オープンバッジの発行・管理システムを提供する「株式会社インフォザイン」は、宮城県気仙沼市立津谷中学校が実施する総合的な学習の時間「向が丘楽習」において、当社のオープンバッジ発行システム「オープンバッジファクトリー」が導入・活用されたことをお知らせいたします。本取り組みは、昨年度よりスタートし、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期」の研究開発の一環として、デジタル技術を用いて地域の「学び」と「挑戦」を可視化する試みとしても実施されています。生徒一人ひとりが取り組む「個人探究」のプロセスと成果をデジタル証明書(オープンバッジ)として可視化することで、生徒の学習意欲向上と、学校と地域社会をつなぐ学習歴の構築を目指しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139129/49/139129-49-779d2d80e6b27fc4c6f399ef7f59f6be-1890x1212.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和7年度は13種類のバッジが12月より順次発行されています。
■ 導入の背景
テストでは測れない「探究のプロセス」を評価するために津谷中学校では、「創造的で、自律し、対話・協働で進む生徒の育成」を教育目標に掲げ、個別最適な学びの一環として、生徒が自ら課題を設定する個人探究学習「向が丘楽習」に注力しています。 しかし、従来の評価手法では、探究学習における「課題設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」といったプロセスや、生徒の主体的な頑張りを適切に評価・可視化することが難しいという課題がありました。そこで、スキルや学習成果をデジタル上で証明できる国際技術標準規格「オープンバッジ」を導入し、新たな評価手法の確立を目指しました。
■ 津谷中学校における活用等の特徴
1. 探究プロセスの段階に応じたバッジ発行
探究学習のプロセスを「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」の4段階に分け、それぞれの段階でルーブリック評価(学習到達度評価)を実施。基準(レベルB)を達成した生徒には「認定証」、特に優れた成果(レベルA)を上げた生徒には「優秀賞」のバッジを発行しました。これにより、最終的な成果物だけでなく、学びの過程そのものを価値として認める仕組みを実現しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139129/49/139129-49-f13d7c676b06151e2f078971c84e016b-3167x1643.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和7年度 津谷中学校 総合的な学習の時間 ルーブリック評価
津谷中学校の伊藤教諭が中心となり作成したルーブリック評価を基準にバッジが発行されます。
http://www.kesennuma.ed.jp/tsuya-cyuu/html/wysiwyg/file/download/1/4041
2. 生徒自身がデザインを手掛ける
発行されるバッジのデザインは、生徒から公募する「オープンバッジデザインコンペティション」を通じて決定されました。生徒自身が評価の象徴であるバッジのデザインに関わることで、学習への当事者意識を高め、獲得へのモチベーション向上にも寄与しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139129/49/139129-49-e96d8a85ec5ce75eaba2f7ab4b837ad6-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
バッジデザインコンペティションに応募し、その作品が採用された5名の生徒には特別なオープンバッジが発行されました。このバッジのデザインにも生徒からの作品が採用されています。
3. 生徒の肯定的な反応
導入後の生徒アンケートでは、「バッジを見て嬉しい気持ちになった」「もっと集めたい」といった肯定的な回答が多数寄せられています。また、「自分の得意なことを説明する際に使いたい」「進学や就職の際の学習歴として紹介したい」など、自身のキャリア形成に活用しようとする意欲も見られました。
(令和6年度 デジタルバッジ 生徒アンケート結果より)
■ 今後の展望
地域全体で学びを支えるエコシステムへ
津谷中学校の藤山校長は「社会と学校に橋を架ける」重要性を説いており、今後は学校内だけでなく、気仙沼市が推進する「気仙沼まち大学」構想や、地域のボランティア活動、スポーツ、検定など、学校外での多様な活動とも連携してバッジを発行する構想が描かれています。
インフォザインは今後も、デジタルバッジを通じて個人の多様な学びを可視化し、学校教育と社会教育をシームレスにつなぐ「学びの履歴(学習歴)」の流通を支援してまいります。
■ 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環としての意義
本取り組みは、内閣府SIP第3期「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築(課題番号111)」における研究題目「生涯学び続ける社会における多指標・多観点・多視点による評価・認証システムの開発」(共同研究代表者:東北学院大学・稲垣忠教授)の一環として実施されます。
京都大学の緒方広明教授を中心とする研究チーム、株式会社内田洋行、そしてインフォザインの協力体制により、2027年度まで継続的な発行と効果測定を行い、日本全国の地域コミュニティに応用可能な「学びの評価モデル」の構築を目指します。
・SIPポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築のページ
URL:https://www.jst.go.jp/sip/index.html
・プロジェクト概要ページ:https://eds.let.media.kyoto-u.ac.jp/sip3/project/inagaki/
・稲垣研究室のWEBサイト:https://www.ina-lab.net/
■ 探究する学びの評価を新しくするワークショップ
本取り組みについては下記ワークショップの中でも、津谷中学校の藤山校長より発表される予定です。
探究する学びの評価を新しくするワークショップ
日時:2026年2月23日(月・祝)10:00~16:00
会場:内田洋行 ユビキタス共創広場 CANVAS 東京(東京都中央区新川2-4-7)
対象:小学校~高校・特別支援学校の教員・教育に関心のある学生・大学院生・教育委員会
定員:35名(すでに申込受付は終了)
主催:東北学院大学 稲垣研究室
詳細URL:https://260223sip-tankyu-eva.peatix.com/
【気仙沼市立津谷中学校について】
「自律した学習者の育成」を掲げ、単元内自由進度学習やICTの高度な活用など、先進的な教育実践を行う公立中学校。ESD(持続可能な開発のための教育)や海洋教育を手段とした個人探究学習に注力しています。
公式HP:http://www.kesennuma.ed.jp/tsuya-cyuu/html/
【導入ソリューションについて】
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139129/49/139129-49-11632f1ac16d81a511463b73da561771-600x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オープンバッジファクトリーは、デジタル証明としての国際的な技術標準規格であるオープンバッジ 3.0に準拠した「オープンバッジ」を作成・発行・管理するためのプラットフォームです。
公的な資格試験の合格証から、講座の修了証、イベント参加証、スキル証明や、ゲーム感覚の楽しいバッジ集めまで、教育機関だけでなく、NGOや企業内での人材育成など、子どもから学生・社会人まで、さまざまな用途に対応します。
修了証の発行をデジタルバッジで行うだけでなく、既存の学習活動にオープンバッジを適用することで、マイクロクレデンシャルの導入やゲーミフィケーション化が可能になり、学習成果をより明確かつ魅力的に示すことができます。
オープンバッジファクトリーの詳細はこちら
【インフォザインについて】
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139129/49/139129-49-80846dd0d4374cf54ab5c9426a837826-1200x527.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
インフォザインは2001年に設立され、2023年12月、ヨーロッパを中心に12年間に渡りオープンバッジ事業を展開するオープンバッジファクトリー社と、同社の製品「オープンバッジファクトリー」の日本における独占販売契約を締結しました。
オープンソースのCBTプラットフォーム「TAO」のSaaS版「TAOクラウドJP」を提供するなど、オープンソースとオープンスタンダードの可能性を信じて、これらを活用した、全ての人々に貢献できる、より良い教育の未来を創造することに取り組んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インフォザイン
e-mail:obf@infosign.co.jp
公式HP: https://www.infosign.co.jp/
〒110-0008 東京都台東区池之端1丁目2-18 NDK池之端ビル4F























