとTechRadarから大手VPNとして認定されており、FT1000: Europe's Fastest Growing Companiesランキングにもランクインしています。Surfsharkは、オランダに本社は置き、リトアニアとポーランドに事務所を構えています。Surfsharkの事業とハイライトについては、年次総括をご覧ください。他の研究プロジェクトについては、研究ハブをご覧ください。

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