【概 要】
本町においては、大規模災害などへの備えとして、想定される最大規模の災害に対応できるよう、令和5年4月1日に「猪名川町防災・減災条例」を施行し、「災害に強いまちづくり」を進めているところです。具体的な取り組みとしては、官民連携による大規模な防災訓練(「猪名川町実働防災訓練」)の実施や、物流事業者、配送事業者、物品レンタル事業者、小売業者、福祉事業者などと連携協定を締結し、大規模災害発生に伴う住民生活のいち早い復旧・復帰を目指した取り組みを行っています。
中でも、町内にある大規模物流施設「プロロジスパーク」を運営するプロロジスには、官民連携事業の一環として、猪名川町の防災について、町とともに中核的な取り組みを行っていただいています。
この度、令和8年2月26日には、「プロロジスパーク猪名川2(猪名川町差組)」の4階倉庫に町の災害用備蓄品(折り畳み式簡易ベッドを290基、避難個室テントを100基)を集約し、災害時における物資の配送拠点等としての整備を進めています。

プロロジスパーク猪名川2外観(実働防災訓練の様子)

避難個室テント

折り畳み式簡易ベッド

プロロジスパーク猪名川2への物資搬入の様子
プロロジスパーク猪名川2は、耐震構造と非常用電源を備えているため、あらゆる状況下においても備蓄品の安全性と品質を確保することが可能です。今後は、食料品や飲料水等の備蓄物品も随時納入いたします。
また、災害時の物品の調達・保管・管理・配送・運用などに関しては、同じく連携協定事業者である「佐川急便株式会社(以下、「佐川急便」とする)」が担うこととなっており、この取り組みにより災害時における避難所への物資の搬送体制の整備が大きく進んだものです。
1 目的
大規模災害などへの備えとして、想定される最大規模の災害に対応できるよう、町に必要な物資の備蓄を充実させるとともに、耐震構造と非常用電源を備えた産業拠点地区にありますプロロ
ジスパーク猪名川2の倉庫に備蓄品を集約することで、あらゆる状況下においても備蓄品の安全性
と品質を確保することで防災力の一層の強化を図る。
2 詳細内容
本事業は集約が真の目的ではなく、避難所において最優先で求められているスフィア基準の考えに基づいたT(トイレ)K(キッチン)B(ベッド)48(48時間以内に)に必要な資機材の確保、管理及びそれらを有効活用することが背景にあります。
その1つとして、B及び備蓄飲食料等の保管管理をプロロジスパーク猪名川2で実施することが最
適であると判断し本事業実施に至りました。
理由といたしましては、まず災害対応をする職員というのは事務職の職員であり、例えば備蓄品の管理については、パレットにも置かず平積みしているような状況であり、職員が仕分けや保管、管理や配送等を人海戦術で対応するのは非効率であり、そもそも対応ができない状態に陥ることが考えられます。
そこで、本町といたしましては、防災に関する協定を佐川急便と締結し、有事の際には物品の調達、保管、管理、配送、運用まで佐川急便に依頼することで、佐川アドバンス株式会社や佐川グローバルロジスティクス株式会社等のSGホールディングスグループの協力を得て災害対応ができる体制を構築いたしました。
さらに、その実証効果を測る訓練を猪名川町実動防災訓練の中で実施いたしました緊急物資搬送訓練で実施し、想定していたことについて実施できたことから協定の効果を発災時にも活かすことができると確信を持てたため、プロロジスパーク猪名川2の倉庫に物品を保管することといたしました。
加えて、倉庫は耐震構造であり、停電時に通信・セキュリティなどの機能を維持するための災害
時用発電機を備えているため、地域に点在する防災倉庫を統合し倉庫の更新や備蓄品の整理
等に掛かるコストを削減でき、確実に安定した品質の備蓄品の確保が可能となるからでもあります。
また、前述いたしましたスフィア基準を満たす避難所環境整備資機材を本町ではB&G財団の補助を活用し導入することとしており、今回につきましては折り畳み式簡易ベッドを290基、避難個室テントを100基納品いたします。
なお、本施設は令和7年度実施いたしました猪名川町実動防災訓練の中で実証効果を測定した緊急物資搬送訓練をした場所であり、今回納入いたしますのはB&G財団より補助を受けて購入した物品です。























