
株式会社ミライト・ワン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:菅原英宗、以下ミライト・ワン)は、プロジェクトの不採算リスクを低減するため、生成AIを活用した「受注前のリスク抽出・対策アプリ」(以下、本アプリ)を開発し、2025年7月より運用を開始しました。
本アプリは、RAG※1の技術を活用し、担当者が契約書や仕様書をアップロードすると、AIが過去の不採算案件データと照合し、当社独自のリスクポイント9項目に基づき、リスクと対策、関連する過去事例を自動的に提示します。これにより、リスクを事前に把握でき、不採算の防止にもつながります。
ミライト・ワンは、2024年1月より、グループ従業員が安全にAIを利用できる環境を整備しており、直近1か月間における利用ユーザー数は8323人(グループ従業員の利用率48%)まで増加したほか、対話型AIの利用は月間約19万回に達するなど、業務におけるAI活用が急速に拡大しています。
また、社員一人ひとりの生産性向上とウェルビーイングの実現を目指し、独自のAIアプリを自社で開発し提供しています。議事録作成や市場分析といった業務の効率化はもちろん、日々のメール作成支援から社員の健康管理に至るまで、その活用範囲は多岐にわたります。自社開発AIアプリの特長は、専門知識が求められるプロンプト入力をすることなく、誰もが直感的に使える点です。これまで25種類のアプリケーションが稼働しており、月間の利用回数は平均7,700回に達しています。これらの活用を通じて、社員の働き方を改善し、より専門性の高い業務に集中できる環境づくりに貢献しています。
ミライト・ワンは、今後もAI技術の活用をさらに推進することで、社内外のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
RAG(Retrieval-Augmented Generation)※1とは、大規模言語モデル(LLM)が外部の知識ソースから情報を検索し、その情報を基に回答を生成する技術です。
<株式会社ミライト・ワンとは>
株式会社ミライト・ワンは、1946年に創業し約80年にわたる歴史を持つ、様々なインフラを創り・守る企業です。これまでの通信インフラ建設で培ってきた豊富な経験と技術力をもとに、近年では、エネルギー分野や交通分野といった社会のインフラも創り・守り続けています。通信、電気、建築、土木などの技術を活かし、地域や企業のDX化、グリーンエネルギー活用の推進など未来に繋げる街づくり・里づくりに取り組んでいます。“技術と挑戦で「ワクワクするみらい」を共創する”というパーパスのもと、人々の暮らしを豊かにする新たな価値創造と持続可能な社会の実現を目指しています。