2021年3月にオープンしたユニバーサルスタジオジャパンの「スーパーニンテンドーワールド」。ゲームの世界観そのままに作られた建物やアトラクションは魅力たっぷり。スーパーマリオのファンでなくとも思わずワクワクしてしまいます。

 そんなスーパーニンテンドーワールドで撮影された1枚の写真がツイッターに投稿され、スーパーマリオファンたちの間で注目を集めています。

 「ヤッフゥー!ヤッフゥー!ヤッフゥー!ヤッフゥー!ヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤヤ」

 というつぶやきにあわせて、壁に向かって体を「く」の字に曲げてジャンプをしている瞬間を捉えた写真。ニンテンドー64で発売されたスーパーマリオ64をプレイしたことがある方なら、ピンときた方が多いかもしれません。これはスーパーマリオ64で発見されたバグのひとつ、「ケツワープ」を再現したものです。

 ケツワープは壁際で尻を押し付けるように幅跳びジャンプを連続で行うと、マリオが壁や地面を無視して高速で吹っ飛んでしまうという現象。ゲームクリアの時間短縮には必須のテクニックと言われています。

 写真のモデルであり、投稿を行ったすぎひろさんに話をうかがうと、やはりこれはケツワープの再現とのこと。自身もスーパーマリオ64の大ファンというすぎひろさん。先日友人とスーパーニンテンドーワールドを訪れた際に、ピーチ城内にあるボム兵の絵画を見た瞬間にピンときて、撮影に至ったとのこと。

 スーパーマリオ64をやり込んだプレイヤーなら思わずニヤリとしてしまうこの写真には11万件を超える「いいね」が付く大反響。返信欄には「すり抜けバグやめろ」「表の世界に戻って来れなくなるのでやめたほうがいいですよ」とバグ技を使用するすぎひろさんを心配する声など、当時を懐かしむコメントが多く寄せられました。

 この反響にすぎひろさんは「皆さんのスーパーマリオ64への愛が伝わりました!発売されてかなりの時間が経つのに未だにタイムアタックが更新され続けるスーパーマリオ64……凄まじいです!」と作品の持つ影響力に驚いた様子。

 ゲームの自体の面白さはもちろん、こうしたバグ技や裏ワザが存在することも、スーパーマリオシリーズが長く愛される魅力のひとつかもしれませんね。

<記事化協力>
すぎひろさん(@U_S_U)

(山口弘剛)