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東大IPC運用の「大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合」(略称:ASAファンド)新規組合員を迎えファイナルクローズ

update:
東大IPC
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:植田浩輔、以下「東大 IPC」)は、2024年に設立した「大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(Academic Startup Acceleration、(以下「ASAファンド」)」について、この度、新たに三菱UFJ信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:窪田博)、城南信用金庫(本社:東京都品川区、理事長:林稔)、株式会社山梨中央銀行(本社:山梨県甲府市、代表取締役頭取:古屋賀章)を出資者として迎えるのとともに、ファイナルクローズしましたことをご報告いたします。

本ファンドが出資する大学系VCファンド等全体での出資約束金額は800億円超となり、引き続き大学発スタートアップに投資・支援する大学VCファンド等への出資を通じて、日本の大学発スタートアップのさらなる成長や裾野拡大への促進を目指してまいります。


アカデミア発スタートアップの育成と、グローバルなエコシステム形成を目指す

ASAファンドは、東京都が日本の大学発ディープテック・エコシステムの拡大を目的に創設し、東大IPCが運営するファンド・オブ・ファンズ(FoF)型の投資ファンドです。

大学や研究機関から生まれる優れた技術シーズの事業化とグローバル展開を支援するべく、大学発スタートアップに投資を行う大学系VCファンド等への出資を通じて、地方・新興大学を含む大都市圏に限らない幅広いアカデミア発スタートアップの育成と、日本全体のエコシステム強化を推進しています。

この度、グローバルに活躍するスタートアップの創出や裾野拡大、イノベーションを支援する官民協働の拡大を目指す東京都をはじめ、幅広い産業・ネットワークを有する金融機関、民間企業および東京大学からの出資を受け、ファイナルクローズを迎えることとなりました。引き続き既存投資先の成長支援や新たなファンド組成への知見提供を通じて、ディープテック領域を中心としたエコシステムの発展に寄与してまいります。

地方大学・新興ファンドへの投資を通じ、多様なディープテック領域への支援を推進

ディープテック・エコシステムの形成においては、スタートアップのグローバル展開支援が不可欠です。同時に、国内における優れた研究シーズの事業化を進めるためには、地方を含めた全国規模での大学発スタートアップ支援体制の強化が求められています。

ASAファンドでは、こうした課題に対応すべく、グローバル投資および海外展開支援に豊富な実績を有するベンチャーキャピタルへの出資に加え、シンガポール政府系ファンドTemasek傘下のVCであるVertex Ventures Japan 1号ファンドへの投資を通じて、国際的なネットワークの構築を推進しています。

また、国立大学法人金沢大学が100%出資する国内初の大学発ベンチャーキャピタル、ビジョンインキュベイトをはじめ、地方大学VCへの出資を実施。さらに、One InnovatorsやRed Capitalなどの新興ファンドへの投資も行い、地域・分野を横断したエコシステムの拡大を目指しています。

本ファンドが出資する大学系VCファンド等全体での出資約束金額は800億円超に達し、投資先スタートアップは非首都圏および海外を含む多様な地域に広がっています。投資領域は、創薬・ヘルスケア分野をはじめ、AI・環境分野、さらに半導体・宇宙・化学系など幅広い領域に及び、ASAファンドが掲げる「多様なアカデミア発のディープテックの支援」というコンセプトを体現するポートフォリオが形成されています。

また2025年6月には、LP、出資VC、その投資先など関係者が一同に会する「ASA Connect Day」を開催。各参加者が保有するネットワークやアセットを共有し、協業連携の土台となる相互理解を深める機会を創出することで、アカデミア発スタートアップ・エコシステムのさらなる発展を目指しています。

今後もASAファンドは、多様なディープテック領域の発展を支えるベンチャーキャピタルへの支援を一層拡充してまいります。


東大IPCは、産学官および海外との連携をさらに強化し、日本の大学発スタートアップ・エコシステムを海外トップレベルまで高め、世界に伍するユニコーンスタートアップの育成を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資するべく活動していきます。


大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(ASAファンド)概要
無限責任組合員:東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
有限責任組合員:東京都、東急不動産株式会社、国立大学法人東京大学、株式会社博報堂、三菱UFJ信託銀行株式会社、城南信用金庫、株式会社京葉銀行、株式会社山梨中央銀行

存続期間 :2024 年から 15 年間
ファンド規模:約70億円

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大 IPC)について

東大IPCは、大学、企業、ベンチャーキャピタル、政府・自治体など幅広いステークホルダーと連携した、世界と肩を並べるスタートアップ創出やエコシステム構築を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資するべく活動を展開しています。
東京大学周辺で培われてきたベンチャー・エコシステムをさらに発展させるべく、東京大学100%出資の子会社として2016年に設立。官民ファンドとして2つのファンドを通じた国内外80社を超える大学関連のスタートアップおよび民間VCファンドへの投資と並行し、研究者技術シーズの事業化や客員起業家(EIR)起業を支援する「スタートアップ創造プログラム」、国内最大規模を誇るアカデミア機関共催の創業成長支援プログラム「1stRound」の運営、「DeepTech Dive」などの人材支援をはじめとするハンズオン支援を手がけています。ディープテックスタートアップの支援・育成に必要なあらゆるリソースが集積するプラットフォームを構築し、創業から育成、VCファンド運営による成長資金の供給と、継続的な活動支援を展開しています。
2024年には、東京都の公募・選定を経て大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(「ASA」ファンド)を設立。国内・海外との連携の下、新たなディープテック・スタートアップ創出の拠点形成を目指しています。


概要  アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立  2016年 1月
株主  国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
代表者 代表取締役社長 植田浩輔
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当:河合

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