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東日本大震災から15年――被災地で進む「無縁化」という第二の災害 全国に向けた「終末・葬送支援NPOモデル」を設立

update:
一般社団法人てあわせ
被災地から始まる「無縁」から「有縁」へのフェーズ転換  誰一人取り残さない葬送の仕組みづくり準備会3月発足 終活ロードマップ作成へ



東日本大震災から15年。復興住宅の高齢化、単身世帯の増加、地域コミュニティの希薄化により、被災地では誰にも看取られない「孤立死や無縁化」への不安が深刻化しています。これは目に見えにくい「第二の災害」ともいえる社会課題です。

一般社団法人てあわせ(拠点:宮城県石巻市、代表:後藤泰彦)は、孤独死の予防から葬送・供養までを包括的に支える終末支援プログラムを強化。被災地で培った実践モデルをもとにNPO設立に向け「誰一人取り残さない葬送準備会」を3月に発足します。

また、4月には寺院を会場にした終活セミナーや、社会福祉協議会と連携した「終活ロードマップ」を作成配布します。
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【背 景】ハード復興の陰で押し寄せる「孤独」という名の第二の大波

道路、防潮堤、災害公営住宅といったハード面の整備はほぼ完了し、街の風景は一変しました。しかし、その陰で住民の高齢化と、移転によるコミュニティの分断は深刻さを増しています。

今、復興のステージは「生活の再建」から、避けては通れない「人生の幕引き(終末期)」へとフェーズを移しています。

特に災害公営住宅では、誰にも看取られずに息を引き取る「孤独死」が社会問題化しています。宮城県の統計では、2024年までの累計孤独死者数は600名を超え、発生率は入居開始から年月が経つほどに高まる傾向にあります。
【深刻化する孤独死の現状】
・ 孤独死の現状: 宮城県が公表する災害公営住宅における孤独死者数は、2025年の1年間だけで52人に達しました。
・ 累計の悲劇: 発災から約14年間で被災地3県(岩手・宮城・福島)の仮設住宅・公営住宅を合わせた孤独死の累計は680人を超えています。
・ ピークの持続: 入居から時間が経過するほど孤立が深まり、発生件数は現在も高い水準で推移。

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行政書士による終活セミナー:仙台市
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公営復興団地での寺子屋座談会:石巻市蛇田地区

【てあわせ活動の原点】鎮魂の祈りから、生者のための「終末支援」へ

「てあわせ」の活動は、犠牲者への鎮魂(千本の桜植樹・慰霊碑建立)から始まりました。しかし、遺族との対話で見えてきたのは、「今を生きる人々の、終末と死後の不安」でした。 私たちは、既存の制度ではこぼれ落ちてしまう、民間や行政との隙間にある「死の課題」を埋める活動を展開しています。

【主な支援活動】
・死をタブー視しない終活セミナー、座談会、寺子屋カフェの開催
・後継者不要、維持管理不要、低負担の樹木葬の運営
・士業や関連業者とワンストップ連携の「終活の窓口」開設
・慰霊と命の循環を象徴する「鎮魂の桜の森」づくり

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満員の第1回終活セミナー:石巻市かわまち交流センター
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終活の悩みに答える個別ブース相談会:同センター

【現場の声】:被災地の課題は日本の未来の縮図

昨年より仙台や石巻で開催しているセミナーでは、60~70代中心とした市民が参加し、不安や悩みの声が聞こえてきます。
これらは被災地だけの問題ではなく、少子高齢化、単身化、多死社会の進行により、「見取りの担い手不足」「遺体引き取り拒否」など、2030年問題と重なり日本全体が直面する「超多死社会」の縮図でもあります。

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【展望】:震災後の終活モデルを全国へ 「誰も無縁で終わらせない」

震災から15年、命の尊さと地域の絆を重んじてきた私たちは、誰もが安心して「老い」と「人生の幕引き」を受け入れ、今を大切に生きる社会を目指しています。

一般社団法人てあわせは、被災地が直面する高齢化・孤立化の課題を「一地域の特殊事例」に留めず、日本全体の多死社会を救うモデルへと進化させます。活動の公共性と継続性を確立し、被災地で培った「心のインフラ再建」を全国へ届けるため、2026年内のNPO法人化を決定。その第一歩として、3月に「NPO法人設立準備会」を発足いたします。

さらに具体的な支援の柱として、4月5日には寺院を会場に、行政書士による実践的な終活セミナーを開催。本イベントを皮切りに、社会福祉協議会と連携し独自に開発した「終活ロードマップ」の無料配布を開始します。制度の隙間に置かれた方々へ、具体的な安心を届ける新たなフェーズが始まります。

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- 葬送のセーフティネット構築(尊厳ある共助の仕組み)
- 「地域包括終末支援」のネットワーク推進(官民連携)
- 自然葬モデル「森と海の樹木葬」の普及(安らぎの終の住処の提供)
- 伴走型ハイブリッド・サポート(ITとアナログな相談窓口の多層化)


「手をあわせ、誰ひとり無縁のまま取り残さない」
被災地で生まれたこの決意を胸に、私たちは歩みを進めます。
◆一般社団法人てあわせ 概要:
URL:https://teawase.net/about/
震災後の少子高齢化と心の復興を目的に、「手を合わせて祈り、手を合わせて支え合う」を理念とし、平成25年12月設立。寺院と一般の協力によるプロジェクトとして、宮城県石巻市の『さくら里山』を拠点として、命と自然の調和を基盤にした『終のすみか』としての樹木葬プロジェクトを展開し、老病死の終末不安を安心に導く「よりよく生きる(well-being)ための終活」を支援しています。
被災地沿岸で千本桜植樹活動を展開し、石巻市に鎮魂の桜の森を開設。また、終活問題をテーマにしたセミナーの開催や、子どもと高齢者が集うてあわせ食堂など、地域の課題解決と心のケアに取り組んでいます。

【メディア掲載実績】
2025年11月4日 石巻日日新聞:終活知って人生前向きに
2025年9月6日 石巻日日新聞:心と暮らし整え今を生きる
2025年2月13日 NHK宮城NEWS WEB:災害公営住宅で「終活」交流会石巻
2025年2月14日 宮城テレビNEWS:石巻高齢者対象に終活座談会
2025年3月 6日 NHKニュースおはよう日本:災害公営住宅の課題「終活セミナー」

◆問い合わせ先
一般社団法人てあわせ(岩手県一関市川崎町門崎字館畑 309 常堅寺内)
担当:後藤
電話:0191-43-3932
FAX::0191-43-4006
https://teawase.net/
mail:info@sizenta.net

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