おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

「KnowBe4 Japan Forum 2025」開催報告

update:
KnowBe4 Japan
CEO ブライアン・パルマが語る「人とAIが協働する時代のセキュリティ戦略」



ヒューマンリスクとエージェンティックAIのリスクマネジメントを包括的に支援する世界的サイバーセキュリティプラットフォームである KnowBe4(ノウビフォー、本社:米国フロリダ州タンパベイ、社長兼CEO:ブライアン・パルマ(Bryan Palma))は、2025年11月20日(木)に、TODAホール&カンファレンス東京にて、『KnowBe4 Japan Forum 2025 ~AI時代のセキュリティ文化~』を開催しました。

当日は、KnowBe4より、社長兼CEOとして初めて来日したブライアン・パルマが登壇しました。パルマ は、AIの急速な進化がもたらす新たなサイバーリスクに対し、KnowBe4が提唱するヒューマンリスクマネ ジメントの最新戦略について解説しました。また、CISOアドバイザーのロジャー・グライムス(Roger Grimes)も来日し、AIを活用した防御の最前線について解説が行われました。

最初にKnowBe4 Japan合同会社(ノウビフォージャパン、本社:東京都港区)の職務執行者社長 力 一浩が挨拶。AIの浸透により新たなリスクが生まれている現状を指摘し、「今はAIを使わないという選択 肢はありません。重要なのは、安全に賢くAIを活用することです」と強調しました。その上で、この変化に対 応するために、人とAIエージェントの双方を視野に入れた「セキュリティ文化の形成」が、AI時代のセキュリティを守る鍵であると述べました。

続いて、KnowBe4 社長兼CEOのブライアン・パルマが「進化するワークフォース:Humans+Agents 人とエージェントの協働」と題して基調講演を実施。パルマは、AIを「我々の時代を決定づけるテクノロジー」と位置づけ、企業のサイバーセキュリティを「成長の土台」として捉えるべきだと提言しました。そして、この変革期におけるKnowBe4の新たな戦略として、セキュリティ意識向上トレーニングやヒューマンリスクマネジメントから、人間とエージェントを含むワークフォース全体を包括的に保護する「ワークフォース・トラスト・マネジメント」へと進化させたと述べました。また、世界7万社以上の顧客基盤に基づく知見を活かし、競合他社が不在の中、すでに6つのAI防御エージェントを市場に投入しているという競争優位性を強調。参加者に対し「AIが成長を解き放ち、生産性を高めるならば、セキュリティ担当者であっても、組織内でのあなたの立ち位置を変えるだろう」と呼びかけました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53624/288/53624-288-a739d8de5d7c79397ecb811724e74fab-1200x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
KnowBe4 社長兼CEO ブライアン・パルマ


次に、KnowBe4 CISOアドバイザーのロジャー・グライムスが特別セッションとして、「AIがAIと戦う時代」をテーマに、攻撃の現状と防御の戦略について解説しました。グライムスは、成功したサイバー攻撃の70~90%がソーシャルエンジニアリングによるものであるというデータを示しつつ、今日のフィッシングキットの82%がすでにAIを搭載していると指摘。2026年末までにはAIが攻撃の主流になると見通しを示し、この脅威に対抗するには「AIとAIが戦う必要がある」と述べました。一方、世界7万社超のデータと実績に基づき、「防御側のAIが勝利するだろう」と予測。AIを活用した防御により、リスク削減効果は人間が手動で行うよりも2~3倍に向上すると強調しました。最後に、防御戦略として、企業はAIエージェント自体を守るべきであると提言。従業員に対しては、想定外の要求には「立ち止まり、検証する」ことが不可欠であると訴えました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53624/288/53624-288-a79769033c72f803bf51d491c7fe0e93-1200x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
KnowBe4 CISOアドバイザー ロジャー・グライムス

事例セッションには、日本航空株式会社 デジタルテクノロジー本部IT品質監理部 リスクマネジメント室(兼)JALデジタル株式会社IT品質監理本部 リスクマネジメント室 室長 嶋戸 洋祐氏と、TOPPANホールディングス株式会社 情報セキュリティ本部ガバナンス部ビジネスリレーションチーム 課長 庄司 朋隆氏が登壇しました。

日本航空株式会社の嶋戸氏は、「情報セキュリティを安全運航堅持の域まで高める文化醸成への挑戦」と題し、組織における意識啓発と文化醸成に向けた取り組みについて講演しました。

TOPPANホールディングス株式会社の庄司氏は、「TOPPANにおけるセキュリティ意識の醸成と定着の取り組み」について発表し、社内セキュリティ体制の構築と継続的な人材育成の重要性について示しました。

最終セッションでは、脳科学者 中野 信子氏が「ビジネスに活かす脳科学」と題して講演し、人間の行動における非合理性の理解と、それを踏まえたセキュリティ対策の重要性について論じました。

<KnowBe4 について>
KnowBe4 は、従業員が日々、より賢明なセキュリティ判断を下せるよう支援します。世界中で 70,000 以上のお客様に支持され、セキュリティ文化の強化とヒューマンリスクマネジメントの実現を支援しています。ヒューマンリスクマネジメントのための包括的で AI ドリブンな「ベスト・オブ・スイート」プラットフォームで、人の行動を変容し、最新のサイバー脅威に柔軟に対処できる防御層を構築します。KnowBe4が提供するHRM+プラットフォームには、セキュリティ意識向上およびコンプライアンストレーニング、クラウドメールセキュリティ、リアルタイムコーチング、クラウド型アンチフィッシング、AI ディフェンスエージェントなどが含まれます。AIがビジネスオペレーションにますます組み込まれるようになる中、KnowBe4は、人間とAIエージェントの両方がセキュリティリスクを認識し、対応できるようにトレーニングすることで、現代の従業員を育成します。この統合アプローチを通じて、KnowBe4は従業員の信頼管理と防御戦略を主導しています。詳細はこちらをご覧ください。

LinkedInXもぜひご覧ください。

最近の企業リリース

トピックス

  1. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…
  2. Gmailを受診している画面

    Gmailの仕様変更でPOP受信が終了 自分は対象?POP利用チェック

    Gmailの仕様変更により、外部メールを取り込むPOP受信機能が2026年1月より利用できなくなりま…
  3. イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)

    仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

    映画「ビー・バップ・ハイスクール」(1985年)の劇場公開40周年を記念したイベント「清水 ビー・バ…

編集部おすすめ

  1. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
  2. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
  3. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
  4. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
  5. パラマウントのプレスリリース

    まるで三角関係?Netflixと“婚約発表”したワーナーにパラマウントが求婚 関係を分かりやすく解説

    アメリカの映画製作・配給会社であるパラマウントが12月8日、同じくアメリカのメディア企業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を1株…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト