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フラッシュぶんぶんゴマ破損で負傷事故 国民生活センターが使用中止を呼び掛け

 駄菓子屋や縁日の屋台等で見かける、回転させて遊ぶ玩具が破損し、目に当たって負傷するという事故が発生。国民生活センターが使用中止を呼び掛けています。

  •  「フラッシュぶんぶんゴマ」とも呼ばれる当該製品は、円形の回転体に通した紐の両端をタイミング良く引いたり緩めたりすることで回転させて遊ぶ玩具。ぶんぶんゴマは昔からあるおもちゃですが、近年はプラスチック製で発光するタイプのものも販売されています。

     国民生活センターに相談が寄せられたのは、飲食店でおまけとしてもらったフラッシュぶんぶんゴマを、被害者の20代男性が回転させたところ、わずか数秒で破損し、破片が目に当たり負傷したという内容。

     テストを行ったところ、亀裂や割れなどの損傷がある状態で使用すると、回転中に本体が破断し、破片が高速で放出される可能性が考えられるという結果に。当該品を所持している方に、使用を中止するよう注意喚起しています。

    YouTubeでも注意喚起

     また、国民生活センターのYouTubeにおいても、使用中の本体の様子や、使用時に破損する様子が動画で公開されています。

     大人が通常使用したときの回転速度を調査したところ、本体の最高回転時の外周速度は、約160km/hに達していたとのこと。このスピードでプラスチック片が飛んでくるとすると、当たった箇所によっては重篤なけがを負うことも納得です。くれぐれも使用しないようにしましょう。

     これを受け「フラッシュぶんぶんゴマ」の販売事業者である株式会社三洋堂は、当該品の販売を停止。ホームページでも改めて注意喚起しており、「今後、同様の事故が発生することのないよう、再発防止に努めて参ります。お客様には、多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪を述べました。

    <参考・引用>
    国民生活センター公式Xアカウント(@kokusen_ncac
    国民生活センターYouTubeチャンネル
    ※掲載画像は国民生活センターYouTube動画のスクリーンショットです。

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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