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リリースプラス

ネットワーク認証サーバー「NetAttest EPS」、ID・証明書管理のクラウド運用に対応

update:
ソリトンシステムズ
- 管理の効率化とゼロトラスト実現に向けた認証運用を強化 -



株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田 理、以下 ソリトン)は、ネットワーク認証サーバー「NetAttest EPS」において、ユーザーIDおよびデジタル証明書の管理をクラウド上で行える新機能を、2026年1月に提供開始します。
本機能は、クラウド型ID管理サービス「Soliton OneGate」と連携し、従来オンプレミスでのみ実施していたユーザー管理やデジタル証明書配布の仕組みをクラウド環境へ拡張するものです。これにより、運用管理の効率化と柔軟性を強化し、段階的なクラウド移行にも対応します。

背景と目的
クラウド活用が進む企業・団体では、認証基盤をオンプレミスに限定せず、クラウドも含めた柔軟な運用方式を求める声が高まっています。
ソリトンはこれまで、NetAttest EPSのIaaS版の提供などを通じて、認証基盤のクラウド対応を段階的に進めてきました。今回の新機能は、その取り組みをさらに広げ、ユーザー管理やデジタル証明書配布など、主要な運用業務をクラウド上で行なう新たな選択肢を提供するものです。
認証情報を狙うサイバー攻撃が激化するなか、認証強化はゼロトラストセキュリティを確立するための第一歩として不可欠な要素です。ネットワーク側の認証基盤であるNetAttest EPSと、クラウド側のID・デジタル証明書管理を組み合わせることで、ネットワークとクラウドをまたいだ、デジタル証明書ベースのゼロトラスト型認証基盤へ発展させていくための土台を整えます。

本機能がもたらすメリット
本機能により、既存の NetAttest EPS認証基盤を継続利用しながら、ユーザーIDおよびデジタル証明書管理をクラウド上で行うことが可能となります。主なメリットは以下のとおりです。

- 拠点や利用場所に依存しないデジタル証明書配布:

従来は「NetAttest EPS-ap」の構築と運用が必要でしたが、Soliton OneGateのクラウドCA(認証局)からNetAttest EPS用デジタル証明書をインターネット経由で安全に配布できます。拠点展開やモバイル環境、社外端末を含む柔軟な運用を実現します。

- 運用負荷の軽減と整合性の確保:

ユーザーIDやデジタル証明書の管理をSoliton OneGateに集約し、変更内容を自動的にNetAttest EPSへ同期します。複数システム管理に伴う二重作業や設定ミスを抑止します。

- ガバナンスとセキュリティ統制の強化:

ユーザーID・デジタル証明書管理をクラウド側に統一することで、権限管理やライフサイクル管理の一元化が可能となり、セキュリティと内部統制の向上に寄与します。

- 導入・運用の容易化:

オンプレミスでの構築・設備準備を軽減し、利用規模や運用方針に応じた段階的な導入を可能にします。将来的な運用形態変更にも柔軟に対応できます。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19712/98/19712-98-1419aa1974b1e7922afc9cfd17fe086f-1920x840.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
NetAttest EPSとSoliton OneGateで実現するゼロトラスト認証基盤


主な機能追加
今回のリリースで、ユーザーIDおよびデジタル証明書をクラウド上で管理できる仕組みを新たに追加しました。主な機能は以下のとおりです。

- ユーザーIDのクラウド一元管理と自動同期:

NetAttest EPSのユーザーIDをSoliton OneGateへ複製し、以後はSoliton OneGateでの変更内容を自動的にNetAttest EPSへ反映し、整合性を維持します。

- クラウドCAによるデジタル証明書発行・管理:

Soliton OneGateの認証局(CA)機能を利用し、クラウド上でNetAttest EPS用デジタル証明書の安全な発行・管理が可能です。認証処理は従来どおり NetAttest EPSのRADIUSで行うため、既存構成を変更せず導入可能です。

- 管理集約によるガバナンス強化:

ユーザー追加・削除の操作をクラウド側に集約し、統制された管理運用を実現します。設定変更やCSVによる一括操作は引き続き可能です。

今後の計画
今回の新機能は、NetAttest EPSのクラウド運用を実現する取り組みの第一段階です。
今後は、ユーザーIDおよびデジタル証明書に加え、ユーザー設定や各種運用設定のクラウド管理にも対応できるよう順次拡張し、オンプレミスとクラウドのいずれの環境でも運用できる認証基盤の実現を目指します。
これらの機能強化は、2026年度内の提供を予定しています。

製品・提供概要
・対象製品:NetAttest EPS(バージョン5.2.9以降)
・連携サービス:Soliton OneGate
・提供開始日:2026年1月
・ライセンス情報:
 - プラン名:Soliton OneGate PKIプラン for EPS
 - 形態:年間サブスクリプション(ユーザーライセンス)
 - 購入単位:100ライセンス以上10ライセンス単位

NetAttest EPSについて
NetAttest EPS(ネットアテスト イーピーエス)は、国内シェアNo.1(※ 1)の認証アプライアンスです。デジタル証明書を使用したネットワーク認証に必要な機能をオールインワンで備え、正しい端末・正しいユーザーのみネットワークに接続できる安全な環境を実現します。
https://www.soliton.co.jp/eps/

※1富士キメラ総研「2025 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧」より
※ 記載の社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

【 株式会社ソリトンシステムズについて 】
設立以来、ソリトンシステムズはIT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心とした ITセキュリティからサイバー対策まで、また、携帯電話回線4G、5GやWi-Fiを利用した高精細の映像伝送システム、遠隔運転、遠隔操作などに取り組んでいます。国産メーカーとして、オリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しています。
設立:1979年、売上186億円(2024年12月期・連結)、東証プライム
HP:https://www.soliton.co.jp/

【 NetAttest EPSに関するお問い合わせ先 】
株式会社ソリトンシステムズ ITセキュリティ事業部
Tel: 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp

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