おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

IAS 2026年を予測する『Industry Pulse Report』公開 – ソーシャルメディアとデジタル動画が支配するAI時代において、メディア専門家が捉える「メディア品質」の新しい姿

update:
IAS
2026年の最優先事項は、ソーシャルメディアとCTVにおけるメディア品質の測定、インフルエンサー/クリエイターコンテンツのブランドセーフティ、AI生成コンテンツの監視



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14440/130/14440-130-4d7de6c484ed64880ae019841bc12835-2000x1125.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2025年12月16日 、グローバルなメディア計測と最適化のプラットフォームを提供する Integral Ad Science(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都千代田区、カントリーマネージャー:竹井 伸仁、以下 IAS)は本日、IAS の年次レポート『Industry Pulse Report(米国版)』を発表しました。本レポートでは、2026年に向けてメディア専門家が人工知能(AI)を慎重に取り入れつつ、デジタル動画やソーシャルメディアを中心としたブランド戦略を強化し、キャンペーン成果の要である「メディア品質」の重要性をさらに高めていることが明らかになりました。この結果は、革新とブランド保護の両立が求められる複雑なメディア環境も示しています。

>>『Industry Pulse Report(米国版)』のフルレポートはこちらからダウンロードいただけます。

IAS の CEO、リサ・アッツシュナイダーは次のように述べています。
「2026年はデジタル広告の転換点です。チャネル間の境界が急速に曖昧になり、AI がコンテンツの制作・消費・測定方法を変革する中で、業界は“品質”の意味を新たに定義しつつあります。ソーシャルメディアやデジタル動画には大きなマーケティング機会がありますが、それには複雑性も伴います。革新と管理のバランスを取り、すべてのインプレッションが信頼と成果につながるようにすることが業界の課題です。」

マーケターはAIの可能性を活用しつつ、その課題も認識

メディア専門家は、生成AIが広告キャンペーンにスピード、パーソナライゼーション、スケールをもたらす可能性を評価しつつ、同時に生まれる新たなリスクについての懸念も示しています。
- 61%:デジタルメディアにおけるAIの進展と、AI生成コンテンツ内で広がる広告機会に期待を寄せている
- 83%:ソーシャルメディアで増加するAI生成コンテンツは重大な懸念であり、慎重な監視が必要
- 84%:ソーシャルメディア上のAI生成コンテンツを特定・分類する上で、第三者による検証が重要
- 86%:デジタル動画プラットフォームにおいても、AI生成コンテンツの特定・分類には第三者の支援が必要

ソーシャルメディアとデジタル動画は依然としてメディアの中心

デジタル動画は、注目度・投資の両面で引き続き2026年の最重要領域であり、広告主は消費者の信頼を得られるブランドセーフな環境を、これまで以上に重視しています。
- 88%:「デジタル動画」を2026年の最優先領域として挙げ、ディスプレイやオーディオを上回る
- 84%:他のデジタル環境よりも「ソーシャルメディア」が優先
- 87%:デジタル動画で広告配信を行う際には「インフルエンサー/クリエイター」のブランドセーフティとブランド適合性が不可欠
- 82%:ソーシャルプラットフォームでも、高リスクコンテンツとの広告隣接リスクの高まりに伴い「クリエイターコンテンツ」とのブランド適合性を重要視

メディア品質は成果に直結する基盤

こうした変化の中でも、メディア品質はパフォーマンスを左右する中核的な指標として位置づけられています。
- 86%:デジタル動画において、AI生成コンテンツの特定・分類・ターゲティング・除外する必要性が高まる
- 83%:リテールメディアネットワークで成果を上げるためには、「アドフラウド」「ビューアビリティ」「ブランド適合性」の計測が重要
- 83%:CTV広告在庫の拡大に伴い「アドフラウド」と「ブランド適合性」が大きな懸念事項
- 69%:デジタルメディアの主要課題として「高リスクコンテンツとの広告の隣接性」を挙げ、アドフラウドや成果計測も上位課題に含まれる
- コンテンツ隣接リスクを詳しく見ると、「高リスクコンテンツ、ディープフェイク、AI生成コンテンツ」が最も多く挙げられ、次いでインフルエンサー/クリエイターコンテンツが続く


IAS リサーチ&インサイト担当バイスプレジデント、ジェレミー・カンターマンは次のように述べています。
「2025年にはAIとAI生成コンテンツの活用が急増し、広告主とパブリッシャーはその機会とリスクの両面と向き合わざるを得ませんでした。今年の『Industry Pulse Report』は、2026年に向けてデジタルメディア領域におけるAI管理の優先度が高まる一方、投資は引き続きデジタル動画とソーシャルプラットフォームに集中し、インフルエンサーマーケティングの活用と測定への関心が確実に上昇していることを示しています。」

IAS『Industry Pulse Report』について
IAS Industry Pulse Report は、デジタルメディアの専門家を対象とした年次調査であり、翌年の広告業界を形づくる主要トレンドや、新たに登場するテクノロジーとソリューションについての洞察を提供します。今年は YouGov と共同で、米国のブランド、代理店、パブリッシャー、そしてアドテク企業に所属する 約300名のデジタル広告専門家を対象に調査を実施し、 2026年に向けた業界の機会と課題についての見解を明らかにしました。『Industry Pulse Report(米国版)』のフルレポートはこちらからダウンロードいただけます。
フルレポートをダウンロード
『Industry Pulse Report(米国版)』のフルレポートはこちらからダウンロードいただけます。


Integral Ad Scienceについて
Integral Ad Science (IAS)は、世界をリードするメディア計測と最適化のプラットフォームです。世界中の大手広告主、パブリッシャー、メディアプラットフォームに対して、メディア品質に関する最も実用的なデータを提供し、優れた結果を支援しています。IASのソフトウェアが提供する包括的かつ豊富なデータは、広告が安全かつ適切な環境で、実在する人間によって見られていることを確実にし、広告主には広告費用対効果の向上を、パブリッシャーにはより多くの収益をもたらします。私たちの使命は、デジタルメディア品質における信頼性と透明性の世界基準になることです。詳しくは、integralads.com/jp/をご覧ください。

最近の企業リリース

トピックス

  1. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…
  2. Gmailを受診している画面

    Gmailの仕様変更でPOP受信が終了 自分は対象?POP利用チェック

    Gmailの仕様変更により、外部メールを取り込むPOP受信機能が2026年1月より利用できなくなりま…
  3. イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)

    仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

    映画「ビー・バップ・ハイスクール」(1985年)の劇場公開40周年を記念したイベント「清水 ビー・バ…

編集部おすすめ

  1. 「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSN…
  2. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
  3. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
  4. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
  5. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト