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(C)日本電波ニュース社 2026年/日本/102分/DCP/5.1ch
監督・撮影・編集:菊地啓|プロデューサー:上田未生|製作:日本電波ニュース社
【株式会社 日本電波ニュース社】
※2025年12月15日にお送りしたプレスリリースに一部間違いがございました。心よりお詫びを申し上げますとともに、本リリース(2025年12月16日発信)の内容にて、発信のご検討をいただきますようお願いもうしあげます。
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映画『RETURNEES(リターニーズ)』より
本作に寄せられたコメント※一部抜粋・順不同
もしこの1年でたった1作しか映画が観られないとしたらこの映画を観てほしい!
と言いたくなるほど素晴らしい内容の作品だ。
高野秀行 ノンフィクション作家
命を救うだけじゃない。
小川さんは、奪われた心と未来を救い続けています。
石原さとみ 俳優
涙も、怒りも、希望も、この映画はすべてを隠さず映す。
堀潤 ジャーナリスト
何になりたいか
どう生きたいか
それを子供達が希望を持って漕ぎ出せる世界にしたい。
「人は変われる」し「許されない罪はない」と信じたい。
一青窈 歌手
この紛争がもたらした国境を超えた複雑な被害状況に
あらためて焦点が当たることを期待しています。
榎本珠良 明治学院大学 准教授
この映画を観れば気づく。そこにいるのは、私たちと同じように笑い、泣き、
悩みながら生きる"人"だということに。
原貫太 フリーランス国際協力師
とてつもない経験をしている元こども兵や女性たちが前を向いて生きる姿を見ると、
その逞しさから涙が出てきました。
廣瀬俊朗 元ラグビー日本代表
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映画『RETURNEES(リターニーズ)』より
主な登場人物と内容パスカリーナ(元子ども兵)25歳
11歳の頃に誘拐され強制結婚させられた。娘を戦乱で失い、息子とも生き別れに。武装勢力の活動地域から逃れてウガンダへ。人生に希望を見いだせずにいる中、テラ・ルネッサンスの支援を受ける。生き別れになった息子との再会を夢見て訓練にはげむ…。
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小川と訓練を終えた元子ども兵
小川真吾 (NPO理事)50歳
ウガンダの北部で20年間、元子ども兵の社会復帰を支援してきた。 10歳前後から戦場に駆り出された元子ども兵たちは教育機会もないまま、心に深いトラウマを抱え、社会復帰が難しい。
小川たちは、3年に及ぶ訓練のプログラムで、元子ども兵たちが自尊心を取り戻し、生きる場を見つけるまで寄り添いつづける。
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家具を作れる職人をめざして訓練を受ける元子ども兵
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新たな決意を胸に秘めるパスカリーナ
元子ども兵のパスカリーナに人生の転機が訪れる
潜伏を続ける反政府武装勢力LRA(神の抵抗軍)の解体に向けて、小川と元子ども兵たちの新たな挑戦が始まろうとしていた。
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保護されて間もない元子ども兵とともに
ディレクターズ・ステートメント
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125606/3/125606-3-79ab8b6f9d0f94c7b4bf69fea6f9dafc-1024x768.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]菊地 啓 Kikuchi Kei監督・撮影・編集
会津若松市生まれ、横浜育ち。慶應義塾大学卒業後、2015年に日本電波ニュース社に入社。
TVディレクターとしてフジテレビNONFIX、NHKクローズアップ現代、NHKスペシャルなどを制作。パレスチナ西岸地区やウクライナなど海外の紛争地、NHK BS1ザ・ヒューマン「浅川智恵子~自由へのスーツケース~」でNYフェスティバル ドキュメンタリー(人物)部門銀賞。
2022年より小川真吾さんの活動を取材(渡航8回 ※2025年12月現在)。2023年3月 NHK BS1ザ・ヒューマン「NPO理事長 小川真吾 危機の世界で 誰も取り残さない」ディレクターを担当
テラ・ルネッサンスは、支援から取り残された地域で活動している。注目されない地域だから予算も集まりづらい。紛争被害者ひとりひとりのニーズに合わせて支援するため、コスパもタイパも悪い。それでも少しずつ寄付金を募りながら、必要な支援をしている。私はそんなふうに信念を貫くテラ・ルネッサンスに惹かれ、2022年からその活動の記録をつづけている。
映画『RETURNEES(リターニーズ)』制作の始まりは、2023年の春。元子ども兵たちは帰還者収容キャンプで寝泊まりし、テラ・ルネッサンスの施設で自立訓練を受ける生活を送っていた。挨拶して握手を交わすと元子ども兵たちの温度を掌に感じ、それぞれに人生があって物語があるということが、はっきりと心に刻まれていく。だからかインタビューを通じて彼らの行った残虐行為を知った時、戸惑いが大きかった。人殺しを強いられ、人生のほとんどを戦場で過ごした彼らの、その計り知れない苦しみを想像し、暗い感情に襲われた。目の前が霧に覆われたみたいに心細くなり、足元から力が抜けていくのを感じた。
それでもテラ・ルネッサンスは、誰ひとり見捨てることなく支援をしていた。苦しみに寄り添い、道の先に灯をともしつづけていた。
「ひとりひとりに役割がある。人は無力じゃない」
そんな信念にもとづいた辛抱強い支援が、元子ども兵たちに変化をもたらしていく。カメラをまわしながら自然と晴れやかな気持ちになり、足元に力が戻ってくる気がした。
この映画は、取材で出会った人々に突き動かされ、自分のうちに湧いてきた力を信じて完成させたドキュメンタリーだ。このドキュメンタリーを観てくれた人の心に灯がともってくれたらと願っている。
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