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「ELSA Physical AI Lab」オープンのお知らせ

update:
株式会社 エルザ ジャパン
― フィジカルAI・生成AI・ロボティクス研究の新たな拠点 ―



報道関係者各位
2025年12月2日
マーケティング部

 株式会社 エルザ ジャパン(本社:東京都港区)はこのたび、急速に進展するフィジカルAI、VLM/VLA/LLM/SLMといった生成AI技術を実世界ロボティクスと結びつける研究開発を体系的に推進する目的で、国立大学法人電気通信大学の「UECアライアンスセンター(注1)」内へ、新たな研究拠点
『ELSA Physical AI Lab (エルザ フィジカルAIラボ)』を設立いたしました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59827/28/59827-28-76991fd33ed670c890522c4653e095bf-3565x2544.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
UECアライアンスセンター外観

 本ラボでは、フィジカルAI(Physical AI)を中心に、VLM(Vision-Language Model)、VLA(Vision-Language-Action Model)、LLM(Large Language Model)、SLM(Small Language Model)などの先端AIモデルとロボティクスを融合した次世代技術の研究開発を進めます。
また、GPUを含む多様なAIコンピューティング環境を柔軟に活用し、AIが実世界と動的に相互作用するためのモデル設計・シミュレーション・制御技術の高度化を目指します。

■ 設立の背景
AIモデルの高度化と、GPU・エッジAIデバイス・専用AIチップなどによるコンピューティング高速化の進展により、AIは仮想空間から実世界へと適用領域を広げています。
とりわけフィジカルAIは、自動運転、産業ロボット、サービスロボット、ヒューマノイドなど、実環境における認識・判断・行動を担う新たな知能システムとして注目されています。
ELSA Physical AI Labは、こうした技術変革を支えるAIアーキテクチャの探求、学習設計、フィジカルシミュレーション環境の構築といった技術的領域に特化し、先端研究を推進してまいります。

■ 主な研究テーマ
● VLM/VLA/LLM/SLMの統合研究
視覚・言語・行動を組み合わせた次世代AIモデルの学習・推論構造を研究し、ロボット制御や自律システムへの応用を図ります。
● 多様なAIコンピューティング環境を活用したフィジカルAIの実装研究
GPU、JetsonなどのエッジAIデバイス、専用AIチップを組み合わせ、リアルタイム推論・制御を可能にする実行環境を構築します。
● 高精度フィジカルシミュレーション基盤の開発
大規模物理シミュレーション、マルチエージェント環境、デジタルツイン技術を活用し、AIモデルの行動生成・環境適応を研究します。
● GPU Test Drive 環境の提供(模倣学習・強化学習)
Deep Learning を活用した模倣学習・強化学習に適した GPU Server 環境を提供し、研究者・学生が高度な学習タスクを実行可能にします。
● 産学連携・共同研究の推進
大学・研究機関・企業との共同研究を通じ、次世代AI・ロボティクス技術の社会実装を進めます。

■ 今後の展望
ELSA Physical AI Labでは、研究領域で得られた知見に基づき、技術レポート、研究成果、実験的プロトタイプ、共同研究成果などを段階的に公開していく予定です。
また、GPU Test Drive を活用した研究支援やフィジカルAIの発展に資する情報発信を継続し、国内外の研究コミュニティおよび産業界との連携を一層強化していきます。

(注)UECアライアンスセンター:電気通信大学100周年キャンパス(UEC Port)内に設けられた施設。イノベーション創出と人材育成を目指し、学外諸機関との協働・共創の場としての利用に供することを目的としています。


以上

■株式会社 エルザ ジャパンについて
1997年の設立以来一貫してPC向けのプロフェッショナル/コンシューマ向けGPU搭載グラフィックスボードをはじめとしたビジュアリゼーション関連製品の販売を手掛け、近年ではGPUが持つ卓越した演算能力を生かしたビッグデータ解析やAI、機械学習分野のサーバー機器および高性能ワークステーション、VTuberに代表されるストリーマー向けPC、業務用のハイエンドXR向けHMDやロボティクス関連にも注力している。

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