うどん職人が生地を足で踏む工程は、粘りとコシを出すために古来から受け継がれてきた技術ですが、その技はどうやら猫の世界にも伝承されているようです。

 布団をテンポよく、後ろ足でコネコネする様子をXで披露しているのは、3歳になるそらじろーくん。この軽快な動き……相当な熟練者であるに違いありません。

 性格は常にご機嫌で、初対面の人にも物怖じしないというそらじろーくん。この熟練の足さばきについてうかがうと、ほかの猫ちゃん同様に、これまで前足で布団をコネコネしたことはあっても、後ろ足でこねるのを見るのは、実は飼い主さんにとっても初めての出来事だったそう。

 当時の状況を詳しく聞くと、布団の中には飼い主さんが足を入れていて、なおかつ、新しい布団に変えたばかりだったとのこと。このような状況が重なったことで、編み出された奇跡のステップだったようです。

後ろ足で布団をこねるそらじろーくん

 愛猫のこのようすには、飼い主さんも「あまりにも後ろ姿が面白かわいくて、涙が出るほど笑いました」と、絶賛のコメント。それは投稿を見た多くの方にとっても同様で、「コシのある良いうどんが出来上がりそう」「職人も顔負けの動き」といったコメントが続々と寄せられています。

そらじろーくんとトトちゃん

 この動画以降、ここまで軽快なステップは見られないものの、飼い主さんが寝る前に、前足と後ろ足を使って入念に足をフミフミマッサージしてくれるとのこと。うどん職人よりも、飼い主さん専属のマッサージ師のほうが向いているかもしれませんね。

<記事化協力>
おすんしぃさん(@oponpontotonton

(山口弘剛)