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【芥川賞候補作が決定】今年、第62回文藝賞を受賞した驚異のデビュー作、坂本湾『BOXBOXBOXBOX』が第174回芥川賞候補作に選出!

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河出書房新社
小川哲、角田光代、村田沙耶香が絶賛! 新時代の〈労働〉を暴くベルトコンベア・サスペンス。デビュー作が芥川賞候補&発売2週で重版決定の快挙。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1132/12754-1132-08f9fd0c772c9240cb013965970e1a6f-3197x2291.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


今年、第62回文藝賞を受賞し、11月17日に刊行された坂本湾のデビュー作『BOXBOXBOXBOX』(河出書房新社刊)が、第174回芥川龍之介賞(主催:公営財団法人日本文学振興会)の候補作に選出されました。第174回芥川賞・直木賞選考会は2026年1月14日(水)に行われ、各受賞作が決定します。

重版も決定! 新時代の〈労働〉を暴くベルトコンベア・サスペンス『BOXBOXBOXBOX』
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1132/12754-1132-3129c790eea4f9ed355162da329dd791-1165x827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


薄霧のたちこめる宅配所。粛々とはたらく作業員たちのあいだで、レーンに流れてくる無数の荷物を仕分ける安(あん)。
一日中、ほとんど誰とも口をきかず、箱の中身を妄想することで単調な労働をやり過ごすうちに、箱の中身と妄想の「答え合わせ」をしたいという欲望が安を蝕んでいく。
あるとき思いもよらぬ理由から、決して開けることの許されない箱の中身を覗きみることに成功すると、たしかにあったはずの箱が次々と消えていくようになって──。

「テープを引き剝がし、蓋を開けて、覗き込みたい」宅配所で箱を仕分けるうちに生じた、禁断の衝動――。『BOXBOXBOXBOX』は、宅配所で働く4人とそれぞれの「箱」をめぐる物語が描かれた、新時代の〈労働〉を暴くベルトコンベア・サスペンス。今年開催された第62回文藝賞では、選考委員各氏より絶賛を浴び受賞に輝いた、坂本湾のデビュー作です。

11月に単行本が発売されると、本作で繰り広げられる霧に包まれた宅配所での過酷な単純労働や不条理劇、虚実の曖昧な境界線から立ち出でる容赦のない現実の存在感が読者の評判を呼び、刊行から2週間後に早くも重版が決定。2025年の新人賞受賞作、デビュー小説の中で「随一」との呼び声も高い話題作が、このたび芥川賞候補作へノミネートされました。

【著者】坂本湾(さかもと・わん)
1999年生まれ。26歳。北海道生まれ、宮古島・福岡県育ち。本作で第62回文藝賞を受賞。


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段ボールを模した『BOXBOXBOXBOX』表紙(部分・装丁=川名潤)



〈芥川賞ノミネート記念〉『BOXBOXBOXBOX』冒頭を無料公開中!
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1132/12754-1132-09dfe310d0e095caff2bc7fb9ed10975-1076x358.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/170991/

「私」であることを必要とされない労働において、「私」を保ち続けることはいかにして可能か?
時代の閉塞感をこれでもかと執拗に抉りだす『BOXBOXBOXBOX』。芥川賞ノミネートを記念して、本書冒頭から約20ページを特別公開中です。ぜひご覧ください。


第62回文藝賞選評より
こんなに不気味で心地の悪い小説は、高度な技術、強い決意、正確な批評眼がなければ書けない。とにかく周到でストイックな小説。
――小川哲

共感も感情移入もさせず、4人は人間性をも感じさせず、現実か妄想かもはやわからないのに、それでも「読ませる」力のある小説だった。
――角田光代

計算された不気味さの中を歩く仄暗い快楽の中にいつのまにか導かれていた。
次の作品世界を読みたいと感じる小説だった。
――村田沙耶香



鮮烈なデビュー作へ全国書店員より絶賛の声が続々!
人が少しずつ狂っていく過程の、目撃者になった心地。
解き放たれても縛られ続けていく、心が彷徨い歩いていくような物語。
――宗岡敦子(紀伊國屋書店 福岡本店)

自分という存在、周囲の存在が霞み、薄れていく仕事がそこにはありました。
――岩谷妙華(須原屋 ビーンズ武蔵浦和店)

鬱々としていて底辺を漂っているのに疾走感を感じる不思議な物語。
何度でも読みたくなります。
――福原夏菜美(未来屋書店 碑文谷店)

開けてはいけない箱を覗いてしまったような物語に、世界がひっくり返るような読書体験をした。ちゃんと働くって、難しい。その重さを静かに噛みしめた。
――新井さゆり(文真堂書店 ビバモール本庄店)

目の前に邪悪なものを見せられているような。
どこまでが妄想でどこまでが現実なのか。
読んでみないと分からないパンドラの箱のような物語でした。
――森島恵(未来屋書店 宇品店)

読んでいて目の光がなくなって行くのがわかるぐらい暗黒な作品。
暗くなるのにここまで一気に読ませる力はすごい。
――吉井めぐみ(宮脇書店 ゆめモール下関店)


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1132/12754-1132-55757ff4d3963645153dc5ba853e1681-2339x1654.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『BOXBOXBOXBOX』店頭用パネル



書誌情報
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1132/12754-1132-1c7a53fdf0590151c1f97fa1a50ad479-1631x2341.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

書名: BOXBOXBOXBOX
著者: 坂本湾
仕様:46判/上製/120ページ
発売日:2025年11月17日
税込定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-03246-7
装丁:川名潤
装画:杉野ギーノス
書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032467/

※電子書籍も発売中です。
詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。

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