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親と子で話す『相続とお金』実態調査2025 相続とお金をめぐる“見えづらい課題”が浮き彫りに

update:
一般社団法人 終活協議会/想いコーポレーショングループ
一般社団法人終活協議会は、終活ガイド資格2級・3級を取得している435名を対象に「相続とお金」に関する意識調査を実施しました。本調査では、終活の現場におけるリアルな声を可視化しています。



調査トピックス

Q1. あなたは現在、親(または子ども)と「相続」や「お金」の話をしたことがありますか?
Q2. 相続やお金の話を「しにくい」と感じる理由を教えてください。
Q3. 親(または自分)の資産内容(預貯金・不動産・保険など)をどの程度把握していますか?
Q4. 遺産を「どう分けるか」について、親子で話し合ったことがありますか?
Q5. 遺言書やエンディングノートの準備状況を教えてください。
Q6. 相続に関して不安に感じることを教えてください。
Q7. 相続税や贈与税について、親子で話したことはありますか?
Q8. 生前贈与について、どのように考えていますか?
Q9. 相続や贈与など、お金の話をするタイミングとして最も適していると思うのは?
Q10. 相続や税金の相談をするなら、誰に相談したいと思いますか?

要点

・親子で相続の話を始められていない人が、まだ半数以上。
Q1では「話したいけれどまだ…」が49.7%。向き合う気持ちはあっても、きっかけをつかめずにいる家庭が多い様子がうかがえます。
・相続の話がしにくい一番の理由は、「きっかけがない」こと。
Q2では35.9%が「話のきっかけがない」と回答。タブー視というより、どう切り出せばいいか分からない戸惑いがあることが見てとれます。
・親の資産状況を「まったく知らない」人が3割超。
Q3で34.7%が「まったく知らない」と回答。大切な資産のことほど、親子でも共有しづらい現状が浮き彫りになりました。
・遺言書やエンディングノートは、まだ「手つかず」が多数。
Q5では「まったく準備していない」が53.8%。必要性を感じながらも、日常の中で後回しになりやすいテーマであることが分かります。
・相続への不安のトップは、「手続きがむずかしそう」。
Q6で36.1%が選択。仕組みや流れの分かりにくさが、親子の話し合いを遠ざけている可能性があります。

調査結果

Q1. あなたは現在、親(または子ども)と「相続」や「お金」の話をしたことがありますか?
・すでに具体的に話したことがある:30.6%
・話したいが、まだ話せていない:49.7%
・話すつもりはない:11.3%
・話題に出すのを避けている:8.5%
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-b7f5e3c0109569ec4acdab6029570ebe-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「話したいが、まだ話せていない」が約半数(49.7%)を占め、最も多い結果となりました。
一方で「すでに具体的に話したことがある」層は30.6%にとどまり、実際の対話が進んでいない状況がうかがえます。
「話題に出すのを避けている」「話すつもりはない」も約2割存在し、親子間の対話に心理的ハードルがある可能性があります。
Q2. 相続やお金の話を「しにくい」と感じる理由を教えてください。
・お金の話はタブーだと思う:11.5%
・親が元気なうちは必要ないと思う:12.0%
・財産が少ないから関係ないと思う:9.7%
・兄弟姉妹間の争いを避けたい:13.6%
・話のきっかけがない:35.9%
・その他:17.5%
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-6e20e84c83a68188495ff1f822b89229-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


最も多かった回答は「話のきっかけがない」(35.9%)で、会話の入口の難しさが示されています。
「兄弟姉妹間の争いを避けたい」(13.6%)、「お金の話はタブーだと思う」(11.5%)など、心理的な負担を挙げる回答も一定数見られます。
複数の理由が分散していることから、家庭ごとに異なる事情がある可能性があります。
Q3. 親(または自分)の資産内容(預貯金・不動産・保険など)をどの程度把握していますか?
・だいたい把握している:29.0%
・一部だけ知っている:33.8%
・まったく知らない:34.7%
・知りたくない:2.5%
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-97bfda5150ded9e9dcebca7512e88efd-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「まったく知らない」が34.7%と最も高く、資産状況を把握していない家庭が一定数存在しています。
一方で「だいたい把握している」(29.0%)と「一部だけ知っている」(33.8%)は合計62.8%となり、部分的には把握が進んでいる可能性があります。
「知りたくない」(2.5%)は少数にとどまり、拒否感よりも情報共有の不足が影響していると考えられます。
Q4. 遺産を「どう分けるか」について、親子で話し合ったことがありますか?
・具体的な分け方まで話したことがある:12.9%
・財産があるかどうかだけ話したことがある:20.0%
・話したいが、まだ話していない:30.3%
・まったく話していない:36.8%
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-f0228f42d04abac81b39cb14c4f2f44b-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「まったく話していない」が36.8%で最も多く、分け方の具体的な話し合いは多くの家庭で進んでいません。
一方で「具体的な分け方まで話したことがある」は12.9%と少数にとどまります。
「話したいが、まだ話していない」(30.3%)も多く、意向はあるものの対話に至っていない現状が読み取れます。
Q5. 遺言書やエンディングノートの準備状況を教えてください。
すでに作成している:6.2%
作成を検討している:33.1%
まったく準備していない:53.8%
必要性を感じていない:6.9%
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-0c7ef2eef50d5768035b6da694b2ed8d-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「まったく準備していない」が53.8%と過半数を占め、準備が十分に進んでいない傾向がみられます。
「作成を検討している」(33.1%)が一定割合おり、今後準備が進む可能性も考えられます。
「すでに作成している」は6.2%と少数で、実際の行動に至るまでに時間差が生じていることがうかがえます。
Q6. 相続に関して不安に感じることを教えてください。
兄弟姉妹とのトラブル:15.4%
相続税がいくらかかるか分からない:12.4%
生前贈与・贈与税の仕組みが分からない:11.3%
専門家に相談するとお金がかかりそう:8.3%
手続きが複雑そう:36.1%
特に不安はない:16.6%
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-038870807b22b64532db9c403ac83bd0-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「手続きが複雑そう」が36.1%で最も多く、事務的負担に対する不安が大きい傾向が見られます。
一方で「兄弟姉妹とのトラブル」(15.4%)や「相続税がいくらか分からない」(12.4%)など、制度の理解不足や人間関係に関する不安も一定数存在します。
「特に不安はない」は16.6%となり、不安の程度には個人差があることが読み取れます。
Q7. 相続税や贈与税について、親子で話したことはありますか?
具体的に話したことがある:15.2%
話したいが、まだ話せていない:41.2%
自分だけ(または親だけ)が調べている:23.2%
話すつもりはない:20.5%
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-7f6a269e782cffc67c87f01c75a836d3-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「話したいが、まだ話せていない」が41.2%で最も多く、実際の会話が進んでいません。
「自分だけ(または親だけ)が調べている」(23.2%)と、情報の共有が片方に偏っているケースも見られます。
具体的に話したことがある層(15.2%)は少なく、税に関する対話は特に進みにくい可能性があります。
Q8. 生前贈与について、どのように考えていますか?
節税のために活用したい:34.0%
親が元気なうちは必要ない:9.4%
贈与税が怖くて踏み切れない:6.9%
仕組みがよく分からない:40.7%
まったく関心がない:9.0%
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-2d99ba149662602a4766a8a3fef600c9-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「仕組みがよく分からない」が40.7%と最も高く、制度理解の不足がうかがえます。
一方で「節税のために活用したい」(34.0%)も多く、関心自体は一定程度存在しています。
「贈与税が怖い」(6.9%)という回答も見られ、判断に慎重になる背景がある可能性があります。
Q9. 相続や贈与など、お金の話をするタイミングとして最も適していると思うのは?
親が元気なうち:61.2%
病気・入院などをきっかけに:14.5%
定年退職・引越しなどの節目:8.1%
親が亡くなった後に話す:3.5%
分からない:12.9%
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-d6a904d727bb8c9c3dcd9ec60fa86513-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「親が元気なうち」が61.2%と圧倒的多数を占め、早期の対話が望ましいと考える人が多い結果となりました。
「病気・入院などをきっかけに」(14.5%)や「定年退職・引越しなどの節目」(8.1%)も一部選ばれています。
「親が亡くなった後に話す」は3.5%と少なく、事後では遅いという認識が強い可能性があります。
Q10. 相続や税金の相談をするなら、誰に相談したいと思いますか?
家族だけで話し合う:26.7%
税理士:12.6%
弁護士・司法書士:18.6%
ファイナンシャルプランナー:8.7%
終活ガイド・終活アドバイザー:23.0%
誰にも相談しない:1.8%
その他:8.5%
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74510/51/74510-51-f3553a2f63b0f4fbd6e6d5d5d085a9d9-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「家族だけで話し合う」が26.7%で最も多く、まずは家庭内で解決したい意向が示されています。
専門家では「終活ガイド・終活アドバイザー」(23.0%)、「弁護士・司法書士」(18.6%)、「税理士」(12.6%)が続き、相談先は分散しています。
一方で「誰にも相談しない」(1.8%)は少なく、何らかの形で相談を求める傾向が読み取れます。
調査概要
調査人数:435名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)
調査期間:2025年11月1日~2025年11月30日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループについて
一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループは、2015年にシルバー世代の聖地、巣鴨でよろず相談から始まり、終活に関する多くのお悩みの声を受けて誕生した団体です。
「ワンストップサービス」をモットーに全国のおひとりさまや、お子様のいないおふたりさまをはじめ、終活で悩みや不安を抱える人に寄り添い、様々なサービスでお手伝いしております。またトータルサポートができる人材の育成を目指して有益な情報を発信しているほか、終活のスペシャリストである認定資格をはじめとしたさまざまな資格やセミナーを提供しています。

組織概要
組織名:一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループ
所在地:東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11階
設立:2015年12月
代表:磯貝昌弘
事業内容:終活の相談対応、身元保証サービス、終活ガイドの資格運営など
URL:https://shukatsu-kyougikai.com/

【本リリースの引用について】
本プレスリリースの内容(調査結果・図表・コメントなど)は、引用いただいて構いません。 引用いただく際は、出典として「一般社団法人終活協議会/想いコーポレーショングループ」の名称を明記し、「https://shukatsu-kyougikai.com/news/4691/」へのリンク設置をお願いいたします。
※内容の改変や誤解を招くような形での引用はご遠慮ください。

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