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ファシリテーションのワークショップに熱心に取り組む参加者
豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市 校長:阿波賀 邦夫、以下「豊田高専」)が主催校となり、令和7年9月9日から12日の4日間、愛知県豊田市の豊田市福祉センターにおいて、第18回国際工学教育研究集会(ISATE2025)を開催しました。
◆ISATE2025開催
本研究集会は「Bridging Borders: Engineering Education for Global Citizenship(国境を越えてつなぐ:グローバル市民を育成する工学教育)」をテーマに掲げ、世界16か国から183名の参加者を得て盛大に実施されました。
会期中はオープニングセレモニー、基調講演、各国の教育機関の紹介、口頭発表、ポスター発表、ワークショップ、ラウンドテーブル、クロージングセレモニー、さらに最終日にはエクスカーションが実施され、多様なプログラムを通じて国際的な学術交流が図られました。
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Burton and South Derbyshire CollegeのJohn Beaty校長による基調講演
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地元松平太鼓の演奏では、参加者も一緒に演奏し、交流を深めました
◆論文発表会
会議は4つのサブテーマに分かれており、それぞれでプレゼンテーションやポスターセッションが開催されました。それぞれで、「授業改善に関する研究」、「AIを活用した教育手法」、「国際共同教育プログラムに関する研究」、「持続可能な教育(SDGs)や地域社会との連携教育」、「国際的な人材育成や産業界との連携教育」などが発表、議論されました。
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積極的な議論が展開されたオーラルプレゼンテーション
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学校での国際交流活動内容を、ポスタセッションにて英語で紹介している豊田高専の学生
◆ワークショップやラウンドテーブルにて情報交換
ワークショップでは「ファシリテーションによる学習効果」と「ゲームベース学習による教育の楽しさと主体性の向上」がテーマとなり、教育現場での導入方法や効果測定について活発な議論が行われました。ラウンドテーブルでは5つのテーマが設けられ、特に「CDIOと高専カリキュラムの接続可能性」、「生成AIを活用した教育デザイン」、「シンガポールと日本高専の協働授業」、「高専教育成果の継承」、「実務基盤型教育の新手法」が議論され、国際的な教育モデルの構築や産学連携教育の深化に向けた具体的な方向性が示されました。
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「授業の中でゲーム要素を取り入れる」ためのワークショップ
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リラックスした雰囲気で意見交換がされたラウンドテーブル
以上のように、ISATE2025は過去最大規模の開催となり、教育手法の革新、国際的ネットワークの強化、産学連携の推進に大きく寄与しました。特にICT・AI活用やSDGs関連の教育実践に関する成果は、工学教育の将来を指し示す重要な知見となり、国際的に共有されたことは大きな意義を持つと思われます。
◆豊田工業高等専門学校について
高等専門学校(以下「高専」)は、社会が必要とする技術者を養成するために1962年(昭和37年)に設立されました。高専は、中学校の卒業生を受け入れて、1学科40名による5年間の一貫教育を行う高等教育機関です。
豊田高専は1963年(昭和38年)に愛知県豊田市に設立され、幅広く豊かな人間教育を目指し、数学・英語・国語などの一般科目と実験・実習を重視した専門科目に基づくカリキュラムにより、実践的、専門的な技術者教育を行っています。
卒業生は、約半数が国立大学の3年次編入学や高専の専攻科に進学し、約半数が多様な産業分野で実践的技術者として活躍しています。
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豊田高専外観
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 豊田工業高等専門学校
所在地:愛知県豊田市栄生町2-1
校長:阿波賀 邦夫
設立:1963年
URL:https://www.toyota-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関