国立大学法人愛媛大学(所在地:愛媛県松山市、学長:仁科弘重、以下「本学」という。)と日本システム技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:平林卓)は、「教学データを活用したアーリーアラートシステム開発」に関する共同研究を開始することをお知らせします。
◆共同研究に伴う記者発表の開催
令和7年10月23日(木)、愛媛大学城北キャンパスのE.U. Regional Commonsにて共同研究に関する記者発表を行いました。記者発表では、はじめに、本学教育・学生支援機構の八尋秀典機構長から、現在、教育現場が抱える課題と本共同研究の目的について説明を行いました。続いて、日本システム技術株式会社の落合聡上席執行役員から、会社概要及び事業内容、ビジョンにおける本取組の位置づけについて紹介があり、「本共同研究を通じて社会課題の解決を目指したい。」との説明がありました。
最後に、共同研究代表者の中井俊樹副機構長・教育企画室長、及び共同研究者の真鍋亮特任助教から、研究内容について説明を行いました。
◆取組内容と今後の展望
本学教育・学生支援機構教育企画室では、教学IR(Institutional Research)の知見を活かし、学生の中途退学防止や学習支援の充実に向けた取組を進めており、今回の共同研究では、卒業予測モデル「卒業予報」と日本システム技術株式会社の教務システム「GAKUEN」に蓄積された教学データを活用し、学生の学習状況を可視化する「アーリーアラートシステム」の開発を目指します。
本共同研究では、過去のデータ分析により卒業に影響する要因を抽出し、現在の学生に適用することで、学生自身が現在の学習状況を把握することが可能となります。また、支援が必要な学生を早期に特定し、教職員がタイミングよく声かけや面談を行えるよう支援体制の整備や、教育課題の抽出、授業設計の改善にも活用し、教育の質向上を図ります。研究期間は、令和10年3月31日までを予定しており、全国の大学への展開も視野に入れ、教育の基盤構築に貢献してまいります。
本学は今後も、教育の質向上と学生支援の充実に向けて、企業との連携を通じた先進的な取組を推進してまいります。
※「卒業予報」は、国立大学法人愛媛大学の登録商標です(登録 6885680)。
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(左から)愛媛大学教育・学生支援機構 真鍋特任助教、中井副機構長、八尋機構長、日本システム技術株式会社 落合上席執行役員、野嶋GAKUEN事業部長
◆参考
愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室
URL:https://web.opar.ehime-u.ac.jp/
教育企画室パンフレット
教職員能力開発拠点パンフレット
◆参考情報
「卒業予報2025」の公開について
「卒業予報」で令和7年度学長賞受賞 真鍋亮特任助教・尾崎良太郎教授
大学IR入門ーデータにもとづく意思決定のための完全ガイド
◆本件お問い合わせ先
愛媛大学教育学生支援部教育企画課教育企画チーム
〒790-8577愛媛県松山市文京町3番
TEL:089‐927-9154
E-mail:opar@stu.ehime-u.ac.jp
※@を半角にしてください























