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転職活動にて3割がAIツールを活用 ― ヘイズ調査:生成AIの普及が応募プロセスを変革

update:
ヘイズ・ジャパン
AI活用により応募件数や応募職種の幅が拡大している一方で、約半数は慎重な姿勢を示す



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/8738/358/8738-358-adb833bf8f80dd7175c18d168349d0d6-800x420.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


人材紹介・人材ソリューションをグローバルで提供しているヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下ヘイズ)は、生成AIの普及により、転職希望者の応募行動や企業の採用環境に大きな変化が生じているという調査結果を明らかにしました。調査によると、51%にのぼる企業がAIツールの普及後に応募件数の増加を実感しており、転職活動をしている人の約3分の1がAIの活用により応募数を増やしていると回答しています。

主な調査結果
グローバル動向
・企業の51%がAIツールの普及により応募件数の増加を実感
・転職希望者の32%が、生成AIの活用で応募数を拡大

日本の動向
・転職希望者の30%が、転職活動にAIツールを利用
・同61%が、職務経歴書の表現改善や翻訳にAIを活用

生成AIの普及は、人々の働き方だけでなく、求人への応募行動にも変化をもたらしています。ヘイズが実施した調査によると、生成AIは転職希望者の行動を大きく変えており、約3分の1が以前より多くの職種に応募しています。

これらの変化は、AIツールへの適応度に格差が広がっていることを浮き彫りにしています。回答者の3分の1(32%)は、AIの普及後に応募件数が増えたとする一方で、ほぼ半数(48%)は応募スタイルに変化はないと回答。これは、AIが転職活動を効率化し応募を後押しする一方で、慎重な姿勢やそのメリットを認識していない人も依然多いことを示しています。

こうしたデータは、ITリテラシーや実践力などのデジタル活用力および新しいツールへの柔軟性が、候補者の競争力や採用市場での存在感にますます影響を与える過渡期にあることを示しています。生成AIは、この変化の中で、機会と課題の両方をもたらしています。この革新的な技術により、転職希望者は応募企業ごとに履歴書を最適化したり面接の受け答えをシミュレーションしたりできるようになり、応募プロセスを効率的かつスムーズに進められます。このような工夫は、特に競争の激しい業界や未経験分野への挑戦において、自信を高め、生産性を向上する助けとなります。

日本におけるAI活用:履歴書の表現改善と職種に応じたカスタマイズ
ヘイズの調査によると、日本ではAIが転職活動の重要な要素になりつつあります。転職希望者の30%がAIを活用しており、最も一般的な用途は「履歴書の言語改善や翻訳(61%)」。また、55%が「応募先に合わせた職務経歴書のカスタマイズ」にAIを利用しています。

一方で、信頼性や過度な依存、さらには内容の画一化や誤解を招くリスクへの懸念も高まっています。AI生成の職務経歴書に個性が欠けていた場合、採用担当者に真のスキルや経験が伝わりづらくなる恐れがあります。採用側にとっても、応募件数の増加に伴い、適切な人材を見極める難易度が高まっています。
AIが採用活動に深く浸透し始めている今、テクノロジーによる効率化と、本質的な自己表現とのバランスをどう取るかが重要です。

ヘイズ・ジャパン マネジメント・ディレクター Grant Torrensのコメント
「AIは、候補者の自分の見せ方を変えつつある中で、同時に採用における信頼性や透明性という重要な課題も浮き彫りになっています。企業が知りたいのは、ツールが作った文章ではなく、その背後にいる“人”です。AIはあくまで補助的な手段にとどめ、履歴書や面接での回答には自分自身の声と経験をしっかり反映させることが不可欠です。」

「採用担当者には、過度な自動化の兆候を見極め、公平な評価を維持する姿勢が求められます。重要なのは、テクノロジーを排除することではなく、真のスキルとポテンシャルが正当に評価される環境を整えることです。AIが採用活動に深く浸透する今、『革新と本質の両立』こそが、今後の採用市場における最大のテーマとなるでしょう。」


調査概要
・調査期間:2025年10月
・調査方法:オンラインアンケート調査
・調査機関:自社調査
・有効回答数(サンプル数): 4,259回答


ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2025年6月30日現在、31か国・地域207の拠点(総従業員約9,500人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(東京本社、大阪支店、横浜支店)を有する人材コンサルティング会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、事務、不動産、営業、サプライチェーン、製造業)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。https://www.hays.co.jp/

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