街でポイ捨てされた吸い殻を「喫煙所から迷子になったモンスター」として描き、ゲーム感覚で参加してポイ捨て問題の解決を目指すプロジェクト「ポイ捨て図鑑」が、2021年12月7日より都内の8区を対象に開始。ポイ捨て状況を可視化することで、ポイ捨ての多いエリアへの喫煙所設置や清掃活動などの対応につなげるとしています。

 このプロジェクトは、喫煙所ブランド「THE TOBACCO」を運営する株式会社コソドが、タバコのポイ捨てをなくす社会を目指して実施するもの。ポイ捨てされた吸い殻を「喫煙所に戻れず、迷子になったモンスター」といった“助けるべき存在”としてとらえ、ゲーム感覚で参加できるようになっています。

「ポイ捨て図鑑」都内8区で12月7日スタート

 参加者は対象となる都内8区(豊島区、新宿区、文京区、渋谷区、世田谷区、港区、中央区、千代田区)で、ポイ捨てされた吸い殻を撮影。捨てられていた場所の位置情報とあわせ、TwitterやFacebookと連携した投稿と拡散をすることで、街でのポイ捨て状況をマップ上に可視化します。

「ポイ捨て図鑑」マップ表示

 撮影した吸い殻には、キャラクターのように命名することが可能。キャラクター化した吸い殻の情報をシェアし、集まった「いいね」の数に応じて投稿内容がランキングされていきます。ランキングの上位入賞者には、総額20万円のamazonギフト券が用意されているとのこと。

吸い殻に命名してキャラクター化

 プロジェクト期間は、2021年12月7日~2022年2月28日。参加者から集まったポイ捨て状況を分析し、ポイ捨ての多かったエリアにはTHE TOBACCOによる喫煙所設置や、清掃活動などの対応を検討していくとしています。

 今回のプロジェクト開始にあわせ、渋谷の各所では屋外看板広告が設置されます。広告に掲載された吸い殻は、実際に掲示場所の周辺で採集・撮影されたもの。

「ポイ捨て図鑑」屋外広告

 また12月11日・12日には、渋谷区宇田川町にあるコミュニティスペース「シブテナ」で、渋谷区SDGs協会と連携したイベントを開催。吸い殻写真の展示やプロジェクト体験のガイドのほか、イベントに来場・参加した人を対象にTHE TOBACCOのオリジナルグッズが提供されるとのことです。

情報提供:株式会社コソド