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グラファーとROUTE06が業務提携。AIを前提とした開発プロセスの定着を支援

update:
株式会社グラファー
~「Graffer AI駆動開発プログラム」にAI要件定義「Acsim」を活用した要件定義編を追加、上流工程から開発の品質向上と効率化を実現~



生成AI活用による企業変革を実現する株式会社グラファー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石井 大地、以下「当社」)はAI要件定義「Acsim(アクシム)」を提供する株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 崇史、以下「ROUTE06」)と業務提携を開始いたしました。本提携により、要件定義から設計・実装・リリースまで、AIを前提とした開発プロセスを企業に定着させる支援を行います。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38525/115/38525-115-87234a7f969a0b33aeb8d528b75aa2fd-3840x2016.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


業務提携の背景
生成AIの進化により開発現場は転換期を迎えているものの、多くの企業ではAIの活用が部分的・個人依存にとどまり、全体最適には至っていないのが現状です。IPAの調査(*1)によれば、AIを業務で利用または利用を許可している企業は16.2%にとどまり、予定を含めても22.5%と、普及は限定的です。また、PwCの調査(*2)では、日本企業における生成AI活用の課題として「必要なスキルを持った人材がいない」「ノウハウがなく、どのように進めれば良いか進め方がわからない」といった人材や知識面での課題が明らかになっており、知識やスキルの不足がボトルネックとなり、具体的なユースケースの検討や試行が停滞している状況がうかがえます。
特にDX推進の起点となる要件定義は属人性が高く、設計品質のばらつきやスキル依存による非効率性が長年の課題とされてきました。実際、ROUTE06の調査(*3)では、要件定義に関わる業務を行う部長職相当の約6割が「担当者の経験・スキルへの依存」を課題発生要因として認識しており、9割以上が「自社の要件定義における属人化を実感」、8割以上が「半数以上のプロジェクトで手戻りが発生している」と回答しています。
こうした状況のなか、両社にはお客さまから「AIを用いた設計・実装・運用にとどまらず、上流工程の要件定義まで一気通貫で支援してほしい」「AI活用を組織全体に浸透させたい」といったニーズが多数寄せられており、それらの声に応える体制を構築するために、このたびの業務提携に至りました。

(*1)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「AI利用時のセキュリティおよびリスクに関する調査」(2024年3月実施)
(*2) PwC「生成AIに関する実態調査2024 春 米国との比較」(2024年)
(*3)株式会社ROUTE06「『要件定義』の課題についての実態調査」(2024年)
業務提携の内容
企業の開発プロジェクトに対して、要件定義の属人化を解消するROUTE06のAI要件定義プラットフォーム「Acsim」とAIを活用した設計・実装スキルをチームに定着させる当社の「AI駆動開発プログラム」を組み合わせて、要件定義から実装・リリースまでを一気通貫で支援します。

1.「Acsim」の導入・活用支援
ROUTE06が、AI要件定義プラットフォーム「Acsim」の導入を支援。現状業務の可視化や課題抽出、改善方針の整理、プロトタイプや設計書の生成などを通じて、プロジェクトごとの要件定義プロセスを標準化・構造化します。

2.「Acsim」を活用した要件定義研修によるスキル定着
当社が「Acsim」を実際に使いながら要件定義の進め方を習得する研修を実施し、現場メンバーが自ら「Acsim」を使いこなせる状態をつくります。これにより、属人化しがちな要件定義スキルをチーム全体に展開し、誰が担当しても一定品質で要件定義できる体制を整えます。

3.AI駆動開発プログラムによる設計・実装・リリース支援
当社の「AI駆動開発プログラム」により、設計・実装・レビュー・リリースといった後続工程にAI活用を組み込みます。バイブコーディングやAIペアプログラミングなどの手法を取り入れながら、AIを前提とした開発プロセスをチームに定着させます。
期待できる効果
1.要件定義からリリースまでのリードタイムを最大50%短縮
「Acsim」による要件定義の高速化と、当社の「AI駆動開発プログラム」による設計・実装の効率化により、要件定義からリリースまでの一連のプロセスを最適化。プロジェクト全体のリードタイムを最大50%短縮します。

2.プロジェクト成果物の品質・再現性向上
「Acsim」が熟練者の暗黙知を構造化し、誰もが一定水準の要件定義・設計を行える環境を構築。属人性や成果物のばらつきを抑え、安定した品質と再現性の高い開発体制を実現します。

3.AIを前提とした開発プロセスの全社定着
一部メンバーの個別的なAIツール活用にとどまらず、マネジメント層から現場メンバーまでがAIを前提とした開発プロセスに移行することができます。個人任せの活用ではなく、チーム全体でAIを活かせる共通プロセスを整えることで、組織としてのAI実装力を高めます。
両社コメント
株式会社グラファー 代表取締役 石井 大地
「当社は『Graffer AI駆動開発プログラム』を通じて、ソフトウェア開発における設計・実装・リリースまでの各工程におけるAI活用をチームとして推進するための支援を展開しております。このたびのROUTE06様との業務提携によって、開発の最上流である要件定義においても『Acsim』を活用した効率化が可能となり、ソフトウェア開発の全工程に対してAIを前提とした新たなプロセスの実現を支援できるようになります。今後はバイブコーディングやAIペアプログラミングなどの新しい手法を取り入れた開発チームの業務プロセス変革を通じ、開発現場の生産性を大きく高めるとともに、お客様のビジネス成長と競争力向上をご支援してまいります。」

株式会社ROUTE06 取締役 Acsim事業責任者 松本 均
「今回のグラファー社との業務提携は、『Acsim』が取り組んできたAI要件定義の領域をさらに強化し、その価値を開発全体へ拡張する機会だと捉えております。『Acsim』は、要件定義書・業務フロー・ユースケースなどの成果物を、AIが理解できる形で構造化し、誰もが高品質な要件定義を行える環境を目指しています。今回の提携により、これらの成果物をベースにAIによる設計・実装・レビューへつなげることが可能となり、AIを前提とした一気通貫の開発プロセスを企業に提供できるようになります。私たちは、AIが上流から下流まで活用される新しい開発モデルを広げることで、日本のソフトウェア開発の生産性を根本から引き上げていきたいと考えています。今後もさまざまな企業様と連携しながら、AI要件定義領域をさらに盛り上げ、業界全体の変革を加速させてまいります。」
「Acsim」とは
「Acsim(アクシム)」は、属人化しやすい要件定義において、AIが推進者の思考を補完・強化し、誰もが要件定義ができる世界を実現する生成AIプラットフォームです。現状把握や課題抽出、改善方針提示、本格的なプロトタイプ構築、稟議支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なプロセスを一貫して支援します。生成された設計情報は構造化データとして蓄積され、実装・テストといった後続工程でも活用可能。開発全体の品質を高め、意思決定の精度とスピードを飛躍的に向上させます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38525/115/38525-115-712eaf09d6d9093234970aec9946d037-1023x677.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「Acsim」サービスサイト:https://ai.acsim.app
「Graffer AI駆動開発プログラム」とは
企業のソフトウェア開発部門向けに「バイブコーディング」や「AIペアプログラミング」といった新手法を取り入れた、AI前提の開発プロセスの装着に特化した研修プログラムです。開発チームに対してAIを前提とした組織運営、開発手法を装着することで生産性を劇的に向上させます。
URL:https://graffer-aistudio.jp/generative-ai-learning/ai-dev-training
株式会社ROUTE06について
ROUTE06は、人とAIの協創によってプロダクト開発を再定義するスタートアップです。自然言語による対話と直感的なノードUIを融合したユーザー体験を軸に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」などのAI駆動開発プラットフォームを提供。設計・実装・運用の全工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績とモダンなプロダクト開発の知見を活かし、大手システムインテグレーターからスタートアップまで、すべてのプロダクトビルダーが自由にアイデアを形にできる未来を目指します。

所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
代表者 :代表取締役 遠藤 崇史
設立  :2020年1月24日
事業内容:AI駆動開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング
URL:https://route06.com/jp
株式会社グラファーについて
グラファーは、「プロダクトの力で 行動を変え 社会を変える」をミッションに掲げ、企業・行政機関における業務のデジタル変革を手掛けるスタートアップ企業です。生成AIの活用支援を通じて企業変革を実現する「Graffer AI Solution」や、市民と行政職員の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを提供しています。行政デジタルプラットフォームは全国250以上の自治体が導入しており、政令指定都市での導入率は70%です。2021年10月には経済産業省が主導するスタートアップ支援プログラムである「J-Startup2021」に選定されました。

所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷1-5-8
代表者:石井 大地
設立:2017年7月18日
資本金:1,544,977,927円(資本準備金含む)
URL:https://graffer.jp
報道に関するお問い合わせ先:pr@graffer.jp
本リリースの元記事
https://graffer.jp/news/6970
本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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