三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:三谷 忠照、以下 三谷産業)は、ベトナムにおける人材育成を主題として、基調講演やパネルディスカッションを実施する「Aureole(オレオ)カンファレンス2025」を11月13日(木)にベトナム・ハノイ市内のホテルにて開催しました。
「次世代リーダーの育成~日越の共創型リーダーシップとは~」をテーマに掲げた今回のカンファレンスには、産学官の関係者を交え日本・ベトナム両国より計165名が参加し、熱心に耳を傾けました。
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日本・ベトナム両国から集った参加者が熱心に耳を傾ける当日の会場
■日越で描く、新たなリーダーシップをテーマに
三谷産業は、日系企業がベトナムで事業を成長させていくうえで欠かせないテーマである「人材育成・組織開発」について、企業・大学・政府機関が集い議論する場として、2015年より Aureoleカンファレンスを開催しています。
前回のAureoleカンファレンス 2023では「クロスカルチャー・ファシリテーション」をキーワードに掲げ、異文化適応力を高めることや、文化の異なる人々が共に学び、共に成長する意識を持つことの重要性について議論しました。
持続的成長の観点から、ベトナムで長年事業を展開する日系企業にとって、創業期より在籍する幹部社員の後を担う次世代リーダーを育成し、適切に配置することが昨今の重要な課題となっている背景を踏まえ、今回のカンファレンスでは「次世代リーダーの育成~日越の共創型リーダーシップとは~」をテーマに設定しました。前回の議論をさらに発展させ、国家間だけでなく世代間における文化的背景の違いにも焦点を当てながら、ベトナムにおいて望ましいリーダーシップのあり方を探りました。
■持続的な成長を支える次世代リーダー育成について、知見を共有
当社取締役 海外事業担当 三浦 秀平による主催者挨拶ののち、ベトナム政府教育訓練省 中学校・高等学校教育局副局長のタ・ゴック・チー氏、在ベトナム日本国大使館 次席公使の石川 勇氏より来賓のご挨拶を賜り、当カンファレンスは開会しました。
続く基調講演では、株式会社ドリームインキュベータ フェローの木ノ下 忠宏氏にご登壇いただきました。木ノ下氏は、外資系企業としてベトナムで最も長い歴史を持つ双日グループのベトナム代表を務められ、またベトナム日本商工会議所の会頭なども歴任されています。ご自身のベトナムでの経験を踏まえ、グローバルに求められるリーダー像やその姿勢、そして共創型リーダーシップの重要性について語られました。さらに、次世代リーダーに期待されるミッションと役割を示しながら、日越両国の文化的な違いを背景に、互いの強みを認め合い融合させることで組織文化が進化することを強調されました。加えて、日本型経営を学んだベトナム人リーダーの登用が、持続可能な共創型経営モデルという新たな価値を生み出す鍵になると訴えました。
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「次世代をつなぐ日越共創リーダーシップ ―30年の歩みから未来へ―」をテーマに基調講演を行う木ノ下氏
イベント後半は、木ノ下氏に加え、企業・教育機関から貿易大学 日本語学部ビジネス日本語学科長 グエン・ティ・ビック・フエ氏、LINK AND MOTIVATION VIETNAM CO., LTD コンサルタント ファン・ホン・ロアン氏が参加し、パネルディスカッションが行われました。
各登壇者の研究成果や企業事例の紹介を経て、次世代を支えるベトナムの若い世代のキャリア観や従業員エンゲージメントの高い組織について活発な意見交換が行われ、ベトナムで事業を行う日系企業ならではのベトナム型経営を共創するための示唆が提示されました。
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モデレーターを含む4名が登壇し、活発な議論を展開したパネルディスカッションの様子
三谷産業は、ベトナムでの経験やネットワークを活かし、ベトナムにおける人材育成の取り組みに一層注力してまいります。
■「Aureoleカンファレンス 2025」概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/32549/table/126_1_b4e49b96409d2e179cfe93898fd41274.jpg?v=202511290817 ]
(補足情報)
【過去のAureoleカンファレンス開催実績】 https://www.mitani.co.jp/conference/
第1回 2015年(ハノイ) :人材育成
第2回 2016年(ホーチミン):インターンシップとチームビルディング
第3回 2017年(ハノイ) :Works as Team, Effort as a Team
第4回 2018年(ホーチミン):現場の活性化
第5回 2019年(ハノイ) :コア人材の育成
第6回 2020年(Web会議) :“新しい時代”の経営人材
2021年(動画配信) :組織進化論
第7回 2022年(ハノイ) :The Key Is Engaging Leaders ~新しい組織の鍵は高度人材にあり~
第8回 2023年(フエ) :クロスカルチャー・ファシリテーションによる組織進化
【Aureoleグループについて】https://aureole.mitani.co.jp/jp/
三谷産業のベトナム子会社の総称をAureole(オレオ)グループと称しています。“Aureole”とは、フランス語で「栄光」を意味する言葉であり、ベトナム子会社の社名に冠しています。三谷産業は1994年にベトナム・ホーチミン市において事業を開始し、2025年9月時点ではベトナム国内において、現地子会社7社、およびハノイ・ホーチミン駐在事務所合わせて18拠点、現地社員数は約2,300人の規模になりました。事業内容は、化学品・健康食品原料の製造・販売、自動車部品向け樹脂成形品の製造、建築設備のCAD設計やBIM事業、情報システムのオフショア開発・システムインテグレーションなど多岐にわたり展開しています。
【三谷産業グループについて】https://www.mitani.co.jp/
石川県金沢市で創業して97年、ベトナムで創業して31年の複合商社です。北陸、首都圏、ベトナムを拠点に、化学品/情報システム/樹脂・エレクトロニクス/空調設備工事/住宅設備機器/エネルギーの6セグメントで事業を展開しています。商社でありながら、時にメーカーとして、また時にコンサルタントして、お客さまにとっての最適を追求するとともに、「創業90年を越えるベンチャー企業」として更なる進化へと挑戦しています。
2025年3月期:連結売上高 103,072百万円/連結従業員数 3,563名























