世界の秘密に触れてしまったかのような、幻想的な風景です。
Xユーザーの「まろじゅ」さんが投稿した空の景色が「神秘的」「自然のアート」などと反響を集めています。
まろじゅさんが「そらがはんぶんこ」というコメントとともにXに投稿したのは、8月14日午後7時ごろの三重県上空の様子をとらえた1枚。
空に1本線が引かれたかのように、綺麗な2色に分かれています。右手側には夕日の赤、左手側は夜の始まりのような深い青。昼と夜の間に立っているかのような、実に幻想的な瞬間です。
まろじゅさんがこの空に遭遇したのは、飼っているワンちゃんとの散歩を終えて一息ついたときのこと。「ふと空を見上げて目を疑いました」とまろじゅさんは当時を振り返ります。
2色に彩られた空の姿に、何が起きているかわからず、その場に立ち尽くしてしまったまろじゅさん。「すごい!何これ!」という胸の高鳴りとともに、近くにいたワンちゃんたちに話しかけながら、空を見続けていたそう。
絵画に描かれる世界のような神秘的な空模様はXで拡散され「すごい!縦に半分こは初めて見た!」「神秘的」「スゲえ!としか言葉が出ない自然のアート」と感動の声が相次ぎました。
また「なんだか秒速5センチメートルの世界観」「君の名は、を思い出してしまった」と、新海誠監督のアニメ作品を思い出す人も。
そしてまろじゅさんの投稿には、雲研究者で、映画「天気の子」の気象監修を行った荒木健太郎さんも反応。引用リポストという形で「すごい天割れ!左側は積乱雲の影になり、右側は夕焼けしていますね。幻想的な空の風景」とコメントしています。
どうやらまろじゅさんが遭遇したこの幻想的な光景は「天割れ」の名称でも知られる、「反薄明光線」という現象。積乱雲の後ろに隠れた太陽の光が漏れ、太陽と反対側の空に向かって収束していくように見えることで生まれる光景なのだそう。
そんな天割れの模様を眺めていたまろじゅさん。ほどなくすると空の境界線は「溶けるようにぼやけ、家族に見せる間もなく消えてしまいました」とのこと。
まろじゅさんとワンちゃんたちだけが味わうことのできた、特別なひとときだったようです。
そらがはんぶんこ pic.twitter.com/htZ0I4REVj
— まろじゅ (@clona7marojyu) August 14, 2025
〈記事化協力〉
「まろじゅ」さん(@clona7marojyu)
(ヨシクラミク)