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【高島屋史料館】新発見!高島屋が“新選組”から商品代金を受領した記録を初公開!『高島屋創業195周年記念展「タカシマヤ クロニクル 百・華・繚・乱」第I期:百の時代』

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株式会社高島屋
■2026年1月10日(土)~3月30日(月) ■高島屋史料館(大阪)企画展示室



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 高島屋の歴史は、1831(天保2)年正月、初代飯田新七が京都・烏丸松原の地に古着木綿商「高島屋」を創業したことに始まります。2026年は、高島屋創業195周年(創業日は1月10日)にあたります。
 高島屋史料館では、創業以来の史料や美術品、呉服、広告宣伝物など、高島屋の歴史と共に蓄積されてきた多種多彩な品々を収蔵しています。2026年は高島屋195年のモノ語りをI期からIV期にかけてご紹介します。それは同時に、日本の近現代史を読み解いていくことにもなるでしょう。
 第I期は「百の時代」と題します。呉服店時代の高島屋は、やがて百貨店となることが必然の流れであったかのように、百幅の画会や百選会を開催し、「百」という字にこだわりました。本展では、高島屋創業から、1916(大正5)年に東京南伝馬町店を開店する頃までをご紹介します。
「百」「華」「繚」「乱」各時代の高島屋を彩ったモノたちをお楽しみいただけます。
※本展は会期をI・II部に分け、展示作品を一部入れ替えて構成します。
初公開資料から不朽の名作まで、一挙公開!!

第1章 高島屋の創業 

今から195年前の1831(天保2)年正月、初代飯田新七は妻ひでと共に京都・烏丸松原に小さな古着木綿商「高島屋」を開店しました。民間信仰を集めた因幡薬師(平等寺)の傍にあった高島屋は大いに繁昌しますが、やがて否応なく、幕末の動乱に巻き込まれていきます。歴代当主の肖像、創業家に伝来した古文書と共に、幕末から明治にかけての高島屋をご紹介します。
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中村春亭《初代飯田新七肖像》1863年【I・II部展示】
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初代新七名刺 幕末期【I部展示】
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手水手拭「たか新」明治期【I部展示】

【新発見!高島屋が新選組から商品代金を受領した記録を初公開!】
”新選組の隊旗は、「高島屋でこしらえた」” は、子母澤寛 著『新選組遺聞』(中公文庫)で紹介され、戦前より知られるエピソード。「くわしき事は誂帳にあり」と記されるが、「誂帳」は所在不明。納めた品物の詳細は定かではないが、高島屋が「シンセくみ」(新選組)より代金5両を受け取ったことが(ただし1両1朱1歩は未払)判明する帳簿。
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古集控(表紙) 商い初めからの取引記録
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古集控 文政~明治期【I・II部展示】
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”新選組の隊旗は、「高島屋でこしらえた」” ※画像はイメージです

第2章 暮らしに美を届ける

明治期の高島屋は呉服店でありながら、装飾業と貿易業を営みました。1878(明治11)年開店の段通店、1893(同26)年開店の貿易店で扱ったのは、邸宅内の装飾裂や刺繍・染織による調度品でした。高島屋の製品は、国内ばかりでなく世界の人々に愛されました。その後、各店での初の美術展開催が契機となり、1911(同44)年には美術品の展示・販売部門「美術部」を創設。高島屋が明治期に始めた新事業は、いずれも人々の暮らしに美を届けるものでした。
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竹内栖鳳《アレ夕立に》1909年【I部展示】

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冨田溪仙《風神雷神》1917年【II部展示】
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横山大観 杉戸《竹》1919年【I部展示】
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第3章 呉服店から百貨店へ
 高島屋では、さまざまに趣向を凝らした催事を開催し、常に新しい着物や帯を紹介しました。1906(明治39)年、「懸賞ア・ラ・モード」と題して新柄呉服の懸賞募集を行い、応募品を審査して陳列会を開催しました。1913(大正2)年には「百選会」を創設し、高島屋が設定したテーマのもとに、全国から集まった新柄呉服を「流行品」として発表する仕組みを確立。美術部の百幅画会、呉服部の百選会は、回を重ねて名物催事となりました。大正期の高島屋は、文字通り、百貨万般の品を揃える百貨店へと生まれ変わる準備を整えていました。
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懸賞ア・ラ・モードポスター 1906年【I・II部展示】

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大阪心斎橋店ステンドグラス 1907年【I部展示】
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京都烏丸店 1912年開店【I・II部展示】
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東京南伝馬町店 1916年開店【I・II部展示】

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東京南伝馬町店開店ポスター 画:北野恒富《京舞妓若松》【I・II部展示】

【特別映像展示:古写真で見る 明治中期―大正初期の高島屋】
■会場:多目的ルーム(開館中は終日上映)
明治中期から大正初期までの高島屋のあゆみを、高島屋史料館所蔵の古写真でご紹介します。
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京都烏丸店 1889年頃
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  屋外広告 1898年頃

【イベントのご案内】
1.滋賀県伝統工芸品「彦根繍(ひこねぬい)」ワークショップ ※要申込み・抽選制
 ■講師:青木恒雄氏(有限会社青木刺繍 代表取締役)
     中辻由美子氏・秋山智子氏(同社 繍師)
 ■日時:1月25日(日) 10:30~12:00/13:00~14:30/15:00~16:30
 ■会場:多目的ルーム 
 ■定員:各回4名
 ※彦根繍を唯一手がける「青木刺繍」は、明治期の刺繍製作において、高島屋とも取引がありました。滋賀県伝統工芸品「彦根繍」のお話と刺繍の体験ワークショップです。完成品(ハンカチ)は当日お持ち帰りいただけます。

2.講演会「高島屋創業からの物語」 ※要申込み・抽選制               
 ■講師:高井多佳子(高島屋史料館 研究員)
 ■日時:3月8日(日)13:00~14:30
 ■会場:多目的ルーム 
 ■定員:20名

※詳細は高島屋史料館ホームページをご覧ください。状況により、イベントを中止する場合がございます。
※1.2.いずれも参加無料、要申込み、抽選制です。高島屋史料館ホームページよりお申込みください。
【学芸員による企画展ギャラリートーク】
会期中の第1・第3土曜日14:00~(約30分)
※お申込み不要、開始時間までにロビーにお集まりください。

開催概要
【企画展名】
高島屋創業195周年記念展 「タカシマヤ クロニクル 百・華・繚・乱」第I期:百の時代
【会場】高島屋史料館(大阪)企画展示室
【会期】2026年1月10日(土)~3月30日(月)
第I部 1月10日(土)~2月16日(月)、第II部 2月21日(土)~3月30日(月)
【開館時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】火・水曜日 ※展示替休館:2月17日(日)~2月20日(金)
【入館料】無料

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