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一般社団法人デサイロ、JT D-LAB「声遊楽プロジェクト」の運営パートナーに。“声”から未来の「心の豊かさ」を探る取り組みを支援

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デサイロ
声を題材に、未来の人間らしさを起点とした「心の豊かさ」の可能性を探究・発信する本プロジェクト。デサイロは領域横断のダイアローグシリーズの運営、ならびに対外コミュニケーションの支援を行います。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109034/14/109034-14-2cbbc1f5fcc6d5e3d46ec2dc779e6e41-1800x2100.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


人文・社会科学分野の研究者と協働するプロジェクトデザインファームである一般社団法人デサイロ(以下、デサイロ)は、日本たばこ産業株式会社(以下、JT)のコーポレートR&D組織・D-LABの活動の一つである「声遊楽プロジェクト」の運営パートナーに就任しました。

声を題材に、未来の人間らしさを起点とした「心の豊かさ」の可能性を探究・発信する本プロジェクトにおいて、デサイロは研究者・表現者・企業人が集って議論・探究を行う「声遊楽クロスダイアローグ」の運営、ならびに本プロジェクトでの議論や成果を社外に発信していく対外コミュニケーションの支援を行います。

「声遊楽プロジェクト」について

「声遊楽プロジェクト」は、声を題材に、未来の人間らしさを起点とした心の豊かさの可能性を探究・発信しています。

ポップカルチャーなどにおける人間の声の技術や、音声合成・声質変換などの工学技術の発展は、「自己と他者」「話者とキャラクター」「人間と機械」などの境界を曖昧にしており、様々な問いを喚起しています。

このプロジェクトでは、アカデミアの研究者だけでなく、声で人々に働きかける表現者や、声による価値提供を目指す企業人などの視点も取り入れながら、人文社会系と理工系を合わせた学際研究や、声にまつわる問いや研究知見を広める活動に取り組んでいます。

プロジェクトの詳細は公式サイトからぜひご覧ください。
「声遊楽」公式サイト:
https://seiyugaku.jp

Research:声を問い、声をたのしむ

ポップカルチャーなどにおける人間の声の技術や、音声合成・声質変換などの工学技術の発展は、「自己と他者」「話者とキャラクター」「人間と機械」などの境界を曖昧にしており、様々な問いを喚起しています。声遊楽プロジェクトでは、声にまつわる様々な“間”について、多様な観点から問い、応える研究活動に取り組んでいます。

1. 自己と他者の“間”を問う:どこまでが「私の声」なのだろうか?
・私たちは声を発する時、自分の声を常に聞いているため、声は「私らしさ」を規定する重要な1つの要因たりえる。そして声は、人間の声の技術、あるいは声質変換のような工学技術により「変わる/変える」ことができる。これは声に基づいた「私らしさ」をも変わる/変える可能性を秘めている。
・そうして声が変わることでゆらぐ「私」は、いかに織り上げられてナラティブとしての私になるのだろうか?
・あるいは、声を変えても変わらない/変えられない身体と紐づいたままならぬ「私」はいるのだろうか?

2. 話者とキャラクターの“間”を問う:どこまでが「その人の声」で、どこまでが「そのキャラクターの声」なのだろうか?
・私たちは声を聞いた時に,話者がどのような人なのか、あるいは誰なのかといった「その人らしさ」に関する情報を知ることができる。そしてアニメや2.5次元文化、VTuberなどのポップカルチャーにおける人間の声を考えると、声に感じる「その人らしさ」は、話者とキャラクターそれぞれに対して生じうる。
・そのような状況で、声を聞いて心惹かれて好きだと感じた場合に、私たちは「誰の」声に心惹かれているのだろうか?話者の声なのか、キャラクターの声なのか、あるいはその両方であるのだろうか?
・また、声が内包しうる矛盾や曖昧性、不定性があるからこそ生じるよさや魅力はあるのだろうか?あるとしたら、それはどのようなものであろうか?

3. 人間と機械の“間”を問う:私は「誰と」話しているのだろうか?
・我々は声を聞いて、その“背後”に人間を想像する。その意味でも、発する「人間」と声は深く結びついたものであるが、音声合成技術の発展に伴い、人間ではなく機械が発する音声が日常的に使われるようになってきている。そして技術が十分に発達すれば、コミュニケーションの相手が人間であるか機械であるか、少なくとも声だけでは区別がつかない状態が訪れる。
・そもそも、つながる相手としての人間と機械は、何が似ていて何が異なっているのだろうか?
・また、私たちは声の“背後”にどのような存在を感じ、どのようにつながりたいと思うのだろうか?あるいは、つながっていると感じられるのだろうか?

4. 技術と社会の“間”を問う:声の技術と社会のよりよい関係性とはどのようなものだろうか?
・ポップカルチャーにおける人間の声の技術と、音声合成や声質変換などの音声工学技術はいずれも、社会の中にあるもの、あるいはこれから社会に実装されていくものである。そのため、それぞれの技術と社会との関係について検討することは、重要な声にまつわる問いとなる。
・人間の声の技術は、これまでにあったもの、そして今あるものを、未来にどのように残し、伝えていくべきなのだろうか?
・音声工学技術が社会実装されるにあたって、考えるべき倫理的・社会的・法的課題とはどのようなものであろうか?

Communication:声であそび、声でつながる

問いそのものや、問いに対する多様な応答に関するコミュニケーション活動に取り組んでいます。

1. 「声遊楽」クロスダイアローグ
声をめぐる問いについて、人文社会系・理工系それぞれの研究者、声で人々に働きかける表現者、声による価値提供を目指す企業人が交じり合って対話を行い、「声」を題材に「未来の人間らしさ」「心の豊かさ」について多様な観点から問い続けていきます。クロスダイアローグのテーマや登壇者の詳細に関しては、当プロジェクトのウェブサイトやSNSなどで随時発信してまいります。

※今後の開催予定・登壇者は予告なく変更となることがあります
第1回(2025年8月):シリアスレジャーとしての「声遊楽」プロジェクト──研究からの文化創造を構想する
第2回(2025年9月):公共の場における「声」はいかに設計・実装されるべきか?
第3回(2025年10月):「私の声」はどこまで拡張し、いかなる影響を及ぼすのか?
第4回(2025年11月):なぜ「女性声優の少年声」は魅力的なのか?人間の技術の魅力を探求する
第5回(2025年12月):「声」に誰を見るのか?声とキャラクター、声のバーチャル性を考える
第6回(2026年1月):「声を聞く」とはどのような行為か?声と聞き手の関係を探求する
第7回(2025年2月):声の「何を」「どのように」保存すべきか?ボイスアーカイブのあり方を考える
第8回(2025年3月):音声技術をめぐるELSI/RRIの論点


2. AIキャラクターによるPodcast
声遊楽プロジェクトにおける問いや研究成果、イベントレポートなどについて、「No.7」と「紡ネン Type-S」という2人のAIキャラクターが対談形式で分かりやすくお届けするPodcast動画です。

※YouTubeチャンネルは後日公開予定※

3. 声にまつわる様々な“間”に触れるコンテンツの体験機会の提供
イベントにおいて、「声」に関する様々なコンテンツの体験機会を創出します。

【コンテンツ例】
・自分の声を当ててみよう:自分がいつも聞いている声と、周りの人が聞いている自分の声は、違っているかも?
・同じ人の声を当ててみよう:違う人に聞こえる声が実は同じ人の声かも?
・人間の声を当ててみよう:人間の声と機械の声の区別がつくかな?

D-LABについて

2020年に組織化されたJTのコーポレートR&D組織。「D-LAB=Delightful Moment - Laboratory」の意。JTG Purpose「心の豊かさを、もっと。」の具現化に向け、 長期視点で、JTグループのまだ見ぬ「心の豊かさ」を研究・探索・創造する。活動は「心の豊かさ」を提供価値の起点としており、トライアル・アンド・エラーを繰り返しながら常に約100件以上のプロジェクトを進めています。

・公式ホームページ:
https://www.jti.co.jp/dlab/index.html


一般社団法人デサイロについて

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109034/14/109034-14-4ec509a3dbad20c4d02b732625a16140-642x362.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


一般社団法人デサイロは、人文・社会科学分野の研究者と協働するリサーチスタジオです。学術知を起点とした未来洞察やコンサルティングサービスの提供、知の拠点や場づくり、研究者向けのインキュベーション・助成プログラムの運営、自社レーベル/メディアの運営、アートフェスティバルのプロデュースなど、研究と多分野のかけ合わせによるプロジェクト創出を通じて、「知の創造と流通」を支えていきます。

これまでの実績として、研究者とアーティストが協働し、作品制作やパフォーマンスを行なうプロジェクト「DE-SILO EXPERIMENT 2024」の開催や、若手研究者をサポートする「デサイロ アカデミックインキュベーター・プログラム」の運営、人文・社会科学領域の研究者を取り巻く課題とその構造的背景を明らかにした上で、人社系学問がポテンシャルを発揮できる未来に向けた30の論点を提示した「DE-SILO RESEARCH REPORT──人文・社会科学の未来を拓く30論点:研究エコシステムの『脱サイロ化』に向けて」の制作・公開、人文・社会科学の視点から、新たな『食の価値循環』を探求するプログラム「FoodScopes」の運営、そのほか企業や大学とさまざまなプロジェクトの展開があります。

「声遊楽」プロジェクトのような企業や大学とコラボレーションによる「知の創造と流通」のプロジェクトには、今後もより一層取り組んでいきたいと考えておりますので、ご興味のある企業・大学などのみなさまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

■公式Webサイト
https://de-silo.xyz/

■ニュースレター
https://desilo.substack.com/

■公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/desilo_jp

■お問い合わせ
contact@de-silo.xyz

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