「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、まさにこれを体現したのは猫の「パンダ」くん。

 テーブルの上に置いてある爪切りを、ジトっとした目で見つめるその表情の面白さたるや!決してパンダくんの爪を切ろうとしているわけではなかったのですが……見るだけで思わず顔が曇ってしまったようです。

 きれいに揃った”前髪”が特徴的、生活を共にする兄弟猫と遊ぶなど普段から活発な姿を見せているパンダくんですが、実はちょっぴり怖がりな一面も。もちろん爪切りも苦手で、大人しく切らせてくれることは絶対にないのだそう。

 この日は他の猫ちゃんの爪を切っていて、たまたま爪切りを置きっぱなしにしていましたが、それを見つけたパンダくんはきっと「ギクッ」としたのでしょう。そんな心情が思いっきり顔に現れてしまいました。

 イヤなものを目撃した時などに、いわゆる「ジト目」になることは時折ありましたが、ここまでの虚無顔を見たのは飼い主さんも初めて。

 あまりにしょんぼりとした様子に、飼い主さんもつい吹き出してしまうと同時に「切らないから……」と爪切りを片付けようとしたところ、パンダくんはサッとその場から逃げ出してしまったそうです。

いつもはぱっちりお目目のパンダくん

 ちなみにいつものパンダくんはくりっとかわいらしいお目目の持ち主。いつの日かこのお顔のまま、大人しく爪を切らせてくれる日がやってくると良いですね。

<記事化協力>
母猫ちょびと5匹の子猫Withウリさん(@chobikoneko0419

(山口弘剛)