
母・典子について四兄弟が執筆した雑誌記事をきっかけに、家族にまつわる11のテーマについて四兄弟それぞれが自分の経験や記憶、想いを綴った『石原家の兄弟』を10月16日、新潮社から刊行いたします。長男から四男までの間には9歳の年齢差がある4人なので、テーマは同じでも、目に映っていた風景も聞いていた話も四者四様。石原家で繰り広げられたちょっと変わった日常から、家族、親子愛、兄弟愛が浮かび上がります。強烈な個性の父と夫に尽くす母。家族の間でしか知られていないエピソードが次々と登場します。さらに両親の老い・死を通して父と子、母と子、兄弟の絆を実感させてくれる作品です。
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カバーには逗子の旧邸で撮影された家族写真(著者提供)を使用しています。装幀:菅谷幸生
<目次>
1 母―典子に寄せて
父の隣で微笑んで(*伸晃)/いつも探していた母の手(*良純)/石原家の司令塔(*宏高)/遺された俳句と母のまなざし(*延啓)
*以下、兄弟が同上の順で執筆しています。
2 父―慎太郎が逝った日
一家を率いたランナー、去る/「俺は裕次郎のように達観できない」/最後までマッチョな男で/その繋がりが終わったりなぞする訳がない
3 叔父―裕次郎の思い出
裕次郎叔父と勝新さんと銀座の夜/今も裕次郎を守り続ける“裕次郎の女房”/幻の“裕次郎の養子”/「叔父さんのデスマスクを描いてあげてくれ」
4 家
離れと井戸があった逗子・桜山の家/親父が親父のために建てた親父の家/自分の部屋が持てた田園調布の「兵舎」/心が帰る場所
5 海
叔父と見た夜の虹、父子三人で漂った南洋/「気象予報士になれたのは俺のおかげだ」/石原家は海で繋がっている/潮気が抜けるから、また海へ行こう
6 お正月
家族行事はいつもあたふた/岡本太郎の鐘が鳴る大晦日の大騒ぎ/最後の正月の忘れ得ぬ朝焼け/正月の基本は家族一緒に過ごすこと
7 教育
体験重視の慎太郎流/感性の赴くままに/コツコツ型の自分を認めてくれた父/四角が丸に見えるのならば丸く描け
8 仕事
父の背を見て/就職先は「西部警察」/慎太郎が信じた生き方を息子は貫けているか?/仕事とは人と関わることから
9 結婚
良純に取り持たれて今や戦友/大雨の結婚式と大揉めの披露宴/元気だった父母も招いた感謝の銀婚式/結婚しないでいたら小説のネタにされた件
10 介護
父母の人生の第4コーナー/「おい良純。俺は3ヶ月で死ぬってよ」/父母の介護・看取りで考えた自分の最終章/余命3ヶ月、桜の花は見られないだろう
11 相続
遺言、ほぼ完遂/生きるとはエネルギーを出し続けること/形見のネクタイがやっと様になった/家族という巡り巡る大きな環
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写真:著者提供 左から、長男・伸晃、次男・良純、母・典子、四男・延啓、三男・宏高、父・慎太郎
■内容紹介
「俺はこの宇宙を孤りで過ぎる隕石だ」──作家・政治家として一世を風靡した父と、彼を支え家庭を切り盛りした母・典子。そして家族同然だった裕次郎。強烈な家風で知られる「石原家」の日常は涙と笑いに満ちていた。お正月から大晦日まで、幼少期の出来事から介護、看取り、相続までを兄弟それぞれの視点から振り返る追憶エッセイ。■著者紹介
■長男:石原伸晃 いしはら・のぶてる(ジャーナリスト・コラムニスト)■次男:石原良純 いしはら・よしずみ(俳優・気象予報士)
■三男:石原宏高 いしはら・ひろたか(衆議院議員)
■四男:石原延啓 いしはら・のぶひろ(画家)
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写真:著者提供 左から次男・良純、三男・宏高、四男・延啓、長男・伸晃
■書籍データ
【タイトル】『石原家の兄弟』【著者名】石原伸晃/石原良純/石原宏高/石原延啓
【発売日】10月16日
【造本】四六判/ソフトカバー/288ページ
【定価】1980円(税込)
【ISBN】978-4-10-387503-1
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/