障害のある・ない人が「ともにデザインする取り組み」として、国際的に高く評価
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2025年12月3日(水)、国際的な障害者インクルージョン推進のアワードである「Zero Project Award 2026」の発表が行われ、「パナソニックのインクルーシブデザイン」の取り組みが同賞を受賞しました。
本受賞は、障害のある人や多様な立場の人々と共に課題を発見し、共創を通じて実践を広げてきた取り組みが評価されたものです。
■世界的な障害者インクルージョン推進プロジェクト「Zero Project Award」とは
オーストリアのエスル財団が2008年に設立したZero Projectはバリアのない世界の実現を目指して国連障害者基本条約に基づく活動を展開し、2013年からは国連とのパートナーシップも確立しています。
2014年より国連ウィーン事務局で「自立生活と政治参加」「インクルーシブ教育」「雇用」「アクセシビリティ」を4年サイクルでテーマに設定する年次国際会議「Zero Conference(ゼロ・カンファレンス)」を開催しており、この中で、世界中のバリアフリー関連の革新的な取り組みを表彰しているのがZero Project Awardです。2026年のテーマは「ICTとアクセシビリティ」。200時間を超える審査プロセスと、障害のある・ない約400名の専門家による評価を経て、93か国586件の応募の中から、51か国の75件の取り組みが選出されました。
■多様な人々と共創し、事業活動に広がる「パナソニックのインクルーシブデザイン」の取り組み
「パナソニックのインクルーシブデザイン」の取り組みは、デザイン部門にとどまらず、技術、事業、人事などの部門を横断して推進されています。社内外の多様なメンバー(障害当事者、研究者、専門家など)が参加する多様なメンバーで構成されたチームを形成し、課題の抽出から試作・検証・社会実装までを共に行うことが特長です。
このプロセスは、社内教育プログラムやワークショップとしても展開されており、デザイナーや技術者のみならず経営層までがインクルーシブな思考を共有する文化が育まれています。Zero Project Awardでは、企業の業務プロセス全体にインクルーシブデザインを取り入れ、実践を通じて社会的インパクトを創出している点が高く評価されました。
■インクルーシブな社会の実現を目指して
これからも見落とされた困りごとに寄り添い、共に考え、共に創造し、あたらしい「やさしさ」のカタチを追求します。製品やサービス、生活の多様な場面を通して、一人ひとりのうれしく、幸せな体験を提供し、インクルーシブな社会の実現を目指します。
※障害の漢字表記に関して:スクリーンリーダーでのスムーズな読み上げを実現するために、障害という単語を漢字で表記しています。
<関連情報>
・パナソニックのインクルーシブデザイン
https://holdings.panasonic/jp/corporate/inclusivedesign.html






















