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AICX協会、企業の垣根を越えた「産業ものづくりAI共創委員会」を設立、参画企業の募集を開始

update:
一般社団法人AICX協会
AI実装を通じて現場課題の解決を図り、製造業を次の時代へ導く|委員長に大日本印刷の和田氏が就任



生成AIやAIエージェントの社会実装を通じて、産業と顧客体験(CX)の変革を推進する一般社団法人AICX(AI Customer Experience)協会(東京都、代表理事:小栗 伸、小澤 健祐、以下、AICX協会)は、製造業におけるAI活用の課題を整理し、解決への道筋を産業横断で共に描く「産業ものづくりAI共創委員会」(以下「本委員会」)を設立し、第一期参画企業の募集を開始しました。

本委員会には、製造業のDX・AI推進担当者に加え、AIの専門知識を持つ有識者の参画を想定しており、企業の壁を越えた協働を通じて、現場起点でのAI導入に向けた課題整理と、実装につながる具体的な道筋づくりを進めます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155740/77/155740-77-561c4b55bdba3212d6184c87eb63616f-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■設立の背景
日本の製造業は、緻密な品質管理や現場力、熟練した技術の蓄積を強みに、長年にわたり世界から高い評価を受けてきました。
しかし近年、AIを活用した“知識集約型ものづくり”へと進化する欧米企業や、スピードと柔軟性を武器に台頭する新興国メーカーの存在により、競争環境は大きく変化しています。

日本の製造業がこれからも強みを発揮していくためには、従来の力を損なうことなく、AIを効果的に組み込んでいくことが求められています。

一方で、AI導入に際し、現場では次のような課題が顕在化しています。
- データやノウハウの属人化により、AIに学習させる材料が不足
- 現場の抵抗感や心理的ハードルから、導入が「負担」と捉えられる
- セキュリティ・機密保持の懸念から、社内外でのデータ共有が進まない
- ROIの不透明さや専門人材不足により、AI導入の経営判断が遅れる
- 社内に相談・設計できる人材が少なく、どこから着手すべきか分からない

こうした課題は企業ごとに異なる背景を持ちながらも、知見を持ち寄り互いの視点を掛け合わせることで、AI導入に向けた解決のスピードと精度を高めることができます。

以上の背景から、製造業の現場担当者やDX・AI推進担当者、AI技術に精通した専門家が企業の枠を越えて集まり、今ある強みを活かしながら、AIを無理なく組み込むための方法について議論し、実務に使える指針として整理していきます。
■本委員会の目的
「産業ものづくりAI共創委員会」は、製造業におけるAI導入の課題を整理し、実務で活用できる“実装ノウハウ”として共創することを目的としています。 具体的には、次の4つのステップを通じて活動を展開します。

1.共通課題の明確化

AI導入における障壁や成熟度を可視化し、取り組みのロードマップを整理します。

2.先進事例の体系化

国内外の成功・失敗パターンをモデル化し、現場で活用できる知見としてまとめます。

3.知の共通言語化

経営・現場・技術が同じ前提で議論できるよう、視点や用語を統一した共通フレームを構築します。

4.共創テーマの創出

委員会企業内で共同PoC実施や現場への実装に繋がる機会を創出します。
■主な活動テーマ

1.予知保全と設備稼働の最適化

センサーデータや保全履歴を活用した異常予兆検知、メンテナンス最適化など、設備稼働停止のリスクを最小化し、生産性向上を実現。

2.品質管理・検査業務の高度化

検査・品質保証の属人化を解消し、AIによる不良傾向分析・判断支援など、品質の再現性向上と歩留まり改善を推進。

3.新たな価値創出と共創モデルの構築

生成AIや設計支援AIを活用し、ニーズとシーズを結びつけた新製品・新サービス創出のプロセスを検討。

また、すべてのテーマに共通して、「暗黙知の形式知化と継承」を横串の視点として扱い、熟練技術の継承やナレッジ化も支援します。
■対象参加企業と想定参加者
[表: https://prtimes.jp/data/corp/155740/table/77_1_358c3c49d452e1f4cb3c6a66006da4e6.jpg?v=202512100517 ]
想定参加者は、製造業におけるDX推進担当者、AI導入リーダー、新規事業開発者、およびAI技術企業の専門家です。
■委員会構成
●委員長
 和田 剛(大日本印刷株式会社 ABセンター AI事業開発ユニット DX推進部 部長/主席技術員)
●委員(五十音順)
 荏原 光誠(ウイングアーク1st株式会社 事業戦略本部 製造DX企画部 部長) 
 園田 亜斗夢(株式会社Lightblue 代表取締役)
※敬称略
■委員長 和田 剛 氏 プロフィール 
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155740/77/155740-77-5052f25e462596b9ded5a1fcef78c866-512x512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

大日本印刷株式会社
ABセンター AI事業開発ユニットDX推進部
部長 和田 剛 氏



DNPでITアーキテクトとしてさまざまな新規事業の立ち上げに従事した後、 社内コミュニティ活動と連動しながら、CCoE(Cloud Center of Excellence)やDNP生成AIラボ・東京を牽引。現在は、AI事業のR&Dと生成AIの社内浸透活動に注力している。Google Cloudエンタープライズユーザー会「Jagu'e'r」の2代目会長。
■委員長 コメント 
製造業の現場では、AIの可能性を感じながらも、どこから着手すべきか悩む企業が数多く存在します。理由のひとつは、技術的なハードル以上に、“現場で使える形に落とし込む難しさ”にあります。

本委員会では、企業の壁を越えて課題や経験を共有し、現場に無理なく浸透するAI活用の実践的な道筋を共に描いていきます。

日本のものづくりには、これまで培ってきた確かな強みがあります。その強みを損なうことなくAIと組み合わせることで、新しい価値を生み出せると確信しています。
多様な企業の皆さまと共に、次の時代にふさわしい“ものづくりの在り方”を探求していけたらと思います。
■AICX協会 代表理事 小栗 伸 コメント
AIが社会・産業の基盤となりつつある今、製造業でも“導入するかどうか”ではなく、 “どう組み込み、どの領域から価値を生み出すか”が問われる段階に入っています。

しかし実際の現場では、データの属人化、心理的ハードル、ROIの不透明さなど、個社だけでは乗り越えにくい課題が横断的に存在します。

本委員会は、こうした課題を持つ企業が集まり、現場で活かせる形へと知見を整理していく“実践的な共創の場”として発足しました。立ち上げ期である今は、議論の方向性や活動テーマを共につくっていける初期メンバーとして参画いただける貴重なタイミングです。

AIを使ってものづくりの質を高めることは、これまでの強みを否定するものではありません。むしろ、日本の技術力・現場力を次の時代へ拡張する取り組みです。AICX協会として、多くの企業と日本のものづくりの未来を共につくっていけることを楽しみにしています。
■参加方法について
参加をご希望の方、または詳細を知りたい方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
■お問い合わせ
- お問い合わせ:support@aicx.jp
- 公式サイト:https://aicx.jp/

AICX協会について
AICX協会(AI Customer Experience Consortium)は、 「分断を超え、体験を変える」をミッションに、AIエージェントの社会実装を通じて、人とAIが共に創造する新しい顧客体験の実現を目指す業界横断型のプラットフォームです。
AICX協会は、生成AIやAIエージェントの急速な発展を背景に、単なる技術普及団体ではなく、「社会実装・倫理・人材・ガバナンスを含めた総合的な変革の場」として設立されました。
企業・自治体・研究機関が垣根を越えて連携し、新しい顧客体験や労働の在り方を再定義するための議論・実証・制度提言を行っています。また、教育・研究・普及・標準化などを通じ、AIエージェントが社会に信頼される形で根付くための仕組みづくりを進めています。

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