株式会社ミスミグループ本社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大野龍隆）が提供する、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow（フロー）」が、自動車部品メーカーである株式会社ソミック石川（事業所：静岡県浜松市、代表取締役社長：斉藤 要）に導入されたことをお知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12100/307/12100-307-622b2c00bd76d161a3d90a7c771cf64e-800x400.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 概要
株式会社ソミック石川は、クルマの足回り部品である「ボールジョイント」の製造において国内トップシェアを誇る自動車部品メーカーです。浜松市の鶴見第2工場では、作業用手袋などの消耗品管理において、従来の「かんばん方式」による運用では、かんばんの回収や発注指示までのタイムラグ、管理者の確認遅延などにより、急な発注が生じることがありました。こうした欠品リスクや業務の非効率さは、現場と管理部門双方の共通課題となっていました。
そこで、中国の子会社で先行して導入していた「MISUMI floow」が、在庫の紛失防止や補充の手間低減に効果を発揮していたことから、国内でも導入を決定。まずは作業現場で使用頻度の高い手袋を対象に、工場常設の自販機による製品提供とミスミによる自動補充により、注文漏れや欠品の不安を解消。調達業務だけでなく、納品後の仕分けや段ボールの解体・廃棄といった手作業が不要になり、現場や管理部の負担が大幅に軽減されました。導入後は専任担当者がつき、消費傾向に応じた棚割り変更や追加品の見積もりにも迅速対応。さらに、使用量の可視化によって社員のコスト意識も向上した結果、約4ヶ月時点において、現行価格比で約25％のコスト低減を達成。今後は副資材や切削工具への展開や他工場への導入も検討されています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12100/307/12100-307-553068bd72d0e6594b4104c4110d546b-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ ソミック石川における「MISUMI floow」導入の効果
欠品不安の解消で、現場・管理部双方の心理的負担を軽減
在庫管理・補充をミスミに任せられるようになり、必要なタイミングで必要な分だけ取り出せる環境が整いました。「いつ届くのか」という心配がなくなり、現場・管理部ともに安心して業務に集中できるようになりました。
使用量の見える化でコスト意識が向上、低単価の手袋だけで現行価格比約25%の削減効果も
顔認証による個人識別と使用履歴の通知により、「誰が・いつ・どれだけ使ったか」が明確になり、現場のコスト意識が向上しました。導入前に設定していた「現行価格比20％のコスト低減目標」に対し、導入から約4ヶ月で低単価の手袋だけでも現行価格比約25％の削減を達成しています。
副資材の処理がなくなり、現場の作業環境も改善
従来、納品後の仕分けや段ボールの解体・廃棄に毎日約1時間を要していましたが、導入後は製品が自販機に直接補充されるため、これらの作業が不要に。現場からは「在庫スペースの確保が不要になり、作業環境がすっきりした」との声もあり、業務負担の軽減と環境改善の両面で効果が出ています。
専任担当によるアフターサービスで継続的に調達効率を改善
導入後はミスミの専任担当者がつき、消費傾向に応じた棚割り変更の提案や、自販機で扱っていない手袋の見積もり依頼にも迅速に対応。両社で連携しながら、調達業務の効率化やコスト低減を継続的に進めています。
■ ソミック石川の評価
鶴見管理部 部長 須田 貴夫 様
「管理業務の非効率さは組織全体の課題でしたが、導入後は作業環境が整い、使用量の見える化などにより、管理面での安心感が高まりました。今後も現場の声を取り入れながら、働きやすい環境づくりを進めていきたいと考えています。」
鶴見管理部 工務室 室長 大窪 哲也 様
「設備関連の副資材も自販機で扱えるようになれば、さらに利便性が高まると感じています。特に切削工具などは欠品すると生産ラインに影響が出るため、そうした不安を解消できれば、現場にとっても大きな助けになります。」
調達部 国内調達室 設備調達G 楊 从真 様
「中国ミスミのウェビナーで『MISUMI floow』を知り、中国子会社に紹介したところ『まさに欲しかったサービス』と導入が決定。現場では在庫管理の効率化に効果があり、日本でも自然と導入検討が進みました。」
■ 導入事例
https://jp.misumi-ec.com/service/floow/case/somic/
■ 間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow（フロー）」
「MISUMI floow」はデジタル革新により、顧客の需要データに基づいた最適なチャネルでの商品提供を可能とし、工場における間接材調達の整流化を実現するトータルコストダウンサービスです。調達担当者の発注の手間を省き、在庫量を可視化することで、調達時間を7割削減し、適切な在庫管理を実現します。お客さまが高頻度で使用する消耗品は工場常設の自販機までミスミが納品を行う、製造現場における“富山の置き薬”です。自販機内の在庫はミスミ資産となるので過剰在庫を抱えることはありません。さらに、自販機から取り出す際は顔認証やIDパスが必要になるため、使い過ぎを防ぎ、社員のコストに対する意識改革にもつながります。
MISUMI floowサービスサイト インフォメーション：https://jp.misumi-ec.com/service/floow/
お客さまの声：https://jp.misumi-ec.com/service/floow/#anc_case
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12100/307/12100-307-0e8bef759ffa5cf0aac06b00eb58d804-960x375.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ ミスミの「デジタルモデルシフト」が拓く、ものづくりの未来
ミスミグループは、デジタル技術の力で、ものづくりプロセスのあり方そのものを変革してきました。
2000年には業界に先駆けてインターネット注文サービスを開始し、部品選定から発注までをWebで完結させる仕組みを構築しました。そして、3DデータのみでAIが自動見積もりをする「meviy（メビー）」をはじめ、数々の革新的なサービスを展開、産業界の生産性向上に確かな変革をもたらしてきました。
ミスミグループは、「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、この度お客さまへ新たな価値提供として「得ミスミ・楽ミスミ」をご提案します。設計・調達プロセスのDX化で、設計・生産現場の生産性は飛躍的に向上し、最適な調達サービスを通じてコスト削減も同時に実現します。
お客さまが日々の煩雑な業務から解放され、より創造性の高い仕事に取り組めるようになる。
ミスミは、これからも一人ひとりの「時」を価値あるものへと変え、ともに持続的な成長を創造していきます。
■ ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32.3万社（2025年3月時点）に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。
