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株式会社ハイレックスコーポレーション(7279)に対する株主提案について

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カタリスト投資顧問株式会社


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2025年12月15日
カタリスト投資顧問株式会社

株式会社ハイレックスコーポレーション(7279)に対する株主提案について

 カタリスト投資顧問株式会社(以下「当社」)は、当社が投資助言を行う国内投資信託であるマネックス・アクティビスト・マザーファンド(以下「MAMF」)及びケイマン籍の会社型投資信託であるJapan Catalyst Fund(以下「JCF」)を通じて、日本企業にエンゲージメントを行っております。

 当社は、長期的な視点を持ってMAMF及びJCFの重要投資先である株式会社ハイレックスコーポレーション(以下「ハイレックス」)にエンゲージメント活動を行ってまいりました。この度、当社が投資助言を行うMAMFが、2026年1月開催予定のハイレックス第82期定時株主総会における議案について、別紙の株主提案を行いました。

以上

※本株主提案は、MAMFの代理人であるマネックス・アセットマネジメント株式会社(以下、「MAM」)が行っており、当社はMAMに対して株主提案の支援を行っております。



(別紙)



※以下の株主提案書において、「当社」は株式会社ハイレックスコーポレーションを指します。

株主提案書(本文のみ)

 以下の議案において記載する会社数値は全て連結計算書類に基づいている。

1. 提案する議案:剰余金処分の件
(1) 議案の要領:
 年間の配当金総額が純資産の5%に相当する金額となるよう、以下の通り剰余金を処分する。
本議案は、本定時株主総会において当社取締役会が剰余金の処分に関する議案を提案する場合には、同提案とは独立して追加で提案するものである。

ア 配当財産の種類
    金銭
イ 1株当たり配当額
    金208円から、本定時株主総会に当社取締役会が提案し本定時株主総会において承認された当社普通株式1株当たりの剰余金配当額を控除した金額
    第82期における期首1株当たり純資産と期末1株当たり純資産の合計を2で除した金額に0.05を乗じ、小数点以下を切り捨てた金額から23円を差し引いた金額(以下、「純資産配当率5%相当額」という。)が208円と異なる場合は冒頭の208円を純資産配当率5%相当額に読み替える。
ウ 配当財産の割当てに関する事項及びその総額
    当社普通株式1株につき上記イの1株当たり配当額(配当金総額は、1株当たり配当額に2025年10月31日現在の当社発行済普通株式総数(自己株式を除く。)を乗じて算出した金額)
エ 剰余金の配当が効力を生ずる日
    本定時株主総会の日
オ 配当金支払開始日
    本定時株主総会の日の翌営業日から起算して、3週間後の日

(2) 提案の理由:
 当社は2025年10月期より、従来の「市場シェア重視」から「収益性重視」への明確な経営方針の転換を図り、寺浦太郎代表取締役社長主導のもとで抜本的な構造改革と成長分野への戦略的な投資が進められています。具体的には、需要に対して過大であった生産規模の適正化や、製品価格の是正に向けた顧客との交渉がトップダウンで開始されています。実際、2024年10月期に収益性を押し下げた北米地域では、米国・メキシコ間のリソース再配置やコスト構造の見直しなどによって収益性が回復し、既に改革の成果が表れつつあります。こうした一連の取り組みにより、収益性重視の考え方が現場レベルで浸透し、寺浦太郎代表取締役社長を中心とした経営陣の強いリーダーシップの下で改革が進展しています。事業体質の改善に取り組む姿勢は素晴らしく、今後の収益性改善が大いに期待されます。
 一方、取締役会が課題とするROEの向上には収益性のみならず規律ある資本政策も重要です。2025年10月31日時点の当社時価総額が1,074億円であるのに対し、同年7月31日時点での金融資産は1,043億円に達しています。ROE向上に向け、純資産配当率(DOE)5%の配当方針の導入が適当であると考えます。

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