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グリーンな検索エンジンのEcosia(エコジア)、スマホ新法の施行を前に、検索インターフェイスの日本語提供を開始

update:
Ecosia GmbH


2025年12月10日、利益の100%を地球のために活用するグリーンな検索エンジンのEcosia(本社:ドイツ・ベルリン、CEO:Christian Kroll、以下「エコジア」)は、本日より検索インターフェースの日本語提供を開始します。

このローンチは、日本における「スマホソフトウェア競争促進法(MSCA)」に基づくデフォルトとする検索エンジンの選択画面(チョイススクリーン)の導入時期に合わせたものです。これは、欧州、米国、インド、オーストラリアなど、世界各国で進むデジタル独占の是正と、より公正で競争力のある市場環境の促進を目的とした規制改革の一環です。

エコジアはすでに日本国内での利用実績があり、週平均で100万件の検索が行われています。今回のローカライズ(日本語化)は、国内で選択画面(チョイススクリーン)が展開されることに伴う新規ユーザーの増加を見据えたものです。

多くの国と同様に、日本も加速する気候危機を身をもって経験しています。極端な気象現象は記録を更新し続けており、2024年8月には観測史上最高気温となる41.8度という猛暑を記録しました。その影響は個人レベルにまで及び、日本人の86%*1が気候変動が日常生活に悪影響を及ぼしていると回答しています。

しかし、気候変動の認識や関心が高まる一方で、新たな調査*2によると、気候アクションの勢いが減速していることが示されています。こうした状況下で、エコジアは気候変動への無力感を解消し、気候変動対策を日常の中で簡単に選択できる機会を提供します。

エコジアCEOであるクリスチャン・クロルは次のように述べています。
「エコジアは利益の100%を地球のために還元する唯一の検索エンジンです。気候変動対策を行いたいと考える人々にとって、私たちを選ぶことはシンプルでありながら、大きな環境インパクトをもたらす方法なのです。私たちはすでに世界中で2億4,000万本以上の木を植えており、再生可能エネルギーで運営されています。気候への不安を感じながらも、どこから行動を始めればよいかわからないと感じる日本の皆さまにとって、エコジアに切り替えることは最も簡単でありながら、最も効果的な選択肢のひとつです」

また同社は、日本の消費者の価値観の変化とも高い親和性があると考えています。サステナブルな消費への関心が高まっており、エコジアはより環境に配慮した選択肢を求める人々にとって自然な選択肢となります。

12月18日までに、日本のモバイルユーザーには、デフォルトの検索エンジンを選択するためのポップアップが表示されます。これにより、デバイスにあらかじめ設定された検索エンジンではなく、自身の価値観や好みにあった検索エンジンを選べるようになります。

「スマホソフトウェア競争促進法は、ユーザーと小規模な検索サービス事業者の双方にとって重要な転換点となります」と、エコジアCEOのクリスチャン・クロルは述べています。「これまで長い間、独占的な企業がオンライン市場を支配し、競争を阻害し、ユーザーの選択肢を制限してきました。今回の動きは、日本における公正な競争を促進し、ユーザーが自身のオンライン体験についてより主体的な選択をできるようにするための重要な一歩です」

引用:
*1:「How do people in Japan feel about climate change? - Climate change awareness survey results」(Japan Beyond Coal, 2025) https://beyond-coal.jp/en/news/awareness-survey-2025/
*2:「Japan: What Recent Climate Polling Tells Us」(Climate Score Card, 2025) https://www.climatescorecard.org/2025/09/japan-what-recent-climate-polling-tells-us/

Ecosia (エコジア) について
ドイツ・ベルリンに本社を置くエコジアは、世界最大の非営利検索エンジンです。このテック企業は利益の100%を地球環境のために活用しており、これまで35カ国以上の地域コミュニティと連携し、2億4,000万本以上の木を植えてきました。2014年には、ドイツでB Corp認証を取得した最初の企業となりました。また、2017年には拡大を続ける太陽光発電所ポートフォリオの第1号となる発電所を建設し、現在ではすべての検索を2回まかなえるほどのエネルギーを生み出しています。2018年に、当社は株式をPurpose Foundationに譲渡することで、将来にわたって売却されることがなく、創業者を含む誰もが利益や配当を受け取れない仕組みを確立しました。エコジアは2009年にクリスチャン・クロルによって設立されました。

詳しくはecosia.orgをご覧ください。

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