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クラウドシエン、デジタル庁「Jグランツ MCP Server」と連携した生成AI補助金検索システムのβ版をリリース

update:
Crowdsien inc.
~2018年の創業以来培った独自DB × 専門家ネットワーク × 生成AIで“補助金情報の非対称性”を包括的に解消~



株式会社クラウドシエン(本社:広島県広島市、代表取締役:神原翔吾)は、助成金・補助金の公的支援の選定と、専門士業のマッチングを提供するプラットフォーム「クラウドシエン」において、デジタル庁「Jグランツ MCP Server」と連携した生成AIによる補助金検索システムのクローズドβ版をリリースしました。本システムは、まず「クラウドシエン」の有料プランユーザー限定で先行提供し、実証を経て今後正式リリースを予定しています。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34122/93/34122-93-2f566d55b25e96525355b98db04ca79e-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■背景:2018年リリース以来“プロシェアリング型”補助金支援として進化

クラウドシエンは、2018年にコロナ禍の需要拡大に先駆けてリリースした助成金・補助金の支援プラットフォームです。

当初より、制度・地域・業界によって複雑に異なる申請要件に対応するため、「伴走型支援 × 専門家利活用モデル(プロシェアリング)」として、独自のサービスモデルを確立してきました。

助成金・補助金のマッチングにおいては、

・公募要件の網羅性
・施策と企業活動の親和性
・詳細な申請要件の合致
・タイミングと公募スケジュール
・上限額や補助率、対象経費の一致

など、単なる検索エンジンでは精度高くマッチできない問題が顕在化しています。

そのため当社では、独自の補助金・助成金データベース(DB)と専門家の知見に基づく高度なマッチングを提供してきました。

一方で近年、「ユーザー自身が簡単に検索したい」「一次情報をすぐに知りたい」というニーズも非常に高まっています。そこで今回、これらのニーズと従来の課題を解決するため、クラウドシエンが蓄積してきた知見(プロンプト設計含む)と、デジタル庁「Jグランツ MCP Server」を組み合わせた生成AIシステムの提供及び実証を開始することとなりました。

今回の検索システムより、ユーザーはこれまで専門家にしか扱えなかった複雑な補助金情報を、自分自身で素早く正確に調べられるようになります。 従来は、制度ごとの資料を読み込み、複数の省庁サイトを行き来しながら比較検討する必要がありましたが、生成AIとJグランツ MCP Serverの組み合わせにより、必要な情報に対して短時間で一次情報にアクセスできる環境が整います。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34122/93/34122-93-2ddd6c5cca2a2c66422878c27558675c-1662x1686.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Claude DesktopのAgentから利用する環境で検証を実施

また、クラウドシエンがこれまで蓄積してきた専門家の知見やプロンプト設計を取り入れたことで、質問形式で「やりたいこと」や「抱えている課題」を入力するだけで、条件に合致しうる制度候補を自動的に抽出し、要点を整理したうえで提示することが可能です。これにより、知識がないユーザーでも、実務に耐えうるレベルで補助金を“発見できる”体験を得られます。

特に中小企業にとっては、「検索に詳しい担当者がいない」「調べる時間がない」といった課題を解消でき、補助金活用のハードルを大幅に引き下げる効果が期待できます。

■生成AI活用の可能性とβ版公開までの経緯

生成AIで補助金情報を取得するにあたり、どの程度正確な回答が得られるか企業の実務に耐えうるレベルかどのようなプロンプトが最適かなど、当社内で多数の検証を実施してきました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34122/93/34122-93-55fa90922b7fd01129e5e0a36e57278c-1452x636.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


その結果、特定のプロンプト設計と運用ルールを組み合わせることで、ユーザー自身でも一定の正確性を持った補助金マッチングが可能と判断し、今回クローズドβ版として有料プラン向けに先行提供する運びとなりました。

Jグランツ(補助金電子申請システム)は、国および地方自治体が提供する補助金・助成金の情報を一元的に管理し、事業者が電子申請を行えるプラットフォームです。2020年のサービス開始以降、毎年約1,000種類の補助金が掲載され、累計で百万件を超える申請が処理されています。

本システムは、デジタル庁が公開した JグランツMCPサーバー(Jグランツの公開APIをMCP対応させたサーバー)を使い、LLM(Claudeなど)を通じて、自然言語によるJグランツの補助金検索ができるようになったシステムになります。

ただし、すべての補助金情報がJグランツに格納されているわけではなく、情報の網羅性には一定の限界があります。そのため将来的には、クラウドシエン独自DB(全国の補助金を包括的に収集・構造化)と生成AIのハイブリッドモデルでの提供を視野に入れています。

今回のβ版提供を通じて得られた課題・改善点・プロンプト設計の最適化をふまえ、
2026年内の正式版リリースに向けて機能改善を進めてまいります。

■新機能のポイント

1. デジタル庁「Jグランツ MCP Server」と連携した公式データ取得
本機能では、デジタル庁が公開した「Jグランツ MCP Server」の設定を活用したjgrants APIとの連携し、制度名称・要件・対象者・期間などを正確に抽出し、生成AIが回答を生成。

2. 自然文で“補助金に関する質問をするだけ”で最適な制度を検索可能
「設備投資で使える最新の制度は?」
「DXで使える補助金を絞って」
といった曖昧な質問でも、適切な候補を提案。

3. 専門家マッチングと連動した申請書作成までの“一気通貫”の支援モデル
ユーザーが見つけた制度に対し、対応可能な専門家とのマッチングも実行可能。

4. クローズドβでの検証を前提とした実証運用
回答精度の向上、地域差の吸収、プロンプト改良などを目的とした実証フェーズ。

■今後の展望

クラウドシエンは、今回のクローズドβ版で得られる実証データをもとに、2026年内の正式版リリースを目指しています。正式版では、従来から蓄積してきた独自の補助金DBと生成AIを組み合わせ、より高度な判断支援を実現する「クラウドシエンDB × 生成AIのハイブリッドモデル」へと進化させます。

さらに、自治体や業界ごとに大きく異なる補助金制度の特性を踏まえ、地域別・業界別に最適化されたロジックを強化することで、利用企業にとって「自社に本当に合う補助金」がより精緻に見つかる仕組みを整えていきます。

また、申請プロセスにおける大きな課題の一つである「要件適合チェック」や、専門家が作成してきた「申請ストーリー」の生成を自動化することで、企業(事業者)と専門家双方の工数を大幅に削減し、より効率的で高品質な申請支援を可能にします。

加えて、補助金の申請支援を行う士業・専門家に向けては、案件管理や要件確認の効率化など、実務をサポートする新機能の拡張も予定しています。これにより、申請支援の質とスピードの向上を目指し、補助金活用の価値を最大化するエコシステムを構築してまいります。


■ クラウドシエン会社概要
社名:株式会社クラウドシエン
代表取締役:神原 翔吾(かんばら しょうご)
所在地:(本社)広島県広島市中区宝町8-26 3F
会社設立:2018年5月29日
事業内容:クラウドシエンの企画・開発・運営
企業HP:https://crowdsien.co.jp/
メールアドレス:info@crowdsien.com

■ プレスキット
https://crowdsien.com/?page_id=320

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