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リリースプラス

『ヘルシンキ・スタートアップ エコシステム交流プログラム』開催報告

update:
京都リサーチパーク(KRP)
~SLUSH参加と欧州市場への進出支援~



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-9914fd66b782f0d096bd093716d6a288-1472x1104.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2025年11月―京都リサーチパーク株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:浅野 貢男、以下、KRP)は、海外展開を目指すスタートアップを対象に、「ヘルシンキ・スタートアップ エコシステム交流プログラム」を本年も実施しました。本プログラムでは、北欧最大級のスタートアップイベント「SLUSH」への参加に加え、現地のスタートアップハブや企業誘致・支援機関との交流を通じて、参加企業の欧州市場進出に向けたネットワーキングと知見獲得の機会を提供しました。

1. 背 景

フィンランドの首都ヘルシンキ市は、北欧有数のスタートアップハブであり、充実したスタートアップエコシステムが整備されています。毎年11月に開催される「SLUSH」には、世界中の起業家、投資家、大企業、政府関係者等が約13,000人集まり、最新技術や事業連携の機会を生み出す場として高い評価を得ています。

2. 目 的

本プログラムは、KRP入居企業を始めとして当社が選定した参加スタートアップが国際的な視野を広げ、新たなビジネスチャンスを創出し、欧州市場への進出に向けた足掛かりを築く支援を行うために開催しました。今年度は、本プログラムでは、SLUSH参加に加えて、ヘルシンキ市の企業誘致・支援機関である「ヘルシンキ・パートナーズ」や、北欧有数のスタートアップハブ「Maria 01」などとの交流を実施し、参加企業に現地エコシステムと直接結びつく機会を提供しました。さらに、京都市の「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」によるSLUSHのサイドイベントで参加企業がピッチを行い、150名以上の観客の前でプレゼンテーションを披露する機会を得ました。

3. 概 要

期 間:2025 年 11 月 16 日(日)~22 日(土) 7 日間 (現地 4泊)
渡航先:フィンランド国ヘルシンキ市
参加社:KRP 地区入居スタートアップおよび「HVC KYOTO」アルムナイより 3社
    株式会社エルシオ、SPACECOOL株式会社、株式会社Surg storage
内 容:SLUSHへの参加:ミーティング、ステージプログラム、サイドイベント、ブース見学
ヘルシンキ・パートナーズやMaria 01との交流 (スタートアップ支援制度の説明) 等
主 催:京都リサーチパーク株式会社
後 援:京都府、京都市、ジェトロ京都
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-6a3147c432982f74677348e7b55efbe2-2145x518.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


北欧最大級のスタートアップイベント「SLUSH」HP
Slush | The Most Founder-Focused Event On Earth | Nov 20-21
北欧有数のスタートアップハブ「Maria 01」 HP
maria.io - The Nordics' Leading Startup Campus
ヘルシンキ市の企業誘致・支援機関「ヘルシンキ・パートナーズ」 HP
Helsinki Partners - Welcome to Helsinki!

4.行 程
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/30270/table/294_1_33df26f6db44e28cc1e99547d6c3d5ff.jpg?v=202512170445 ]
5.参加企業様について
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/30270/table/294_2_ac5a165178b3ce347ec2b1a7da204c68.jpg?v=202512170445 ]
6. 視察プログラムでの様子

  本プログラムでは、ヘルシンキ市等北欧のスタートアップ・エコシステムを多面的に理解するため、現地の主要プレイヤーとの交流や様々なイベントへの参加を通じて、最新のトレンドを幅広く体感しました。

11月17日は、北欧有数のスタートアップハブMaria 01を訪問し、意見交換を実施。併せて、海外からフィンランド進出を志すスタートアップ向けの「Sisu Launchpad Program」を見学し、現地支援の仕組みや国際展開に向けた視点を学びました。さらに、JETROおよびヘルシンキ大学等が主催する「Global Growth & Circular Futures」に参加し、サーキュラーエコノミーを軸とした欧州の最新動向について知見を深めました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-a791a82e4cf3c7e4113339ab1c91b83a-2018x715.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
          Maria 01を訪問                   Sisu Launchpad Programの見学

11月18日には、ヘルシンキ市の企業誘致・支援機関であるHelsinki Partners 主催ネットワーキングイベント「Japan × Finland: Pulla and Connections」に参加。日本・フィンランド双方の関係者と活発に交流し、現地エコシステムの理解を一層深めました。

11月19日・20日は、北欧最大級のスタートアップイベント 「SLUSH」 に参加。同行した3社は、SLUSH専用のマッチメイキングツールを活用して投資家・事業会社との個別面談を多数設定。京都市の「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」と連携し、サイドイベント「Scaling Startups from Japan to the World」でのピッチ登壇も行いました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-40676be35e3735a62a64df85d89eb0bf-2022x743.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
                      SLUSHサイドイベントの様子

加えて 20日には、Business Oulu 主催のサウナピッチイベント に参加し、フィンランドらしい非日常の交流環境で現地企業および国際参加者とのネットワークを拡大しました。また、一部メンバーはエストニア国タリン市のイノベーション拠点「Tehnopol」 を訪問し、ニーズに応じた具体的な連携先の紹介を受けるなど、北欧・バルト地域をまたぐ意見交換を行いました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-ce1bc6cba36391f4b55745357095d405-2047x738.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
                           SLUSH会場

11月21日には、Helsinki Partners および Sisu Launchpad Program担当者とのミーティングを実施。各社が自社のビジネスを紹介するピッチを行い、現地の支援担当者との意見交換を行いました。これらの対話は、今後の海外展開に向けた重要なステップとなりました。

7.参加企業事後アンケート

<株式会社エルシオ> 
参加目的:フィンランドの眼鏡市場の調査、競合調査、フィンランドのスタートアップへの支援環境の確認

参加企業の声: 「フィンランドに競合企業が存在し、昨年出展していたとの情報を得ていたので、プロダクトの開発状況を知ることができればというのが最大の目的でしたが、(競合企業の)代表とお会いすることができました。また、以前にSkydeck IPP Programでご一緒した日本人起業家がSisu Launchpad Programで奮闘されていて、新しい環境で頑張っている姿が励みになりました。」
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-0ed7fa5128f0c7c789b177554ff1abd3-590x443.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
              SLUSHサイドイベントでのピッチ

<SPACECOOL株式会社> 
参加目的:欧州のエコシステムとのパイプラインを作り、欧州でのステークホルダーを増やす一助とする。

参加企業の声: 「SLUSHのサイドイベント「Global Growth & Circular Futures」において基調講演をされていたケンブリッジ大学の先生と繋がり、ユニセフ案件を繋いでいただけたことがありがたかった。併せて、欧州の投資家とのディスカッションの中で、彼らのバリュエーションの考え方について確認できたこともよかった。建築系のエコシステムとも出会え、具体的な話が進んでいる。会期中にさまざまなサイドイベントに出席したおかげでかなり多くのつながりができ、いまだ処理が追いついていないほどである。」
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                        SLUSH会場にて

<株式会社Surg storage> 
参加目的:欧州(フィンランド)での医療DataBusinessの現状把握及び、弊社Business機会拡大の模索

参加企業の声: 「欧州、欧州各国におけるBIOバンクの存在理解と、浸透に関して、新たな知見を仕入れることが出来ました。特に、BIOバンクが浸透し、企業をはじめ各種コミュニティが医療Data利活用を公共として活用出来る仕組みを初めて知ると共に、弊社とのアライアンスの可能性が見えました。」
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/294/30270-294-0127eece0be7c37d233e863689de9414-432x324.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
         Tehnopol(タリン市)での意見交換

8.交流プログラムを終えて

今回のヘルシンキ市およびタリン市での交流プログラムを通じ、参加企業は、北欧・バルト地域のスタートアップ・エコシステムを直接体感し、各国の支援機関や投資家、現地企業とのつながりを築くことができました。Maria 01 や Helsinki Partners、Sisu Launchpad Program をはじめとした現地プレイヤーとの対話は、海外展開の具体的なステップや課題を明確にし、自社の強みを国際市場でどう生かすかを再考する機会となりました。

 また、SLUSH および各種サイドイベントでのピッチやビジネスマッチング、さらにはサウナピッチといったユニークな体験を通じて、参加企業は実践的な学びと多様なネットワークを獲得しました。こうした交流の積み重ねは、単なる視察にとどまらず、現地での事業連携や市場展開に向けた“足場づくり”として大きな意義を持つものとなりました。

 当社は引き続き、国内スタートアップが世界に挑戦するための機会創出に取り組むべく、今回構築したネットワークや得られた知見を基に、継続的なフォローアップや協業機会の創出を図り、参加企業の海外展開をより一層、後押ししてまいります。


■北欧最大のスタートアップイベント「SLUSH」とは:
毎年11月にフィンランドの首都ヘルシンキで開催される世界最大級のスタートアップとテクノロジーのイベントです。起業家、投資家、企業、政府関係者、学生など約13,000人が集まり、スタートアップの成長支援、資金調達、パートナーシップ構築を目的としたセッションやネットワーキングが行われます。その特徴的なデザインや熱気あふれる雰囲気から「スタートアップのためのフェスティバル」とも呼ばれ、グローバルなイノベーションの拠点となっています。

■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。

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