「新しいテクノロジーをいち早く、より使いやすい仕組みやかたちにして全国にお届けする」というソフトバンク創業以来の役割を担うSB C&S株式会社（以下「SB C&S」）は、Docker, Inc.（本社：米国サンフランシスコ、CEO：Don Johnson）とディストリビューター契約を締結しました。
SB C&Sは、これまで「Docker」の販売を販売パートナーとともに推進してきましたが、今回の契約締結により認定ディストリビューターとして、引き続き取り扱いします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/22656/970/22656-970-18481150646c2c3be3533dea6a3aa35c-750x333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
近年、クラウドネイティブ技術の進展やマルチクラウド／ハイブリッド環境の拡大に伴い、企業のIT部門では「アプリケーション開発のスピード向上」「開発・本番間での環境差異の解消」「継続的な品質担保」といった課題が顕在化しています。さらに、DevOps（Development and Operations）や短いサイクルを繰り返してソフトウエアを開発するアジャイル開発が広がる中で、環境構築・運用の標準化も求められるようになっています。
「Docker」は、アプリケーションの開発からテスト、開発したシステムを実際の利用環境に公開するデプロイ、実行に至るまでの一連のライフサイクルを一貫してサポートする業界標準のコンテナ型仮想化プラットフォームです。OSに依存しない軽量かつ高速な実行環境を提供し、開発効率の向上や運用自動化、セキュリティの確保など、開発・運用現場のさまざまな課題解決を支援します。開発・テスト・本番環境を共通化することで、チーム間の連携や変更反映のスピードを大幅に向上させるほか、自動化されたCI（継続的インテグレーション）／CD（継続的デリバリーまたは継続的デプロイ）パイプラインとの親和性により、継続的な機能追加や修正を安全かつ迅速に実現できるため、DevOpsやアジャイル開発の現場において高い効果を発揮します。
Dockerは、さまざまな業界において、開発・運用の効率化と柔軟性の向上を実現する基盤として活用されています。製造業では、製造ライン向けの制御ソフトウエアを開発する際に、部門間や協力会社との間で同一の開発環境を迅速に構築・共有できる手段として活用されており、開発スピードと品質の向上に寄与しています。金融業界では、高度なセキュリティを保ちながら、日々変わるサービスや機能を素早く提供できる基盤として活用されています。また、小売業においては、全国の店舗に展開されたシステムを効率的に更新しながら、地域や店舗ごとのニーズに応じたカスタマイズにも柔軟に対応できる点が評価され、導入が進んでいます。さらに、厳格なセキュリティ要件のもとであっても、柔軟かつ継続的なシステムの開発・運用を実現するため、医療業界への導入も高まっています。
今後もSB C&Sは、ITディストリビューターとしての強みを生かし、「Docker」の導入拡大を推進します。また、製品情報が一元化され、迅速に情報を入手できる「IT-EXchange」やDevOpsに関する製品情報や実践事例、イベント案内などの情報発信サイト「DevOps Hub」などの SB C&S が提供するサービスを通して、全国約1万5,000社の販売パートナーをサポートします。
【SB C&Sが取り扱うプラン】
Docker Business（ドッカー ビジネス）
コンテナ開発環境の標準である「Docker」を、企業向けにセキュアかつ効率的に導入・運用できる法人向けサブスクリプションプランです。統合開発ツールDocker Desktopの管理機能が強化され、組織内でコンテナイメージを共有するクラウドサービスDocker Hubのリポジトリ機能やセキュリティ設定を一元管理でき、ユーザー管理、セキュリティポリシー適用、SSO（シングルサインオン）対応など、組織全体での統制と生産性向上を両立する開発基盤を提供します。
【Docker Businessの主な機能】
・ Docker Desktop（ドッカー デスクトップ）
ローカル環境でのコンテナ開発・テスト・運用を一元的に行える統合開発ツールです。GUI（Graphical User Interface）とCLI（Command Line Interface）の両方に対応し、本番環境と同一の開発環境を再現可能。Docker Businessプランでは、Kubernetes※（クバネティス）のローカル実行やCI／CD連携、企業向けの管理機能にも対応し、効率的かつセキュアなアプリケーション開発を支援します。
・ Docker Hub（ドッカー ハブ）
コンテナイメージの共有や一元管理ができる機能で、Docker Businessプランの契約で、組織内の開発チームにおける開発イメージの安全な共有、バージョン管理を行えます。プライベートリポジトリとアクセス制御機能により、セキュアなコンテナ開発・運用基盤を確立し、組織全体のシステム導入を効率化します。
※コンテナ化されたアプリケーションを自動的にデプロイ・管理・スケーリングするためのオープンソースのプラットフォーム
【製品の詳細】
https://www.it-ex.com/products/maker/docker/docker-business.html
【製品に関するお問い合わせ】
SBCASGRP-DevOps@g.softbank.co.jp
Docker, Inc.について
Docker は、コンテナ技術の導入を容易にし、開発者体験のあらゆる段階において、生産性・セキュリティ・テスト・コラボレーションを飛躍的に向上させることで、現代のソフトウエア開発を支えています。新たに登場する AI ワークフローを含め、その活用範囲は広がり続けています。世界中で 2,000 万人以上の開発者に支持されており、Docker の他に類を見ない柔軟性と選択肢の豊富さは、効率と革新性を追求する開発者にとって最適なツールとなっています。 Docker の詳細は、以下をご覧ください。
www.docker.com.
●SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
●その他、このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
