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[新刊]建築士必読!「建たない時代」にどう動くべきか__建築家の武器になる”不動産思考”を15年の実務から体系化『設計者のための建築不動産コンサルティングのはじめかた』(著:創造系不動産 高橋寿太郎)

update:
創造系不動産株式会社
学芸出版社より2025年11月27日刊行



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127143/10/127143-10-f60d4d4811df053a1e24f190d408b84a-1512x2197.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


建築と不動産の協業を専門とする創造系不動産株式会社 代表・高橋寿太郎は、建築家がプロジェクトを事業として成功へと導くために必要な「設計前段階の企画力」および「建築不動産コンサルティング」の知見を体系化した新刊『設計者のための建築不動産コンサルティングのはじめかた』を、2025年11月27日に学芸出版社より刊行しました。

創造系不動産は、”建築”と”不動産”の新しい協働モデルを築き、若手育成・教育、設計事務所の経営改善、地域価値向上などの社会的価値を生み出してきました。本書には、当社が約15年間にわたり建築家と協働しながら培ってきた企画・ヒアリング・事業計画・銀行折衝・リサーチなどの実務知見が、試行錯誤のプロセスとともに収録されています。

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また著者は、不動産会社経営者としては初めて建築学部の教授に就任し、教育・研究の視点を融合した実践的な知識を提供します。代表的な著書に『建築と不動産のあいだ』(2015)、『建築と経営のあいだ』(2020)があり、業界内で高い評価を得ています。今回の刊行は、「建築 × 不動産」の新書としては、ロングセラー『建築と不動産のあいだ』以来10年ぶりとなる、業界待望の新書籍です。

本書は、インフレ・資材高騰・資金調達難・事業主のニーズ多様化など、アフターコロナで厳しさを増す経営環境の中、建築家が「設計前」からプロジェクトの価値を見極め、事業として成立させるための具体的な方法を示す実務書です。建築士必読の一冊として、集合住宅、店舗、オフィスなどの事業系プロジェクトを中心に、事業と建築の両面から価値を読み解くプロセスを丁寧に解説します。

1. 背景と社会的価値 

アフターコロナにおける建築業界は、インフレや資材価格の高騰、金融環境の変化、事業主ニーズの多様化などにより、これまでにない厳しさと複雑さを抱えています。こうした環境では、建築家が単に図面を描くだけではプロジェクトは成立せず、「設計以前」の段階で事業価値を判断できる力が欠かせません。

創造系不動産は、設計事務所・建築家に特化して「企画から設計前段階まで」を支援する不動産コンサルティングの先駆者として15年間、事業と建築の橋渡しを行ってきました。これまで手がけた建築家との協業件数は約700件にのぼり、約480名の建築家とのネットワークを有しています。また、建築士向け教育事業として展開する「建築と経営のあいだ研究所」の会員数は延べ600人を超え、この領域における代表的な学習コミュニティに成長しています。

これらの活動を通じ、設計事務所の経営効率化、建築家のキャリア支援、都市や地域の価値向上といった社会的効果が生まれています。本書は、その実践知を体系化し、建築家がいまの厳しい時代を生き抜くための知恵としてまとめたものです。

2. 本書の特徴 

(1) 設計者に必要な“設計前段階スキル”を体系化
建築家が事業としてプロジェクトを成立させるために不可欠な以下のスキルを、建築家にもわかりやすい言葉で整理しました。
- 経営ヒアリング力/チームプロデュース力
- リサーチ・マーケティング能力
- 資金調達力/事業収支計画力
- 建築企画力(VFRDCMメソッド)


(2)建築 × 不動産で価値を生んだ最新ケーススタディ
森下、神保町、長野、代々木上原、中野、船堀など、集合住宅、リノベーション、店舗、オフィス、ブランド拠点など多様な実務案件を収録。プロセスの公開により、建築家が学ぶべき「判断の基準」を明確にします。

(3) 不動産思考を取り入れた“建築家のための本”
業界に根強く存在する「建築と不動産の壁」を越え、建築家が企画と事業領域に一歩踏み込むための実務書として構成されています。

3. 発刊の狙い 

本書は、「建たない時代」を生き抜く建築家のために、事業・経営視点を取り入れた「新しい建築不動産コンサルティング」の方法論を提示します。
- 建築家が設計の前段階でプロジェクト価値を判断できるようにする
- 建築家と事業主双方の実務効率・成功率を高める
- 若手設計者・独立志向者の育成に寄与する
- 建築と不動産の協働による社会的価値を普及させ、業界の新しいスタンダードをつくる

著者コメント

「設計者が設計の前段階からプロジェクトに関わる機会は確実に増えています。
 経営環境が大きく変化したため、もっと増えます。
 しかし、その進め方を体系化した知識はほとんどありません。
 本書は、15年間にわたり建築家とともに試行錯誤し、ときに失敗しながら学んだ記録です。
 SNSでもたくさんの反響をいただき、この分野への関心の高さを改めて感じました。
 建築と不動産の壁を越え、多くの設計者の皆さんの力になれれば幸いです」

著者プロフィール

高橋寿太郎
(創造系不動産株式会社 代表 / 神奈川大学 建築学部教授)
1975年大阪市生まれ。京都にて建築家 岸和郎に師事し、2000年に建築工学とデザインを修了。東京の設計事務所にて住宅・商業施設・公共建築など幅広く従事した後、不動産総合会社で分譲開発・仲介・管理・コンサルティングを担当。
2011年、「建築と不動産のあいだを追究する」という理念のもと創造系不動産株式会社を設立。以降、建築家と協働した不動産仲介・事業企画・コンサルティングに多数携わり、建築家の業務拡張や事業化支援の分野で豊富な実績を築く。
2012年には実務者向け教育機関「創造系不動産スクール」を開講し、建築士・不動産実務者に向けた体系的な学びの場を提供している。
2019年からは、「いすみラーニングセンター」「創造系旅行社」「建築家住宅手帖」「建築と経営のあいだ研究所」など、建築と不動産の領域をつなぐ新規事業を次々と展開。「建築と経営のあいだ研究所」では、会員数が延べ600名を超えるなど、建築士向けの専門教育プログラムとして高い支持を得ている。
著書に『建築と不動産のあいだ』(2015)『建築と経営のあいだ』(2020)ほか多数。受賞歴に「これからの建築士賞」(東京建築士会 2016)、「グッドデザイン賞」(2016・2017・2019・2024)。
2022年より神奈川大学建築学部教授に就任。



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発売情報

- 書名:『設計者のための建築不動産コンサルティングのはじめかた』
- 著者:高橋寿太郎(創造系不動産株式会社代表/神奈川大学建築学教授)
- 発売日:2025年11月27日
- 出版社:学芸出版社
- 仕様:A5判/約240ページ
- 定価:税込 2,420円


目次(抜粋)
- プロローグ:「設計の前段階」ですすみゆく変革
- 第1章:なぜこれからの建築に不動産思考が必要なのか
- 第2章:クリエイティブな建築不動産コンサルティングの方法論
- 第3章:建築家×不動産コンサルタント 四つのケーススタディ

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127143/10/127143-10-6faa5be7a7e5fd8144190a59483c78ad-1512x2197.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


会社概要

- 社名: 創造系不動産株式会社
- 代表者: 代表取締役 高橋寿太郎
- 設立:2010年
- 所在地:東京都墨田区千歳2-6-9-201
- 事業内容

不動産仲介、建築不動産コンサルティング、建築士向け教育事業(創造系スクール、建築と経営のあいだ研究所)、ローカルスクール(いすみラーニングセンター)など
- 公式サイト:https://www.souzou-kei.com/

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