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【京都芸術大学 × アストラゼネカ】産学共同コンテンツ マンガとアニメで「治験」の正しい理解を支援

update:
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
患者の不安をやわらげる、新しい“医療コミュニケーション”の形に挑戦



京都芸術大学(京都市左京区/学長:佐藤 卓)とアストラゼネカ株式会社(大阪市北区/代表取締役社長:堀井 貴史)は、共同で「治験」*¹ への正しい理解を促すアニメーション動画と、同意説明文書の補助資料となることを想定したマンガを制作しました。本取り組みは、芸術と医療という異分野の協働によって、医療現場での説明支援や患者の心理的負担の軽減を目指す産学連携プロジェクトです。

本プロジェクトでは、一般には馴染みの薄い治験というテーマを、アートやデザインの表現を通じてわかりやすく伝えることを目的としています。
本学では今後もこうした取り組みを通じて、芸術教育が社会課題の解決や公共的価値の創出へ実践的に結びつく機会を育んでまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-044bb5d05af435748389006a9c017ea4-1409x790.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


〈プロジェクトの目的〉
治験に関する説明時に用いられる「同意説明文書」は、専門用語や長文が多く、一般の方には理解が難しいという課題があります。本プロジェクトでは、説明文書の中でも特に理解が難しい項目や患者が不安を抱きやすい部分を選定し、アニメーションやマンガのストーリーを通して丁寧に伝えることで、治験に対する正しい理解の促進を目指しました。

〈プロジェクトの経緯〉
2025年春より、京都芸術大学キャラクターデザイン学科の正規授業および課外授業において取り組みを開始。治験への理解を促す導入用動画と、治験の同意説明文書の補助資料となるマンガを制作しました。
学生たちは、アストラゼネカ社員や治験に携わるCRC*² からのフィードバックを受けながら、構成企画から完成までを担当しました。
制作したコンテンツは2025年11月1日(土)・2日(日)に開催された本学学園祭「大瓜生山祭」の学科展で発表しました。

*¹治験:「薬の候補」が薬として一般に使用できるようになるため、患者さんに使っていただき、効果や安全性を確かめる試験のことを臨床試験(治験)といいます。
*²CRC:Clinical Research Coordinator(治験コーディネーター)。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-988bc6092eedfdad0bd7dfff55555980-3900x2535.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
学生によるアストラゼネカ社社員への中間プレゼンテーションの様子



■共創コンテンツ1 治験への正しい理解を促すアニメーション動画
視聴者のアクションにより内容が変わるインタラクティブ動画と、患者視点・家族視点での説明動画を制作。親しみやすいパペットを用いることで、専門的な内容をやわらかく伝える工夫を施したチームも。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-36fbdaddf67d7cff06ed0cf749f76d6d-1413x795.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-717c663477e6693c906b2032e2acd0a8-1123x589.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-da5293749303460a81bcb2c482eaf145-1915x1079.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■共創コンテンツ2 同意説明文書の補助資料
治験の基本情報に加え、「治験費用」「有害事象」「補償制度」などをテーマに取り上げ、マンガで伝わりやすい表現を目指しました。

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-5762334017d6b17691cf765022b1dfd3-543x765.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-8d5991ca40fc46162a5ce6048d91ee98-2069x1449.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■参加した学生より
本プロジェクトを通して、治験について基礎から学び、キャラクターや映像表現の意義、不安というテーマの本質について真剣に考えました。制作の過程では何度も試行錯誤を重ね、どうすればより多くの人に伝わるかを模索しました。今回の動画が、治験の現場で患者さんの不安を少しでも和らげるきっかけになればうれしく思います。この経験を糧に、これからも社会に寄り添う発信を続けていきたいです。
――キャラクターデザイン学科 キャラクターデザインコース 多田紗菜

私たちは、これまで一人ひとりの内面や体験を物語として描くことを学んできました。本プロジェクトでは、その表現力を活かし「治験に関わる患者さんの不安をやわらげる」という社会的なテーマに取り組みました。この経験を通じて、私たちは「物語を社会の課題解決に活かす」という新たな挑戦をすることができました。私たちのアイデアを詰め込んだこのハンドブックが治験の不安をやわらげる一助となれば幸いです。
――キャラクターデザイン学科 マンガコース 市村 優奈


■アストラゼネカ株式会社  社員より
実際の成果物に触れ、自由な発想と患者さんの気持ちへの丁寧なまなざしが息づく表現力に感銘を受けました。「治験の同意取得」という課題に対し、患者視点で寄り添い、重点を押さえた説明で理解を促す力があります。本企画を通じ、学生の皆さんが製薬企業の役割や治験の意義への理解を広げたことも重要な成果です。当社にとっても患者目線の情報設計や伝達の工夫について多くの示唆を得ました。海外展開も準備中です。アストラゼネカは、患者さんやご家族にとって役立つ治験情報のあり方を引き続き追求してまいります。
── 研究開発本部・臨床開発統括部 亀尾祐子

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/622/26069-622-25f09ed7132ccd8a569ee128fcf53392-3900x2696.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
11月1日・2日に行われた本学学園祭でプロジェクトの成果物の展示が行われた


⬛︎アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社の革新的な医薬品は125カ国以上で販売されており、世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ソーシャルメディア@AstraZenecaをフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫疾患およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/をご覧ください。アストラゼネカのFacebookInstagramYouTubeもフォローしてご覧ください。


⬛︎京都芸術大学について
国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に"社会と芸術"の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」を年間100件以上実施しています。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/

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