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【速報】『カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士』小林文乃著、ポーランド外務大臣主催「最優秀歴史書コンテスト」特別賞を受賞! 日本人作家の特別賞受賞は初めて

update:
河出書房新社
独ソ戦最大の謎「カティンの森事件」の真相を追う、歴史紀行ノンフィクション。授賞式は12月10日にポーランドで開催。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1117/12754-1117-b9c48c130a3da6e2ca112db4fba0c226-1031x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


小林文乃さんの歴史ノンフィクション『カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士』(2023年3月27日発売 税込定価2,552円)が、ポーランド外務大臣主催の「外国語で書かれた最優秀歴史書コンテスト(2025)」で、特別賞を受賞。
ポーランド外務省(文化外交・ポーランド広報部門)が、2025年11月26日(水)に発表しました。

ポーランド外務省 「最優秀歴史書コンテスト、受賞作が決定」
https://www.gov.pl/web/dyplomacja/konkurs-na-najlepsza-ksiazke-historyczna-rozstrzygniety


「最優秀歴史書コンテスト」は、「外国語で書かれたポーランドの歴史に関する歴史書」を選考対象として2017年に創設されました。今年度は、2023年または2024年に刊行された書籍を対象に、2025年5月22日から8月31日の期間に募集。日本人作家の特別賞受賞は、今回が初めてとなります。

●『カティンの森のヤニナ』小林文乃著

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1117/12754-1117-68a922c2ebc373f948c25f0525ede903-1031x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

独ソ戦最大の謎「カティンの森事件」。そのなかにたったひとり、女性の犠牲者がいた。彼女の足跡を追う旅は激動の歴史を明らかする。
カティンの森事件──二万人のポーランド将校が何者かによって虐殺された独ソ戦の闇。その犠牲者のなかに、たったひとり女性がいたことはあまり知られていない。
彼女の名前はヤニナ・レヴァンドフスカ。優秀なパイロットであった彼女の頭蓋骨は調査隊によって持ち去られ、長らく歴史の表舞台から姿を消した。彼女の足跡を追う旅は、ワルシャワからクラクフ、グダニスク、ポズナン、そしてカティンの森へ……。
ポーランドという国家と一人の女性、そしてその一族の運命が重なり合う、歴史紀行ノンフィクション。



◆目次◆
プロローグ
第一章 ポーランドいまだ滅びず
第二章 ふたりの将軍
第三章 ヤニナは空を目指した
第四章 開戦前夜
第五章 収容所のクリスマス
終 章 カティンの鳥たち
エピローグ

●小林文乃さん 受賞の言葉

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1117/12754-1117-04c81df9f78255303c7e757a7c5be08a-3900x2776.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)日刊ゲンダイ
この度の受賞を、大変光栄に思います。日本の読者だけでなく、ポーランドやその他の国の方々にもこの本を知ってもらえるチャンスを得たことが、なにより嬉しいです。
本作を執筆中にウクライナ戦争がはじまり、私自身、本の世界が突然リアルに感じられるようになりました。その感覚こそが、今回の受賞理由のすべてと言えるのではないでしょうか。
混迷の続くいまだからこそ、ひとりでも多くの方に届けたい一冊です。




小林文乃 Ayano Kobayashi 略歴
1980年生まれ、ノンフィクション作家、出版プロデューサー。京都造形芸術大学卒業。著書に『グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪』、亀山郁夫対談集『ショスタコーヴィチを語る』に対談者として参加。

●『カティンの森のヤニナ』これまでの報道など

今週の本棚:沼野充義・評 『カティンの森のヤニナ』小林文乃・著 | 毎日新聞 2023/04/08
https://mainichi.jp/articles/20230408/ddm/015/070/022000c

(書評)『カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士』小林文乃〈著〉:朝日新聞 2023/05/13
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15634908.html

「カティンの森ヤニナ」小林文乃氏|日刊ゲンダイDIGITAL 2023/05/25
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/323475

「戦争と女性」テーマに京都でトークショー 小林文乃さんと秋山豊寛さん - 産経ニュース 2023/06/07
https://www.sankei.com/article/20230607-SCQMM7LEFJLH5JT4XZOJCOOYZM/

「銃取らされた時、人間どうなるか」 作家・小林文乃さん、戦争語る | 毎日新聞 2023/06/11
https://mainichi.jp/articles/20230611/k00/00m/040/037000c

●書誌情報

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/1117/12754-1117-e944bb5a218d1f2f135dea1b843bc096-1031x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

書名:カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士
著者:小林文乃
発売日:2023年3月27
税込定価:2,552円(本体価格2,320円)
ISBN:9784309030975
出版社:河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030975

※電子書籍は発売していません。

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