[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17890/336/17890-336-49e2e2814301a21fb8d982ee963a29c1-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
noteは、韓国のNAVER Corporationから総額20億円の出資を受け、資本業務提携を締結しました。
両社は、AI時代における創作と流通の新しいエコシステムを共に構築し、クリエイターが世界中のファンとつながりながら、持続的に活動できる仕組みを目指します。
NAVER社は、検索、コマース、フィンテック、クラウド、AI、コンテンツなど、幅広い分野で事業を展開する韓国最大のインターネット企業です。note社は、日本最大級のメディアプラットフォームとして、創作から発信、収益化までを一気通貫で支援してきました。
両社の強みを掛け合わせ、AI技術を活用することで、創作のエコシステムを世界に広げていきます。
本提携の内容
本提携を通じて、両社は以下の領域での協業を進めます。
1. 生成AI技術領域での連携
クリエイティブ領域におけるAI活用を共同で推進します。AIや新興技術を活かして、コンテンツの発掘・制作・流通をより高度化。両社が持つAI技術を組み合わせ、創作支援やデジタルコンテンツの品質向上につながる新しいサービスの開発・強化に取り組みます。
2. 両社プラットフォーム間の連携
両社が運営するプラットフォームや関連サービス間で、コンテンツやIPの相互利用、クロス配信、グローバル展開の機会を検討します。また、クリエイターとファンの関係をより深める仕組みを模索し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)領域の拡大を目指します。
3. IP・コンテンツの共同開発・展開
NAVER社は、プロのクリエイターやUGCなどを通じて、Webtoonなどクリエイター発のコンテンツ制作の基盤を持ち、そこで生まれた人気作品をもとに、アニメ・映像・実写ドラマへと展開する独自のエコシステムを確立しています。この強みと、noteおよびnote子会社のTales & Co.が持つクリエイター支援やメディアとのネットワークを掛け合わせ、世界で通用する新しいIPを生み出していきます。
最初の取り組みとして、Tales & Co.とNAVERの関連会社であるLINEマンガが連携し、新しい作家や作品の発掘・育成を進めるプロジェクトを2026年初旬を目処に始動します。
4. 戦略的投資
上記の取り組みを推進するため、両社で戦略的投資の機会を共同で模索します。それぞれのノウハウやネットワークを活かし、事業領域の拡大と国際競争力の強化を図ります。
両社について
NAVERは、韓国最大のインターネット企業であり、世界有数のテック企業のひとつです。最先端技術をリードするNAVERは、韓国No.1の検索エンジンを運営し、コマース、フィンテック、クラウド、AI、ロボティクスなど幅広い事業を手掛けています。また、LINEを運営するLINEヤフー株式会社の親会社に、主要株主として出資しています。また、NAVERグループは、米国ナスダック上場のデジタルコミックプラットフォーム「WEBTOON」を運営しており、世界中に多様なコンテンツを届けています。
一方、noteは、Googleのようなグローバルテック企業だけでなく、日本経済新聞、文藝春秋、テレビ東京といったメディア企業からも出資を受けてきました。テクノロジーとメディア、双方の領域から注目を集めるプラットフォームとして成長を続ける中、今回、NAVER社がその理念に共感し、戦略的パートナーとして参画します。noteグループは、メディアプラットフォーム「note」を中心に事業展開するnote株式会社、クリエイターとの共創を担うTales & Co.株式会社、そして生成AIによる創作支援を行うnote AI creative株式会社の3社で構成されています。
今回のNAVERとの提携により、AIやテクノロジーを活かしたグローバルな創作支援の基盤を強化し、アジア発の創作エコシステムを世界に広げていきます。
代表コメント
NAVER Corporation CEO 崔秀妍 氏 コメント
noteは、日本の多彩なジャンルと1,000万人のユーザーが持つ個性が集まるプラットフォームであり、コンテンツの価値がより重要になるAI時代に、NAVERとともに成長できるパートナーです。
両社のプラットフォームの強みとコンテンツのシナジーを基盤に、技術革新と新しいサービスの創出に取り組み、グローバルでの競争力を高めていきます。
note株式会社 代表取締役CEO 加藤貞顕 コメント
韓国を代表する企業であるNAVERとご一緒できること、大変光栄に思っています。プラットフォームがクリエイターのみなさんに貢献するためにいちばん重要なことは、作品を広く届ける仕組みだと思っています。今回NAVERとご一緒することは、クリエイターのみなさんの作品を韓国やアジアから、広く世界へ届ける仕組みづくりが可能になるということです。両社で力をあわせて、新しい創作の仕方、新しい届け方、新しい創作のエコシステムを作っていきたいと思います。
背景
日本のマンガやアニメ、ゲームなどのコンテンツは、世界中から注目を集めています。政府も「コンテンツは半導体に並ぶ基幹産業」と位置づけ、2033年までに海外売上を20兆円規模(※1)に広げる目標を掲げました。それだけ、コンテンツは日本の未来を支える大きな可能性を持つ分野になっています。
一方で、日本で生まれる良い作品が、まだ十分に海外へ届いていないのも現状です。そんな中でnoteは、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、クリエイターが編集者やメディアと出会える場として、創作の土壌を広げてきました。そのひとつが日本最大級の創作コンテスト「創作大賞」です。2025年の第4回開催では、38の協賛メディアとともに未来のスター作家を発掘し、約7万件の作品が集まりました。これまでに20作品以上が書籍化や映像・舞台化を実現するなど、たくさんの才能がここから生まれています。
韓国では、国家予算に占める文化関連支出の比率が日本の約10倍(※2)に達するとされ、政府は政策金融1兆7,400億ウォン(約1,900億円)やK-コンテンツ戦略基金6,000億ウォン(約660億円)を投じ、制作から海外展開までを後押ししています(※3)。さらにNetflixが4年で25億ドルの投資(※4)を表明するなど、海外資金も呼び込む体制が整い、Webtoonを起点にマンガ・アニメ・ドラマを連動させて世界展開する仕組みが成熟しています。
特にNAVER傘下の「WEBTOON」は150カ国以上でサービスを展開しており、UGCを起点とした作品が次々とドラマ化・映画化され、グローバルに配信されるなど、創作から流通までを実現する体制が構築されています。
この提携を通じて、日本のコンテンツを世界へ届ける新しい流通の仕組みをつくり、産業の持続的成長を後押しします。
【図1】日本のコンテンツ産業の輸出額規模
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出典:経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略~コンテンツ産業の海外売上高 20 兆円に向けた5ヵ年アクションプラン~(2025年6月)」
(※1)経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略 ~コンテンツ産業の海外売上高20兆円に向けた5ヵ年アクションプラン~」2025年6月24日
(※2)文化庁 共同研究「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う諸外国の文化政策の構造変化に関する研究」:日本0.11%/韓国1.23%(中央政府の文化支出の国家予算比)
(※3)韓国 文化体育観光部の方針:政策金融1.74兆ウォンおよびK-コンテンツ戦略基金6,000億ウォンの創設・運用に関する公式発表(KOCCA Issue Focus/関連リリース)
(※4)Netflix「今後4年間で25億ドルを韓国コンテンツに投資」-2023年4月発表(公式発表を受けた主要報道)
NAVER
1999年に設立されたNAVER(ネイバー)は、韓国最大のインターネット企業であり、世界有数のテックカンパニーのひとつです。検索エンジンをはじめ、コマース、フィンテック、クラウド、AI、ロボティクスなど多様な事業を展開し、先端技術の分野をリードしています。
2024年には売上高10兆7,400億ウォン(約75億米ドル)を記録。日本、北米、ヨーロッパを中心にグローバル展開を進めるとともに、次世代技術の研究開発を通じて、持続的なイノベーションを追求しています。
詳細は www.navercorp.com/en をご覧ください。























