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症例数16万・バイタル10億回・37施設へ拡大した“OneICU”をMeDiCUが提供。「データソンジャパン2025」

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株式会社MeDiCU
【医療従事者×データサイエンティスト】国内最大規模のデータベースで挑むオープンイノベーション



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153831/8/153831-8-6c42ca29a4e1877bbc4cfa1238651b35-2203x1608.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


12月5日(金)~12月7日(日)に東京科学大学で開催された医療従事者とデータサイエンティストがイノベーションを共創する「データソンジャパン 2025」に、株式会社MeDiCU(本社:大阪府大阪市、代表取締役:木下 喬弘、以下「MeDiCU」)が、救急・集中治療のデータベース"OneICU" を提供しました。1日目にはCEO 木下 喬弘が登壇し、拡大を続ける医療データプラットフォームの活用について講演しました。

本イベントでは長らく米国製データベース「MIMIC-IV」が標準とされてきましたが、昨年度よりMeDiCUの国産データベース「OneICU」を導入し、参加者より高い評価をいただきました。その反響を受け、MeDiCUは2025年のイベントに向けてOneICUの飛躍的な進化に取り組んできました。提携施設は37施設、症例数は16万、バイタル測定数は10億回へと急成長し、国内最大かつ世界有数の規模を確立しました。今回はこの比類なきビッグデータを基盤に、およそ80名の専門家が集結し、次世代の医療AI創出につながる研究開発を行いました。

■データソンジャパン2025への“OneICU”提供の経緯

弊社 CEO の木下 喬弘は、データソンの創始者であるマサチューセッツ工科大学(MIT)の Dr. Leo Celi と共に集中治療室の医学研究に取り組んできました。「自国のデータで自国の医療を発展させる」という理念のもと構築された "OneICU" は、MITおよび日本集中治療医学会の承認を得て、昨年初めて日本のデータによるデータソンを実現させました。 そして2025年、協力医療機関が37施設へと急増したことで、データの多様性と網羅性が格段に向上しました。本場米国のMIMIC-IVデータベースをも凌駕しうるこの "OneICU" を基盤に、日本の医療AI開発を新たなステージへと引き上げます。

■ データソンについて

データソンは、集中治療室から収集したビッグデータを医療者とデータサイエンティストが協力して解析し、短期間で医療現場の課題解決を目指すAI開発・オープンイノベーションイベントです。COVID-19を経てその重要性が再認識されたこの取り組みは、"OneICU" の拡大とともに、より実践的で高度な解析が可能になっています。
全10チームによる3日間のワークショップでは、OneICUデータを活用した多様な分析が行われました。優勝したチームは、呼吸器疾患でICUに入室した患者を対象に、ICU退出後7日以内の再入室・死亡を予測するモデルを構築する取り組みを発表しました。機械学習手法である”LightGBM”を用いたモデルは、予測精度の指標であるAUCが0.75と高い精度の予測結果を記録しました。また、集中治療室で測定される様々なデータの中で血中尿素窒素(BUN)と心拍数が高い寄与傾向を示すことを明らかにし、個々の患者で再入室リスクを予測することで、個別化された最適な医療につながる可能性を示しました。特に、BUNが29 mg/dL以下、心拍数平均が100回/分以下といった具体的な閾値でリスク値を提示し、“解釈可能な予測ルール”として表現した点が高く評価されました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153831/8/153831-8-595b74e6345fdb615e08ce5c47454641-1920x1434.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Datathonワークショップの様子

【 日 程 】 2025年12月5日(金)~12月7日(日)
【 会 場 】 東京科学大学
【 主 催 】 日本集中治療医学会、東京科学大学、NPO法人集中治療コラボレーションネットワーク
【 URL 】 https://datathon-japan.jp/2025tokyo/

■ 救急・集中治療のデータベース「OneICU」について

MeDiCUが提供する“OneICU”は、日本全国の病院で記録された医療データを自然言語処理の技術を用いて標準化し、一つの形式に統合された大規模データベースです。毎分測定された生体情報、電子カルテ由来の血液検査、投薬データ、人工呼吸器設定に加え、死亡や重症度スコアなどのアウトカムも豊富に保有しており、救急・集中治療領域の研究に必要なデータが全て揃った唯一無二のデータベースとなっています。保有しているデータ数は約16万症例にのぼり、世界最大のICUデータベースであるeICUに迫る勢いで急成長しています。

ICUの診療記録は、医療機関ごとに異なる電子カルテシステムに記録されているため、複数の病院のデータを用いた研究を実現することは容易ではありません。“OneICU”は、医師がテキスト入力した病名を自然言語処理の技術で正規化・標準化するだけでなく、薬剤投与や人工呼吸器の使用情報などの構造を統一することで、従来のデータベースでは実現不可能な現実の医療現場に即した AI 開発を実現します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153831/8/153831-8-3a2614ebc6a2001e26849cdc19626c76-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
OneICUについて

■株式会社 MeDiCUについて

日本の救急・集中治療の現場は、医療従事者の献身的な診療と看護によって支えられています。そして、少子高齢化が加速する10年・20年先の未来においても質の高い医療を確実に提供するためには、医療従事者の仕事をサポートするAIの開発が必要不可欠です。

AIの活用により医療従事者の業務を効率化することは、地域の医療格差をなくし、公平な医療をすべての患者さんに対して提供することにもつながります。MeDiCUは、全ての人が医療とテクノロジーの進歩の恩恵を受けられる未来を実現します。


【 社 名 】 株式会社 MeDiCU
【 本 社 】 大阪府大阪市東成区東中本1丁目15-23
【 U R L 】 https://www.medicu.co.jp/
【 設 立 】 2023年9月
【 役 員 】 代表取締役 木下 喬弘

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