熊本の竹のお箸メーカー株式会社ヤマチク(本社:熊本県玉名郡南関町久重330、代表取締役:山崎彰悟)は、2026年1月23日より、「自己申告型給与制度」を導入しました。社員が自ら1年間の貢献内容と希望給与額を申告し、会社と合意のうえで給与契約を結び直す制度で、熊本県内企業では初の取り組み*となります。本制度の導入により、ヤマチクでは年間約1,100万円の給与総支給額増加を予定しています。
*「熊本県内初の取り組み」について:ヤマチクによる自社調査、熊本県内事業者関係機関への聞き取りをもとにしています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144735/15/144735-15-f8777e3fcde436d0b63b64377829fb98-1500x1001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自己申告型給与制度とは
自己申告型給与制度とは、社員一人ひとりが一年間で会社へどのような貢献をするのかを自ら定め、その内容を前提として希望する給与額を申告する制度です。従来の給与制度では会社が業務実績を評価し社員はその評価を受ける立場であったのに対し、本制度では、社員自らが給与を決めることに一番の特徴があります。また、実績評価ではなく、未来の貢献に対する約束を社員は行い、会社は貢献に対して投資をするという、業務前に給与額を定義することも従来型の制度との違いの一つです。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144735/15/144735-15-3fb864790268af355e8fa613a3484743-3900x2600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
導入背景
ミッション・ビジョン・バリューを人事制度に実装ヤマチクでは、ビジョンとして「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」を掲げています。お客様に愛される製品をつくるため、つくり手としての責任を常に自らに問い、仲間とともに価値をつくり、最終的にはモノそのもので評価される。そうした姿勢を日々の仕事の中で大切にしています。一方で、給与を他者に決められる仕組みのままでは、自分の仕事や貢献と報酬との関係が見えにくくなり、待遇への不満や他人との比較が生まれやすく、働くことが受け身になってしまうという構造的な課題があると感じていました。自分で決めた給与であれば、その責任も自分が担うことになります。社員一人ひとりが「会社から何を求められているのか」「自分は何ができるのか」を自ら考え、仲間と向き合いながら仕事に取り組める組織であるために、ヤマチクは自己申告型給与制度の導入を決断しました。
▷ヤマチクのミッション・ビジョン・バリュー詳細はこちら
▷導入背景についての詳細の記事はこちら
採用市場が加熱。賃金環境の変化による制度見直し
近年、熊本県内では最低賃金の上昇が続いており、2026年1月には時給1,034円と、初めて1,000円台に達しました。加えて、半導体関連企業の進出により、採用市場は年々過熱しています。その結果、新規採用における給与水準は引き上げざるを得ない一方で、既存社員の給与が相対的に上がりにくくなるという給与の不整合が生じやすい状況にあります。
ヤマチクにおいても、従来の給与制度のままでは、こうした賃金環境の変化に十分に対応できないという課題を感じていました。こうした社会背景も踏まえ、社員一人ひとりの貢献と給与の関係を改めて見直す必要があると判断し、自己申告型給与制度の導入に至りました。
導入結果
制度導入にあたり、ヤマチクでは全社員と個別面談を実施しました。その中で、業務改善や新たな挑戦に関する具体的な貢献提案が言語化され、従来は曖昧だった役割や責任の所在が整理され始めています。申告された貢献内容を実現するため、権限や役割の明確化が必要と判断されたケースでは、新たな役職を設けることにもつながりました。給与を自ら申告するプロセスを通じて、仕事を自分ごととして捉える動きも広がり始めています。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144735/15/144735-15-83930e7b9002d2e8bbc5fed6018f9c74-1500x1001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144735/15/144735-15-a5dc1972e358aaedb8a78ad830d80b5f-1000x667.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社員からのコメント
「自分と向き合わないと、提案できない制度」(入社13年/女性/検品・出荷)
木村石鹸の木村社長のお話を聞いていたので、制度自体は以前から知っていました。記事や本も読んでいて、「すごい制度だな」と感じていましたね。
私は普段からランチ会を企画して、社員同士がコミュニケーションを取れる場をつくってきたので、提案内容も「人と関わること」を軸に考えました。
この制度は、自分自身としっかり向き合わないと提案ができません。結果的に、自分を見つめ直す良い機会になりました。
環境も働き方も一人ひとり違う。その違いをお互いに認め合うことが大切だと、改めて感じました。面談を通して「会社に対して自分がどう考えているのか」が明確になり、会社にとっても、すごく良い制度なのかもしれないと思いました。
「仕事への責任が、これまで以上に自分ごとになった」(入社3年/女性/製造)
自分の給与を自分で決めるのは初めてのことで、正直とても難しかったですし、何より1on1の面談は緊張しました。
貢献内容を考える中で、「今やっている仕事以上に、自分に何ができるだろう」と、かなり考えましたね。
また、普段感じていた小さな課題、たとえば「機械の調整に時間がかかって、加工数量が落ちているな」といったことも、改めて見つめ直すきっかけになりました。
自分の給与を自分で決めることで、これまで以上に仕事に対する責任を持てるようになったと感じています。
代表メッセージ
自己申告給与制度というと、「自己PRが得意な人が有利なのでは?」と思われがちですが、ヤマチクの制度は、アピールが上手い人が評価される制度ではありません。大切なのは、どれだけ立派な言葉を並べられるかではなく、自分で決めた約束に、どれだけ真剣に向き合い続けられるかです。
1年間で何をするのか。それは本当に実行できる内容なのか。できなかったとき、その理由をどう受け止めるのか。すべて、自分自身との約束です。他人や環境のせいにすることはできません。でもその分、仕事への向き合い方は、確実に「自分ごと」になります。
ヤマチクが自己申告給与制度を導入したのは、「働くこと=必要悪」という価値観から、一歩先へ進みたかったからです。
自分で決めて、覚悟を決めて働いたほうが、結果的に人は幸せになれると、私は思っています。
ヤマチク代表取締役 山崎彰悟
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144735/15/144735-15-65019f9dcb461b79eb2f72fc303bba1b-1280x854.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヤマチクについて
「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」をビジョンとして掲げる、熊本県南関町の竹の箸メーカー。創業から60年以上、「竹の、箸だけ」を作り続けてきました。材料に使う竹も地域の山々から一本ずつ切り出し、日本で唯一の純国産の竹箸を作っています。
初の自社ブランドokaeriは、Pentawards、ニューヨークADCなど海外賞を多数受賞。国内外で評価を得ています。2023年11月には、工場敷地内に直営のファクトリーショップ「拝啓」をオープン。2025年8月に公開した短編映画『いただきます』は、13万回再生を突破し多くの共感と話題を呼んでいます。
会社概要
企業名 : 株式会社ヤマチク
代表者 : 代表取締役 山崎彰悟
所在地 : 熊本県玉名郡南関町久重330
創業 : 1963年1月1日
設立 : 1991年5月13日
URL : https://www.hashi.co.jp/























