おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

Space BD、JAXA宇宙戦略基金事業「高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発」の採択が決定

update:
Space BD株式会社
国内ロケット間の互換性を有する複数衛星搭載システム「TOHRO」を開発



宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙戦略基金事業(第二期)の技術開発テーマ「高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発」に、当社が提案した『ロケット間の互換性を有する複数衛星搭載システム ”TOHRO”(灯籠)の開発』が採択されたことをお知らせいたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50164/139/50164-139-dfb6228749753cc8bfd62d9e2638c93d-869x580.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


本プロジェクトでは、川崎重工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:橋本康彦)を連携機関とし、Space BDが持つ豊富な市場知見・顧客網と、川崎重工が持つ高い設計・製造技術を融合させ、開発から社会実装までを迅速に推進してまいります。
■ロケット間の互換性を有する複数衛星搭載システム「TOHRO」について
昨今増大する衛星打上げ需要に対し、打上げの海外依存が課題となっています。Space BDは、
「TOHRO」の開発を通じて、これまで打上げごとに専用設計が必要だった搭載システムを標準化・汎用化することで、国内ロケットによる多様な小型衛星の打上げ機会の創出と、打上げ能力の最大化を目指します。

<TOHROを構成する3つの開発予定コンポーネント>
・ロケット一機あたりの搭載衛星数を最大化する「小型衛星搭載アダプタ」
・低衝撃性かつ高信頼性を有する「衛星分離機構(Simple PAF 24M)」
・小型衛星搭載アダプタの1ポートに複数機搭載を可能にする「インターフェースプレート」

<TOHROという名称に込めた想い>
「TOHRO」は「灯籠」に由来し、その構成要素である「籠(かご)」が持つ「複数の物をまとめて運ぶ道具」という意味を、複数の衛星を安全かつ効率的に宇宙へ送り届ける本製品の機能に重ね合わせて表現しています。さらに、日本らしい情緒的な側面として、当社が提供する日本の技術力が、暗い宇宙空間で人類の活動の光となる人工衛星を一つひとつ丁寧に送り出し、宇宙の未来を明るく照らす存在となることへの願いを込めています。
■本プロジェクトにおけるSpace BDの役割と強み
Space BDは、「宇宙商社(R)」としてこれまでに約100件の衛星プロジェクトを、国内外の様々なロケット事業者・衛星事業者との連携・調整を行い、支援してまいりました。本事業では、その実績を活かし、ロケット事業者・衛星事業者双方のニーズを満たす「競争力ある製品」としての開発要件を定義し、川崎重工と共にグローバル市場に伍するシステムの構築を目指します。
■ローンチサービス事業ユニット 事業ユニット長 李 美亜 コメント
この度、当社提案のTOHROが戦略基金に採択されましたこと、大変光栄に存じます。当社は創業以来、ローンチサービスを主力事業として、国内外の衛星事業者様とロケット事業者様をつないでまいりました。今回の採択は、ロケット間の互換性を高めることで、日本の打上げ能力を底上げし、衛星ビジネスの新たな需要創出につなげたいという当社の想いを後押しいただいたものだと感じています。川崎重工様という強力なパートナーと共に「TOHRO」というソリューションを通じ、国内ロケットが世界中の衛星事業者から選ばれる未来を実現し、日本の宇宙産業の自立的な発展に貢献してまいります。
■採択概要
・技術開発テーマ名:高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発
・実施機関名(代表機関):Space BD株式会社
・研究代表者名:李 美亜
・技術開発課題の名称:ロケット間の互換性を有する複数衛星搭載システム”TOHRO”(灯籠)の開発
・技術開発課題の概要:(契約締結・交付決定後に公表)
・関連情報:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_19/
■Space BD株式会社について
Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社(R)」です。2017年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)をはじめとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。
2025年10月現在、衛星取扱い数100件超に加え、600超の宇宙空間での実験実績を重ねています。

社  名:Space BD株式会社
本  社:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー7階
代 表 者 :代表取締役社長 永崎将利
設  立:2017年9月1日
事業内容:宇宙における各種サービス事業・教育事業
U R L:https://space-bd.com/

トピックス

  1. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…
  2. Gmailを受診している画面

    Gmailの仕様変更でPOP受信が終了 自分は対象?POP利用チェック

    Gmailの仕様変更により、外部メールを取り込むPOP受信機能が2026年1月より利用できなくなりま…
  3. イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)

    仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

    映画「ビー・バップ・ハイスクール」(1985年)の劇場公開40周年を記念したイベント「清水 ビー・バ…

編集部おすすめ

  1. 「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSN…
  2. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
  3. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
  4. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
  5. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト